何年か前に「問題な日本語」という本があって、とてもおもしろく
読みました。「問題な」という言い方自体、文法的には問題がある
わけですが、それも時代の好みで5割以上の人がそう話していれば
それも正解とするしかない、日本語はある意味生きている・・・と、
その昔、池田弥三郎先生もおっしゃっていました
「おかしくね?」という現代の若者言葉は「おかしくない?」
(=おかしいよね?おかしいでしょ?)という意味で、親しい中では
使われていますよね。
そういう言い回しよりももっと釈然としなかったのが、
「最近は逆チョコも流行っているから、別に女子が告白のために
チョコを贈るんだ、ということにこだわらなくてもいいのでは?」
というような話をラジオで聞いたことです。
Valentine Weekともなれば、巷はチョコのプレゼントをどうするか?
それより深刻なのは、下火になりつつある(たぶん)チョコレート商戦を
どうやって盛り上げるか?という流れからの話題らしいのですが・・・・
イヤ、待って
バレンタインにチョコレートを贈る、という伝統そのものが、
昭和の日本で生まれた「にわか」なわけで(それもチョコレート会社の
仕掛けによって)、もともと何の宗教的、民族的意味もありません。
むしろ、オリジナルのSt.Valentineの伝説から言えば、家族や
それに近い親しい間で、しかも多くは男性の方から何か贈り物を
する風習がある、ということなわけですよね。
巡り巡って本来の意味合いに近くなっていたりして
いや~~~言葉ってほんと~に面白いですね(*´∇`*)