Jerome Kernの1919年の作品ですが、
現在は、1950年代のChet Bakerの演奏と歌唱で有名です。
彼の声に合っていて、程よくjazzyでいい感じ、ですが、もともとは
1920年のミュージカルに使われた曲。
40年代にはまた別のミュージカルの中で Judy Garlandが歌っています。
このバージョンが歌詞の意味とは一番しっくりくるかな。
(彼)
ちょっと説教がましいかな
気を悪くせずに聞いておくれよ
君の瞳に涕は似合わない
微笑みでなけりゃ、ね。
すごく大きく思える難題も 解決する秘策があるんだ
これがその秘密、さ。
(彼女)
毎日毎日山のようなお皿やお鍋を
ピカピカになるまで洗いながら
あなたの言うことに耳を傾けて・・・
それがこの日常を生き易くしてくれると信じて
心の中で何度も繰り返すわ
青い空に 一片の雲が現れたら
その裏側の輝きを探そう
(格言:すべての雲の裏側は、太陽を浴びて輝いている)
雲に隠されていても 太陽はどこかで必ず輝いているんだから
するべきことは その光を自分が受け取ることだ
心に喜びがあふれていれば
悲しみやいさかいは 遠ざけることができる
だからね
いつでも 雲の裏の陽の当たる側をイメージして
物事の明るい面を見るようにしようよ
ステキな考え方だと思います。
で1930年代に作られた "On The Sunnyside Of The Streedt"
の歌詞にも、ほぼ同じスピリットがありますね。
この題名は「明るい表通りで」と訳されていることが多いですが
「陽の当たる側へ!」というイメージで歌っております