神戸こども将棋教室ブログ

岐阜県神戸町(ごうどちょう)の子供将棋教室です。
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成長からの昇華

2023年04月30日 | 教室


今日は4月最後の教室日でした。
ついこの間、新年度・新学期が始まったばかりと思っていましたが、
4月も今日で終わり。明日から5月とは早いものです…。

月日の流れは目に見えて感じ取ることができますが、
自身の成長はなかなか感じ取りにくいものです。

このことは将棋に限ったことではないと思いますが、
できなかったことができるようになったとか
たとえば1年前と比べてこれだけ伸びたとか
比較対象物を物差しにすることによって
成長を感じ取ることができるものだと思います。

将棋でいえば、
詰将棋の正解率が上がったとか
勝てなかった相手に勝てるようになったとか
そういった実績によって成長を感じることができます。

そして、その成長を感じることができると
それが一つの成功体験となって
次へのモチベーションへつながっていきます(^^)
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漁り過ぎない

2023年04月29日 | 教室


今日は初段コースの開講日でした。
初段コースでは受けの学習を進めております。
私が、「コレ!」と思う良書を参考にして授業を進めております。

テキストをただ単になぞるだけでなく、
テキストに書かれていることプラスアルファの付則や
記憶に残るような喩え表現やユーモアなど
付加価値を付けることによってこそ
授業で取り扱う意味があると思っております。

そして、もう一つ意識しているのは、
あれやこれやと漁り過ぎないことです。
テーマやテキストなどについて
思いつきで日替わりのようにころころと変えて
結局すべてが中途半端で身に付かなかった…
なんてことは避けたいことです。

そのために大切なのは「選択と集中」であり、
当面、どこをターゲットに絞るかを見極め、
とりあえずコレと決めた決めた箇所を
ブレずにやり抜くことが良策であると私は思います。
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脱「勝ったからそれで良い」

2023年04月26日 | 教室


早いもので4月も最終週。
4月最後の水曜教室です。

当教室では感想戦を重要視しております。
勝った者も負け者も
「もっと良い手はなかったか?」を探って
次局以降へつなげます。

感想戦は負けた者にとっての勉強の場と
勘違いをしている人がいますが、それは誤りです。
勝った者にとっても勉強の場です。
「勝ったからそれで良いじゃないか」の思考では
さらなる上達は見込めないのではないでしょうか。

中級の子対初級の子の駒落ち対局で
下手(初級の子)が勝った場合において
私が上手(中級の子)によく言うお決まり文句は
「『こうやられたらもっと早く負かされていたよ』と
いう箇所があったら教えてあげて」
です。

”勝ったからそれで良い”ではなく、
さらに貪欲に盤上の真理を究めようとする姿勢が
自然に身に付いていってほしいと思っております。
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2023年04月23日 | 教室


当教室では、
”盤面のマス目からはみ出すことなく駒を置くこと”
”持駒は駒別にわけてきれいに並べること”
について励行しております。

駒が乱雑に置かれていると
見た目にもだらしないとか、
対局相手への礼を失するという意味もありますが、
それ以上に、自らの思考にノイズが入るといいますか、
パフォーマンスレベルが低下すると私は考えています。

中級以上の子たちになって来ると
これらが徹底できている子も多いですが、
まだ教室に入って間もない子、初級の子、
低学年の子たちにおいては、
まだ習慣化できていない子もいます。

初級の子たちに教えるべき最優先項目は、
良い手だとか悪い手だとかといった指し手うんぬんよりも
「駒はきれいに並べましょう」であり、
これができていてこそ具体的な将棋の中身の話に
入れるものだと思っております。
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マスク生活が遺したもの

2023年04月22日 | 教室


世の中的にもマスク着用が個人判断となった昨今、
当教室でも新学期からはマスク着用は任意となりました。
とはいえ、初めのころはほとんどの子がマスク着用でしたが、
だんだんとマスクを外す子がだんだん増えて来た感があります。

今日の教室でのこと。
ある子がマスクを外して教室にいたのですが、
見覚えのない顔だったため
「あれ、教室見学の子かな?」と思い尋ねたら
何と、教室メンバーの子でした!
教室に入って何か月も経っている子ですが、
マスクを外した顔を初めて見たので
認識できませんでした。
(お粗末で失礼な話なのですが…)

コロナ禍がもたらしたマスク生活の弊害うんぬんという話は
ニュースや記事などにおいて耳目に触れます。
こども世代にとっては、顔識別能力が落ちるとか、
表情から相手の心情を読み取る力が身に付かないとか、
そんなこともよくいわれていることですが、
同じコミュニティに属する仲間の顔を知らないこと
そのこと自体がとても怖いことだと感じました…。

すべての人がマスクを外せる世の中が来るのは
まだ先の話かもしれませんが、
(かくいう私も立場上、まだ教室内では着用しています)
コロナ禍以前のような”顔の見える”コミュニケーションが
当たり前になると良いなと思う次第です。
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