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「食料廃棄、1ヶ月で13万食 組織委『発注管理に努める。』」(8月27日、共同通信)
東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、五輪開催期間を含む7月3日から8月3日迄の1ヶ月間に、ヴォランティアやスタッフ向けに準備した弁当等、約13万食が廃棄されたと発表した。五輪開会式では発注した弁当約1万食の内、約4千食が処分され、食料の大量廃棄が問題視されていた。
組織委によると、約13万食は調査した20会場で用意した食料の約25%に当たる。「発注量の管理等を改善し、7月30日~8月6日の廃棄率は、約15%に抑えた。」と説明。
高谷正哲スポークスパーソンは、「改善傾向に在る。完全に零にするのは難しいが、引き続き発注量の管理に取り組む。」と話した。
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過去に何度も書いている事だけれど、「抑、オリンピックを日本で開催する必要無し。無駄な箱物を作り捲ったり、一部のオリンピック関係者に利益を齎すだけで、結局は莫大な借金を子供達に背負わせるだけだから。開催するのはインフラが必要な、開発途上国に限るべき。」というのが自分の考え。だから、東京オリンピックは招致の段階から、一貫して反対だった。
招致が決まってから開催に到る迄、ゴタゴタ続きだった東京オリンピック。腹立たしく感じる事は枚挙に遑が無いけれど、一番腹立たしいのは「オリンピック開催経費」に付いて。招致段階では“世界一コンパクトなオリンピック”を旗印にし、予算は約7,300億円としていたのに、最終的な経費は3兆円を超すとも言われている。「新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、開催が1年遅れた。」という不測の事態が在ったにせよ、予算の約4.1倍にも膨れ上がったというのは余りに杜撰。
全体の経費からすれば微々たる物なのだろうが、今回の「約25%もの食料が廃棄された。」というのも、「大事な血税を使っている。」という意識が、大会関係者の間に希薄な為だと思う。「余りにも杜撰な予算を組み、経費が予算の約4.1倍に膨れ上がっても、誰も責任を取らない組織。」なのだから、当然の結果だ。SDGs(持続可能な開発目標)の「12.持続可能な生産消費形態を確保する」に反し様と、些かも恥じる思いは無い事だろう。
関係者が「恥を知る」人達だったらこんな事態にはなっていないでしょうね。
国民の懸念や反対意見に耳を貸さず、我が道を突っ走り、大会は成功と自賛する厚顔無恥な連中。
先の選挙で国民の半分以上が無関心、約25%の投票で選んだ結果の政権に、コロナ禍で多くの国民が殺されている・・・。
無関心や政権党に投票した人たちは自業自得、自己責任としても、反対票を投じた人たちも巻き込まれては、とても自己責任とは言い切れません。
恥知らずな人間、残念だけれど増えている気がします。己が過ちを認め様とせず、言い訳に終始したり、黙りを決め込んで誤魔化す。先の大戦で命を失った多くの国民は、こんな国をどういう思いで見ている事でしょう。
当ブログで何度も指摘している事ですが、自分の頭で考え様としない“無思考な人”が、国を亡ぼす様な気がしてなりません。こういう人達に限って、無根拠に「在り得ない。」、「考えられない。」と、“国を傾かせる現実”から目を背けている。