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初めて彼を見たのは、パリのカフェだった。
フランス人で先の戦争の英雄
でも戦争が終った後、 平和が彼に与えたものは
いくつかの安っぽい勲章・・・ほかには何もなかった。
今は毎晩、あの同じカフェで彼を見かけるよ。
ご婦人の間を回ってはささやいている。
「マダム、私がお気に召したなら、どうぞ雇ってください。
佳き時代を知っているジゴロを。」
あなたはただのジゴロ
どこへ行っても あなたが何をしているかみんな知ってる
ダンスをしたり、疑似恋愛でお金をもらって
すぐにまた次のレディーに乗り換えて・・・
でも、若さはそのうち色褪せる
その時、人はなんて言うと思う?
本人もわかっているよね
「ただのジゴロだったのさ。
彼がいなくても世界は回って行くよ。」
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1924年にドイツ語で書かれたJulius Brammerの詩に、
1928年にイタリア人のLeonello Casucci が曲をつけ、
Austrian Tangoとして舞台にかけられた。
1929年には Irving Caesarによって英訳された、
という歌です。
1979年の映画ではDavid Bowie主演で、Marlene Dietrichが
歌っています。
光井章夫さんのお得異曲だったので、私の中では
ジゴロ役本人が自嘲的に歌うイメージだったのですが、
Dietrichの説得力にヤラレて、やってみようかしら、と
思った次第(*´σー`)エヘヘ