昨日(9/7)は、お足元の悪い中、深川江戸資料館でのチャリティー・コンサートに
たくさんのお運びをいただきましてありがとうございました。
小さなライブの場合と違い、曲目を決め、リハーサルを入念にし、
音響も照明も専門家がいて、そして満員のお客様がいて・・・。
それはそれなりに、もともと大好きな現場です。
アドリブ・パートも「哲っちゃん(トランペットの下間さん)、オレどっち吹くの?」
とクラリネットの後藤さんが聞いて決めておいたりして、トリオ+2管でも厚みのある
ビッグバンド時代の音を奏でる・・・
出演者自身も十分に楽しめるステージでした
それでもアクシデントやハプニングはつきもので、
秋満さんのコーナーでMCをする深澤さん
「え、では次はベニー・グッドマンの・・・」
秋満「待って。まだラテンが一曲残ってるよ」
深澤「アララ 気が焦って失礼しました」
そんな秋満さん、ラストの'What A Wonderful World'をやっている間、
上手袖で待機中
「ねえねえ、今日は一緒の演奏ないの?」
私「はあ、ないんです」
秋「そりゃいかん、そりゃ寂しいよ。やっぱりみんなで一緒に楽しめる曲やらないと」
そこでステージ・マネージャーにアンコールの時間が余っているかを確認。
アンコールに呼ばれて出て行った秋満さん、深澤さんに曲の追加をささやき、
On The Sunnyside Of The Street を私の(女性の歌用の)キーで演奏開始
深澤さんと代わりばんこにピアノの前の席を譲り合って演奏、
途中で私がすまして出て行って演奏に加わるという・・・
打ち上げの時にみんなで
「やっぱジャズっていいよなあ 秋満さんいいよなあ」
大先輩の「本物パワー」にすっかり乗せられたステージ
お客様からも「感動の涙ほろほろ」というメールたくさんでした。
ちなみに音響照明のプロ達も舞台裏で
「秋満さんて83歳ですよねえ」「いえ、86歳におなりで」
「仰天スゴすぎますね~ いや~~仕事を忘れて楽しんじゃいました」
こんな企画を実現させてくださったいろいろな方々のお力と
チャリティーにご協力くださった皆さまに、もう一度心からお礼申し上げます。 影山ミキ敬白