ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「鎌倉殿の13人 ~The 13 Lords of the Shogun~」の初回放送を見て

2022年01月10日 | TV番組関連

大河ドラマの第61作「鎌倉殿の13人 ~The 13 Lords of the Shogun~」の初回が、昨夜放送された。主人公が北条義時というのは、正直目新しさに欠けるけれど、脚本手掛けるのが三谷幸喜氏という事で、期待感を持っていた。

三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、今回で3度目。2度目は第55弾の「真田丸」で、此れが非常に面白かった。最初に手掛けたのは第43弾の「新選組!」だが、実は自分、全く見た事が無かった。ブログを古くから覗いて下さっている方ならば御存知の事と思うが、自分は新選組という集団が好きでは無く、なので見なかったのだ。でも、年明けに総集編が一気再放送され、其れを初めて見た所、とても面白かった。新選組に関して或る程度の知識は在り、新たに得た情報はそんなに無かったが、ストーリー的に良かった。(新選組に関しては、相変わらず好きでは無いけれど。)

で、「鎌倉殿の13人 ~The 13 Lords of the Shogun~」の初回を見御手の感想だが、見る前の期待度が高過ぎた事も在るのだろうけれど、拍子抜けしてしまった。というのが正直な所。三谷作品と言えば、“登場人物達の軽妙遣り取り”というのが魅力の1つ。でも、「源頼朝大泉洋氏)と北条政子小池栄子さん)との間で交わされる“名前”に関した遣り取り」に其の片鱗窺えたものの、全体を通して言えば“硬さ”が感じられる初回。

小説だったと思うが、平氏の人間が源氏の人間に対し平氏が源氏よりも誇れる物が在るとしたら、“一族間の仲の良さ”だ。といった事を言っていたのが、強く印象に残っている。従兄弟や兄弟、伯父等、身内を殺し合った源氏を思えば、確かに平氏は「一族間の仲が良い。」と言えなくも無い。源氏に関する様々な資料を読むと、個人的に「源頼朝=情を余り感じられない人」という印象が在るのだけれど、ドラマの中で“息子が殺された事を知った際の頼朝の反応”に、そういう部分が感じられた

キャスティングに関して言えば、“気の強い女性”というイメージが強い北条政子を、小池栄子さんが演じているというのは、「結構当て嵌まっているかも。」という感じ。北条時政役の坂東彌十郎氏は「少しイメージと違うなあ。」という感じが在ったし、主役の北条義時を演じる小栗旬氏もぴんと来なかった。(小栗に関しては、演技力の在る人なので、今後を見守りたい。)

大河ドラマと言えば、番組の最後に“登場人物達と深き場所”を紹介するコーナーが御約束。今回の作品でも「鎌倉殿の13人紀行」というタイトルで登場したが、従来の物と比べると締まりの無さを強く感じてしまった。使用されている音楽の所為なのか、語り口調の所為なのかは判らないが、もっとすっきりした感じが良い。


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