もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

立花党首の辞任

2023年03月09日 | 野党

 「N党」の立花孝志党首が辞任した。

 辞任の理由は、同党所属ガーシー議員不登院の引責としているが、とても政治家とは呼べない平素の言動から見て、当然かつ遅すぎるように思える。
 また、党名を「政治家女子48党」と改称するとしたが、秋元康氏の手法「○○48」のパロディであるように思えるものの、党員が40人内外という自虐ネタであるのかもしれない。
 「N党」と書いたが、党名変更を繰り返すので現在の正式な党名は知らないので、意味の無いことながらこの際にと党名の変遷を調べてみた。
・2013年6月17日~2013年7月23日-「NHK受信料不払い党」
・2013年7月23日~2020年12月21日-「NHKから国民を守る党」
・2020年12月21日~2021年2月5日-「NHKから自国民を守る党」
・2021年2月5日~2021年5月17日-「NHK受信料を支払わない方法を教える党」
・2021年5月17日~2021年6月28日-「古い政党から国民を守る党」
・2021年6月28日~2021年7月21日-「嵐の党」
・2021年7月21日~2022年1月20日-「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」
・2022年1月20日~2022年4月25日-「NHK受信料を支払わない国民を守る党」
・2022年4月25日~2023年3月8日-「NHK党」
・2023年3月8日~(現在)-「政治家女子48党」 となる。
 「N党」はガーシー議員が当選した先の参院選で2%以上の得票率を得て政党要件を満たしたが、最大の主張であった「NHK受信料の不払い」でそれほどの得票を得たことは何だったのだろうか。
 NHKの受信料は年額(TV1台)で地上放送1万4千円・衛星放送2万4千円であるが、「N党」に投票した人は何を求め、何を得たのだろうかと思わずにはいられない。今になってみれば、受信料制度は以前のままで、残されたのはガーシー議員の不行跡と立花党首の政治的逃亡だけでしかないように思える。

 国政選挙の度に「1票の重み格差」が取り沙汰されるが、国家の経綸を持たない単一論点政党の「N党」が政党要件を満たしたこと等を見れば、選挙制度や選挙区割りを問う以前に、有権者の資質が問われるべきに思える。
 残念ながら、ガーシー議員が除名されてもN党比例名簿から繰り上げ当選となるので国会からN党が完全に姿を消すまで5年半待たなければならないが、立花党首の辞任とガーシー議員の失職で我慢しなければならないのだろうか。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毎年の党名変更 (onecat01)
2023-03-09 18:40:06
 管理人殿

 偶然にも同じことを調べました。設立以来10年間に9回党名を変更しています。最も大切な党名を、使い捨ての雑巾のように扱うのですから、この党が基本となる主義主張を持っていないことが分かります。

 党首を辞任したからといって、党を解散したわけでなく、立花氏はオーナーとして残ります。彼は政治家の報酬と調査費等を一つにまとめ、政治家の仕事を「金儲けののビジネス」にしています。

 「立花氏は、日本国民のため、体を張って行動する勇気のある政治家です。」

 設立当初批判した私に、心得違いだと責めた人がいました。こういう人が、氏を支えていたのですが、おっしゃる通り、有権者にも責任があります。

 弁護する点があるとすれば、立花氏の主張に乗せられてしまうほど、NHKに問題があったということだと考えます。
 長すぎるコメントを、お詫びします。
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遅くなりました (管理人)
2023-03-10 12:15:52
onecat01様
遅くなりました。
N党・立花氏もさることながら、貴ブログに連載された「緑なき島」を読んでNHKにも問題があることが理解できました。
自分は、災害報道・科学番組・スポーツ中継以外は、NHKを視聴しないことと決めておりますので、実害を得ていないと思っていますが。
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