神戸こども将棋教室ブログ

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ノーサイド

2020年11月18日 | 教室
今日は、冬服を着ていると
暑いくらいの陽気でした。
夏服で教室に来ている子もいました(^^)



水曜日は週末の教室よりも短時間(1時間半)のため、
対局は、手が空いている子同士どんどん当てております。

週末の教室であれば級位差なども考慮して
なるべく大きな駒落ち差とならないような
マッチメイクをしておりますが、
水曜日の教室では二枚落ち以上の対局も
バンバン当てております。

今日の教室での二枚落ちの対局でのこと。
上手(うわて)が勝利したのですが、
対局後の感想戦で上手の子が
丁寧に定跡を教えてくれていました(^^)

それに対して、下手(したて)の子も
食い入るようにその解説を聞いていました。

丁寧に教えてくれる上手の子ももちろんですが、
素直に上手の子の話に耳を傾けて
吸収しようとしている下手の子も
褒められた姿だと感心しました。

そもそも、こうして改めて感じるのは
対局後に対局者同士がその一局を
お互いで振り返る「感想戦」は
すばらしい慣習だということです…。

ラグビーの世界では、試合終了後のことを
敵味方の区別がなくなるという意味で
「ノーサイド」という言葉で表すそうですが、
将棋の感想戦はノーサイドの精神を包含した上で、
さらに後学のためにお互いの手の内を明かして
一局の内容を対局者同士が検証するわけです。

プロ棋士などの場合は、
どこまで手の内を明かすかということもあるでしょうが、
そういう慣習・文化があること自体、すばらしいというか
勝ち負け(損得)を度外視した美しさがあります…。

教室の子達も対局後にはノーサイド。
そして、敵味方という立場は捨てて
将棋を学ぶ「同志」として感想戦を行う姿がある限り、
青天井で成長して行けるものと信じております(^^)

次回の教室は。11月21日(土)です。
初級講座:午後2時30分
通常教室:午後3時30分
いずれも2階会議室にて行います。
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