銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

味覚はそれぞれ

2014-06-05 16:01:09 | つれづれ
梅雨入りしましたね

本日(6/5木)の担当は、ソロピアニスト・ウィークのトリを飾る
(たまたまのブッキングなんですけど)小谷教夫さん
ソロにはソロのプロの技があるのですよ

ところで湿度というのは木製の楽器には特に影響するものですが、
人の気分にも、また味覚にも、密接にかかわってきますよね。

いつもと同じ食べ物、お酒、同じ場所(家でも店でも)で
同じサービスで出されているのに(自分で作る場合もです)
なんだか違う。 よりおいしく感じるならいいけれど、食欲減退では
困りもの。
できればどんなときでも「今日はジメジメしてるけど、ジントニック美味しい
「今日は乾燥してるから、ハイボール美味しく感じる」などというように
いきたいものですが・・・


それとは対照的に、知識で物事を片付けようとする方もいて
「このウィスキーの産地で聞いて来たんだから、これが一番正しくて美味しい
飲み方なんだ!」と断言される場合があります。

例えばスコッチの1:1(常温のウィスキーと水を同量注いでグラスを回す=Twice upとも)
そりゃまあ、現地で、現地の水で、というのは理にかなってはいますがね。
鹿児島の焼酎だって仕込み水と前の晩から合わせておいたものが最高、という
飲み方を勧められますよね。

だけどどうでしょう?居酒屋で、レストランで、自分がオーダーするときには
「キリキリに冷えた日本酒!」とか「焼酎お湯割りで」「ロックで」
「サワーで(甘い飲料で割って)」とか言いませんか?

どれが間違っているとも思いません。 好みとその時の体調と状況ですもん。
(状況を読む、ということも含めて、ですが)
つまらないな、と思うのは「これは可、これはダメ」と決めつけたり、
またはうんちくをサカナに飲む酒。
日本人は全員ラーメンの味比べに情熱を持っているという前提での
ランキング話。 味覚はホントにそれぞれいろいろなんですよ。

歌舞伎の世界に「団菊爺い」という揶揄的な言葉があります。
「先代の団十郎は、菊五郎は良かった」というような昔話を交えながら
当代の批判を長々として嫌われる訳知りの先輩のこと。

楽しく観たり飲んだり話したりしようゼみんな。
今日が晴れでも雨でもそれなりに楽しく過ごそうゼ
今この時に生きているだけなんだからね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お知らせなど | トップ | 引っかかる・・・(気になる... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つれづれ」カテゴリの最新記事