ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

過去最高の26.8%

2017年01月19日 | 時事ネタ関連

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「<婚姻>3割が再婚 晩婚化更に進む 厚労省纏め」(1月18日、毎日新聞

 

2015年の結婚全体の内、夫妻の両方又は一方が再婚だった割合は26.8%と、約3割に上る事が18日、厚生労働省が纏めた人口動態統計の特殊報告で判った。分析対象とした1975年以降では、最高の割合。厚労省は離婚件数が増えて一般的になっている、再婚に対する意識が変わって来た事が背景に在るとている。

 

特殊報告は、毎年公表している人口動態統計をテーマ別に分析した物で、婚姻に関する分析は約10年に行い、今回で4回目。

 

報告によると、夫妻とも再婚9.7%、夫初婚で妻再婚7.1%、夫再婚で妻初婚10.0%。。夫初婚で妻再婚の組み合わせ以外は、上昇が続いている。一方、初婚者同士の結婚は長期で下落傾向に在り、2015年は73.2%で1975年以降で最低だった。

 

2015年の平均結婚年齢は初婚同士の場合、夫30.7歳、妻29.0歳。夫妻共、年々晩婚化しており、何れも10年前より1.2歳高くなった。夫妻共、日本人の場合、年齢差は婚姻全体で夫の方が2.0歳高く、夫妻共再婚の場合3.2歳差、夫再婚で妻初婚の場合は6.1歳差だった。夫初婚で妻再婚の場合のみ、2000年以降は妻の年齢の方が高く、0.3歳差だった。

 

離婚した人が5年以内に再婚したかどうかを、2007~2011年に離婚した人のデータで見ると、夫は3割が再婚し、妻は2割だった。年齢別では、夫は30代前半に離婚した場合、4割が5年以内に再婚し、40代の離婚でも2割以上だった。妻は20代迄は4割弱だが、30代前半で3割、30代後半では2割に落ちていた。

 

又、国際結婚は婚姻全体の3.3%に留まった。ピークの2006年(6.1%)以降下がり続けており、此処数年は20年程前の水準が続いている。外国人の妻の国籍中国が最も多く、外国人の夫は韓国朝鮮が多かった。

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一般的に「離婚率」と称される物は、「或る年に離婚した組数÷或る年に結婚した組数」という計算式で算出されている。近年の「3組に1区民が離婚している。」というのは、此の計算式で算出された物だが、必ずしも実態を正確に表しているとは言い難い。と言うのも、例えば「昨年に1万組のカップルが結婚し、1万組のカップルが離婚した場合」、離婚率は100%になってしまう。詰まり、「昨年結婚した1万組のカップルが、同年中に全部離婚したという訳では無い。」のにだ。

 

とは言え、近年、離婚率が上昇しているのは確かだろう。離婚率が上昇すれば、再婚率が高まるのも理解出来る。周りでも再婚した人の話を良く聞く様になったし、其れも2度や3度と複数回再婚した人も結構居る。「結婚」や「離婚」、「再婚」に対する考え方というのも、昔とは変わって来ているのだろう。


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