神戸こども将棋教室ブログ

岐阜県神戸町(ごうどちょう)の子供将棋教室です。
受講生随時募集中!無料体験入学できます(神戸町在住以外の子も可)。

成長記録として

2018年06月02日 | 教室
入門コースの後は、一般クラスです。
先週末は教室がお休みでしたので2週間ぶりの土曜教室となります。

春のリーグ戦も終了し、インターバル期間ですので
全員が通常戦に専ら勤しみます。

今日は中級位の子が昇級の一番を迎えました。
最近、当教室では中級位の子が昇級の一番の際は
棋譜を採っております。



棋譜を採っておいて、将来見返してみると
「あの子もまだこの当時はこんなカワイイ手を指しているね」
みたいな感じで成長ぶりが見られて面白いです(^^)

数年前だったでしょうか、以前に、将棋雑誌の付録で
こども時代の羽生先生が将棋教室で指した対局の棋譜が付いていたことがあり、
それを微笑ましく見ながら棋譜並べした記憶があります。
羽生先生が通っていた教室(道場)の恩師は、棋譜や大会結果の切り抜きなど
羽生先生のものに限らず膨大な量を保管されていたそうです。

それに倣っているわけでもないですが、
私もこども達の成長記録として、棋譜や大会結果などについては
こまめに管理していきたいと思っております。

昇級の一番はこの対局のほか初級でも多く発生し、
私も手合いを付ける際に「間違いなくこれで昇級の一番だよな」と
星数勘定と昇級規定を照合する作業にてんてこ舞いでした…(笑)。

次回の教室は、6月6日(水)です。
明日(6月3日)の日曜教室はお休みとなりますのでご注意ください。
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平成30年度入門コース講座第2回

2018年06月02日 | 教室
今日は入門コース講座の第2回目でした。

今回の学習テーマは、”1手目からどうやって指せばいいの?”です。

「駒の動かし方は覚えたので、さあ、あとは自由に指してください」
と言われても、初心者は
「何から手を付けてよいのやら…」といった感じになるのは当然でしょう。

将棋のセオリーとして、
第1手目(「初手」といいますが)はだいたい2通りです。

7六歩または2六歩

主にこのどちらかです。
最近は、5六歩(中飛車)や6八銀(嬉野流)などの
その他の初手が指されることもありますが、
初心者が基本を覚えるに際しては、7六歩と2六歩で十分だと考えます。

では、なぜ初手は7六歩か2六歩なのか?
その理由を説明することが棋理を理解する上で
とても大切なことだと私は思うので、そこを重点的に説明します。

理屈がわかっていないまま、手順のみを暗記的に覚えても
本当の力は付かないと思います。
見慣れない形・局面に進んでしまったらもうお手上げ。
これではいけません。将棋の世界でも”マニュアル人間”は通用しません(笑)。

初手の候補を覚えた次は、その後の序盤の流れについて学習しました。
攻める、受ける、駒を交換する…
こういった概念も初心にはわかりづらい工程だと思います。
まあ、今日だけで理解することは不可能であり、
こういった”呼吸”は番数をこなす中で
体で覚えていくという面もあると思います。

後半は対局です。

将棋経験のある子同士、まったく初めての子同士といった具合に
マッチメイクして対局を行っております。

まったく初めての子同士の対局では、まだ駒の動かし方も不安な子もいるので
テキストを見て駒の動かし方を確認しながら対局を進めます。
時間内に終局まで至らなかったところもあり、引き分けで終了となりました。

次回の入門コース講座(第3回)は、6月23日(土)です。
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