銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

降ろうが晴れようが

2015-09-08 15:29:40 | つれづれ

 

 昨日(9/7)は、お足元の悪い中、深川江戸資料館でのチャリティー・コンサートに

たくさんのお運びをいただきましてありがとうございました。

 

 小さなライブの場合と違い、曲目を決め、リハーサルを入念にし、

音響も照明も専門家がいて、そして満員のお客様がいて・・・。

それはそれなりに、もともと大好きな現場です。

アドリブ・パートも「哲っちゃん(トランペットの下間さん)、オレどっち吹くの?」

とクラリネットの後藤さんが聞いて決めておいたりして、トリオ+2管でも厚みのある

ビッグバンド時代の音を奏でる・・・

 出演者自身も十分に楽しめるステージでした

それでもアクシデントやハプニングはつきもので、

秋満さんのコーナーでMCをする深澤さん

「え、では次はベニー・グッドマンの・・・」

秋満「待って。まだラテンが一曲残ってるよ

深澤「アララ 気が焦って失礼しました

 そんな秋満さん、ラストの'What A Wonderful World'をやっている間、

上手袖で待機中

「ねえねえ、今日は一緒の演奏ないの?」

私「はあ、ないんです」

秋「そりゃいかん、そりゃ寂しいよ。やっぱりみんなで一緒に楽しめる曲やらないと」

そこでステージ・マネージャーにアンコールの時間が余っているかを確認。

アンコールに呼ばれて出て行った秋満さん、深澤さんに曲の追加をささやき、

On The Sunnyside Of The Street を私の(女性の歌用の)キーで演奏開始

深澤さんと代わりばんこにピアノの前の席を譲り合って演奏、

途中で私がすまして出て行って演奏に加わるという・・・

 

 打ち上げの時にみんなで

「やっぱジャズっていいよなあ 秋満さんいいよなあ」 

 大先輩の「本物パワー」にすっかり乗せられたステージ

  お客様からも「感動の涙ほろほろ」というメールたくさんでした。

 

ちなみに音響照明のプロ達も舞台裏で

「秋満さんて83歳ですよねえ」「いえ、86歳におなりで」

「仰天スゴすぎますね~ いや~~仕事を忘れて楽しんじゃいました

 

 こんな企画を実現させてくださったいろいろな方々のお力と

チャリティーにご協力くださった皆さまに、もう一度心からお礼申し上げます。   影山ミキ敬白