階段

今日は土曜教室日です。



現在、リーグ戦はオフシーズンといいますか谷間の期間ですので
全員が通常戦に専念しております。

先週の教室に引き続き、今週も昇級者が多数出ました。
5名の昇級者はいずれも低学年（未就学児を含む）の子たち。

昇級を果たす子におおよそ共通しているのは
今で勝てなかった子に勝てるようになる力を急に付けていることです。
（だからこそ、昇級条件をクリアできるのですが）

厳密に言えば急に強くなったというよりも、
これまで蓄積してきた努力・経験が一定量に達したため、
一段階レベルアップに至ったということなんだろうと思います。

以前、何かで読んだ記事において、
あるプロ棋士の先生が
”将棋における一般的な上達曲線というのは坂道状（直線的）ではなくて
階段状である”という趣旨のことを述べられておられました。

つまり、毎日まんべんなく強くなって行くわけではなくて
急に強くなる時があって、その後はしばらく停滞期があって
またある時期に急に強くなる…の繰り返しということのようです。

それは自身の経験則や教室の子たちを見ていても
確かに！と、とても納得できます。

昇級を果たす子、
今まで勝てなかった子に勝てるようになった子、
最近良い意味でちょっと指し方が変わったなという子…
そういう子たちを見ると、
「あー、今、階段を一段上がってるところなんだな」と
感じながらうれしい思いに駆られます。

次回の教室は、6月20日（水）です。
明日の日曜教室はお休みとなりますのでご注意ください。