星野仙一氏のジャイアンツ入りを巡ってマスメディアが大騒ぎしている。やれ「GMに就任か?」とか、そうではなく「監督に就任か?」と実に喧しい限りだ。この件が報じられる様になって以降、自分は敢えてブログ内で記事にしないで来た。どうにも胡散臭い匂いがしてならなかった事と、セ・リーグに於いてタイガースとドラゴンスが苛烈なペナント争いをしている中、こういった事が取り上げられるのは両チームの関係者やファン、そしてひいては野球ファンに対して失礼極まりない事と不快に思っていた事も在る。しかし、騒動が鎮静化するどころか日に日に大きく取り上げられる様になって来た事、そしてジャイアンツ・ファンの一人としてきちんとスタンスを明らかにしておいた方が良いとも思い、今回記事にする事とした。
実は、良く御邪魔させて貰っているカネシゲタカシ様の「カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記」やスーパーサウスポーあさちゃん。様の「阪神優勝、巨人最下位」等で、今回の一件に付いて記事にされていたので自分の見解は書かせて戴いてはいた。故に、今回の記事もそれと重複してしまうし、又、アンチ星野として多分に憶測に基づいて書いている部分も在る事を最初に御断りさせて戴く。唯、憶測に基づいて書いた部分が在るとはいえ、多くは幾つかの媒体に当たった上で得られた情報を元にしている事も同時に御理解願いたい。
先ず、この報道がされ始めた際に思った事は「又か・・・。」というウンザリした思いだった。タイガースの監督に星野氏が就任した際の経緯を思い出して戴きたい。「”一つのスポーツ紙”がスクープ記事として『タイガースが星野氏に監督就任を要請へ』という記事をガンガン流し始める。」→「その間、星野氏は国内に居らず”海外”で沈黙を守る。」→「世論が星野監督待望論に向う。」こんな流れだったと思う。特定のスポーツ紙が「どん底迄落ちたタイガースに監督の成り手無し。進退極まったタイガースのフロントが星野氏に泣き付き、”男星野”が敢えて火中の栗を拾う事になった。」といった論調でやたら盛り上がっていたのを覚えている。*1今回の一連の流れと非常に似てはいないだろうか?
あの時も何か胡散臭さを感じていた。大体、一つのメディアだけが、矢継ぎ早に”一方向”の報道を流す時は何等かの意図が在る事が多い。実際問題、星野氏の監督就任が決まって以降、エモやんや久万オーナーが「監督になりたいと星野氏の側から売り込んで来た。」事を暴露している。あの一件は、星野氏が取り巻きのメディアを使って情報をリークし、世論の動向を確かめ、同時に世論誘導していったものではないかと自分は踏んでいる。国内に居ないタイミングを見計らってリークする事で、ダンマリを決め込みながら世論を見極める事が出来る。それ迄にも、マスメディアを上手く使って来た過去が在る彼だけに、どうしてもそんな思いが捨て切れないのだ。勿論、この部分は憶測になってしまうのだが。
今回も同じ”手法”を使ったのではないかという思いが、自分をウンザリさせた。そもそも、星野氏に野球を愛しているという気持は在るとは思うが、それ以上に野球を自らの野心を達成する為の一手段として捉えている部分が在るのではないかとずっと感じて来た。彼の目標が、巷間言われている様にコミッショナーや政治家になるという方向に向けられている様に自分も思っている。そのステップアップの一手段として野球を最大限利用している様に感じるのだ。言ってみれば、花田勝氏と相撲の関係に近い感じ。野心を持つ事も、その野心達成の為に何かを利用する事も決して悪い事とは言わないが、問題はその度合いだと思うのだ。
今回の件では、どちらに転んでも星野氏にメリットが生まれる様に感じる。「”あの”ジャイアンツが、頭を下げて監督就任を求めた男」という”売り”は出来上がるからだ。受諾するので在れば、「侍ジャイアンツ」の番場蛮宜しく「大嫌いなジャイアンツの腹の中に入って、徹底的におかしな所をぶち壊してやるんや!」と御為倒し、否、大見得を切れば”男度”は上がるだろうし、逆に断れば「ジャイアンツを袖に振るとは天晴れ!」とこれ又男度は上がるのではないか。どちらにしても表層的に物事を捉えがちな人に対してはアピール度満点で、野心達成の売りに充分なると思うのは穿ち過ぎか(笑)。
前置きが長くなり過ぎたが、自分は星野氏のジャイアンツ入りに断固反対を表明したい。個人的な好き嫌いの部分が大きいのは否定しないが、反対するのには他にも理由が在る。
********************************
① 人間的に信用出来ない
星野氏のファンの方には非常に申し訳ないが、彼を人間として信用出来ないというのが一番大きい。彼の過去の言動が、自分の都合に合わせて豹変しまくっている事は過去の記事でも触れたのでそちらを見て戴くとして、こういった大きな”ブレ”が彼をどうしても信用出来ない人物としか思えなくさせている。その場その場で、自分に都合の良い論理で我を通す。自分はナベツネが大嫌いだが、彼と星野氏は非常に似ていると思う。「アンチ・ジャイアンツ」を掲げている事で、それが”目眩し”になってさもナベツネとは反対軸に居る様に見えているだけではないかと。
又、過去にジャイアンツ・ファンを任じる著名人達が、愚かにも独善的なジャイアンツ至上主義を口にして、多くの他チームファンに不快感を与えた事はジャイアンツ・ファンの一人として恥ずかしくも申し訳なくも思う所なのだが、ジャイアンツの成して来た身勝手な遣り方を”口撃”して来た星野氏が、そういったジャイアンツの遣り方を嫌悪するジャイアンツ・ファンも少なくないのにも拘わらず、十把一絡げに「そういうジャイアンツを応援しているファンもアホだ。」といった旨の暴言を何度か吐いた事を、一人のジャイアンツ・ファンとして許す事が出来ない。この事で、批判されて然るべきジャイアンツだけではなく、批判的な思いを持っているジャイアンツ・ファンすらも、他チームのファンから「だからジャイアンツ・ファンは皆駄目なんだ。」といった感じでバッシングを受ける様になった部分が大きいと感じるからだ。ジャイアンツ・ファンを任じる著名人の独善的な発言で大いに傷付いた他チームのファンと、同じ痛みを抱えているジャイアンツ・ファンも居る事を理解して欲しい。
② 本当にジャイアンツ入りを望む声が多いのか?
多くのブログを拝読させて戴いたが、アンチ・ジャイアンツの方は勿論の事、ジャイアンツ・ファンの中でも星野氏のジャイアンツ入りを歓迎する声は多くない様に思う。
自分もこのブログで以前書いた事だが、ジャイアンツの監督を生え抜きに固執する必要は全くないと思っている。外国人だろうが、アマチュアの世界からだろうが、そしてアンチ・ジャイアンツを標榜している人間だろうが一切構わない。要は、ジャイアンツの悪しき部分を綺麗サッパリ取り除いてくれて、ジャイアンツをひいては球界を良い方向に持って行ってくれる人物で在れば諸手を挙げて賛成だ。だが、星野氏の場合はそれに当てはまらないと思っている。上記した様に野球そのものよりも自らを優先させてしまうきらいを感じるからだ。
彼がジャイアンツ入りした場合、視聴率は”一時的に”上がるだろうし、それなりの改革”もどき”は行なわれるとは思う。でも、スーパーサウスポーあさちゃん。様も書かれておられる様に、結果的にはジャイアンツは良い方向に向わない気が自分もしてならない。
アンチ・ジャイアンツ、そしてジャイアンツ・ファン双方からも嫌悪感を持たれている今回の話。新郎&新婦同士は大盛り上がりしているのかもしれないが、双方の親族の多くが大反対している結婚が果たして上手くいくだろうか?
③ 金銭面
ドラゴンズ時代から、星野氏の廻りで金銭に纏わる不明朗な話がしばしば聞かれた。多くは谷町との間のもので在るが、ドラゴンズ監督時代に多額の使途不明金が在り、それが理由でドラゴンズと拗れ切った関係になってしまったとも言われている。真偽の程は闇の中で在るし、火の無い所にも煙を立てるマスメディアで在るので100%鵜呑みにも出来ないが、これだけ多く取り上げられると全く無い話とも思えない。ジャイアンツが金銭面で叩かれる事が多い以上、金銭面でどうかと思われる人物を抜擢すべきではないだろう。
********************************
繰り返すが、星野氏のジャイアンツ入りを反対する気持に感情面での部分が大きい事は否定しない。今回の選挙もそうだが、何やかんや言っても最終的にはその人物が信用に足る存在かどうかというのが大きく左右するのも事実だろう。自分は、星野氏がアンチ・ジャイアンツだからというセコイ考えで反対しているのではなく、人間的に信用が置けないから反対している部分が大きいのだ。
星野氏は色んな意味で賢い人物だと思っている。恐らく世論を読んで、反対の多さからジャイアンツ入りしない方向に動くのではないかと思う。それがベストの選択だろう。間違っても妙な御為倒しを口にして、ジャイアンツ入りする事は止めて欲しい。
堀内監督の手腕には自分も非常に失望しているし、今オフの解任も致し方ない事だと思っている。でも、この時期に解任を既成事実化して後任人事を仄めかすナベツネに嫌悪感を覚える。堀内監督も選手も未だ闘っているのだ。人の気持を全く無視した酷い遣り方だと思う。そして、タイガース&ドラゴンズにとって大事な時期に、敢えて今回の話を”ぶつけて来た”のだとしたら、それに関与した人間を自分は許せない。これは両チームの関係者やファンだけではなく、プロ野球ファンに対する冒涜であり、非礼な行為だからだ。ナベツネもそうだが、自らの欲望の為に他者を足蹴にする様な輩はどうしても受け容れる事が出来ない。
*1 スーパーサウスポーあさちゃん。様の記事に多くのコメントが寄せられていたが、その中に「星野氏をやたら神格化して嘗てのバースみたいに扱うのは、アホの一つ覚えみたいでくだらない。」というものが在った。自分も全く同感だ。長嶋氏を雲上人に仕立て上げるのと同様に、全く愚かしい事だと思う。星野氏の言動で頷ける部分も在るし、それは認めている。問題は、相手が誰で在ろうと盲目的に祭り上げたり、支持する事が適切なのかという事だろう。
実は、良く御邪魔させて貰っているカネシゲタカシ様の「カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記」やスーパーサウスポーあさちゃん。様の「阪神優勝、巨人最下位」等で、今回の一件に付いて記事にされていたので自分の見解は書かせて戴いてはいた。故に、今回の記事もそれと重複してしまうし、又、アンチ星野として多分に憶測に基づいて書いている部分も在る事を最初に御断りさせて戴く。唯、憶測に基づいて書いた部分が在るとはいえ、多くは幾つかの媒体に当たった上で得られた情報を元にしている事も同時に御理解願いたい。
先ず、この報道がされ始めた際に思った事は「又か・・・。」というウンザリした思いだった。タイガースの監督に星野氏が就任した際の経緯を思い出して戴きたい。「”一つのスポーツ紙”がスクープ記事として『タイガースが星野氏に監督就任を要請へ』という記事をガンガン流し始める。」→「その間、星野氏は国内に居らず”海外”で沈黙を守る。」→「世論が星野監督待望論に向う。」こんな流れだったと思う。特定のスポーツ紙が「どん底迄落ちたタイガースに監督の成り手無し。進退極まったタイガースのフロントが星野氏に泣き付き、”男星野”が敢えて火中の栗を拾う事になった。」といった論調でやたら盛り上がっていたのを覚えている。*1今回の一連の流れと非常に似てはいないだろうか?
あの時も何か胡散臭さを感じていた。大体、一つのメディアだけが、矢継ぎ早に”一方向”の報道を流す時は何等かの意図が在る事が多い。実際問題、星野氏の監督就任が決まって以降、エモやんや久万オーナーが「監督になりたいと星野氏の側から売り込んで来た。」事を暴露している。あの一件は、星野氏が取り巻きのメディアを使って情報をリークし、世論の動向を確かめ、同時に世論誘導していったものではないかと自分は踏んでいる。国内に居ないタイミングを見計らってリークする事で、ダンマリを決め込みながら世論を見極める事が出来る。それ迄にも、マスメディアを上手く使って来た過去が在る彼だけに、どうしてもそんな思いが捨て切れないのだ。勿論、この部分は憶測になってしまうのだが。
今回も同じ”手法”を使ったのではないかという思いが、自分をウンザリさせた。そもそも、星野氏に野球を愛しているという気持は在るとは思うが、それ以上に野球を自らの野心を達成する為の一手段として捉えている部分が在るのではないかとずっと感じて来た。彼の目標が、巷間言われている様にコミッショナーや政治家になるという方向に向けられている様に自分も思っている。そのステップアップの一手段として野球を最大限利用している様に感じるのだ。言ってみれば、花田勝氏と相撲の関係に近い感じ。野心を持つ事も、その野心達成の為に何かを利用する事も決して悪い事とは言わないが、問題はその度合いだと思うのだ。
今回の件では、どちらに転んでも星野氏にメリットが生まれる様に感じる。「”あの”ジャイアンツが、頭を下げて監督就任を求めた男」という”売り”は出来上がるからだ。受諾するので在れば、「侍ジャイアンツ」の番場蛮宜しく「大嫌いなジャイアンツの腹の中に入って、徹底的におかしな所をぶち壊してやるんや!」と御為倒し、否、大見得を切れば”男度”は上がるだろうし、逆に断れば「ジャイアンツを袖に振るとは天晴れ!」とこれ又男度は上がるのではないか。どちらにしても表層的に物事を捉えがちな人に対してはアピール度満点で、野心達成の売りに充分なると思うのは穿ち過ぎか(笑)。
前置きが長くなり過ぎたが、自分は星野氏のジャイアンツ入りに断固反対を表明したい。個人的な好き嫌いの部分が大きいのは否定しないが、反対するのには他にも理由が在る。
********************************
① 人間的に信用出来ない
星野氏のファンの方には非常に申し訳ないが、彼を人間として信用出来ないというのが一番大きい。彼の過去の言動が、自分の都合に合わせて豹変しまくっている事は過去の記事でも触れたのでそちらを見て戴くとして、こういった大きな”ブレ”が彼をどうしても信用出来ない人物としか思えなくさせている。その場その場で、自分に都合の良い論理で我を通す。自分はナベツネが大嫌いだが、彼と星野氏は非常に似ていると思う。「アンチ・ジャイアンツ」を掲げている事で、それが”目眩し”になってさもナベツネとは反対軸に居る様に見えているだけではないかと。
又、過去にジャイアンツ・ファンを任じる著名人達が、愚かにも独善的なジャイアンツ至上主義を口にして、多くの他チームファンに不快感を与えた事はジャイアンツ・ファンの一人として恥ずかしくも申し訳なくも思う所なのだが、ジャイアンツの成して来た身勝手な遣り方を”口撃”して来た星野氏が、そういったジャイアンツの遣り方を嫌悪するジャイアンツ・ファンも少なくないのにも拘わらず、十把一絡げに「そういうジャイアンツを応援しているファンもアホだ。」といった旨の暴言を何度か吐いた事を、一人のジャイアンツ・ファンとして許す事が出来ない。この事で、批判されて然るべきジャイアンツだけではなく、批判的な思いを持っているジャイアンツ・ファンすらも、他チームのファンから「だからジャイアンツ・ファンは皆駄目なんだ。」といった感じでバッシングを受ける様になった部分が大きいと感じるからだ。ジャイアンツ・ファンを任じる著名人の独善的な発言で大いに傷付いた他チームのファンと、同じ痛みを抱えているジャイアンツ・ファンも居る事を理解して欲しい。
② 本当にジャイアンツ入りを望む声が多いのか?
多くのブログを拝読させて戴いたが、アンチ・ジャイアンツの方は勿論の事、ジャイアンツ・ファンの中でも星野氏のジャイアンツ入りを歓迎する声は多くない様に思う。
自分もこのブログで以前書いた事だが、ジャイアンツの監督を生え抜きに固執する必要は全くないと思っている。外国人だろうが、アマチュアの世界からだろうが、そしてアンチ・ジャイアンツを標榜している人間だろうが一切構わない。要は、ジャイアンツの悪しき部分を綺麗サッパリ取り除いてくれて、ジャイアンツをひいては球界を良い方向に持って行ってくれる人物で在れば諸手を挙げて賛成だ。だが、星野氏の場合はそれに当てはまらないと思っている。上記した様に野球そのものよりも自らを優先させてしまうきらいを感じるからだ。
彼がジャイアンツ入りした場合、視聴率は”一時的に”上がるだろうし、それなりの改革”もどき”は行なわれるとは思う。でも、スーパーサウスポーあさちゃん。様も書かれておられる様に、結果的にはジャイアンツは良い方向に向わない気が自分もしてならない。
アンチ・ジャイアンツ、そしてジャイアンツ・ファン双方からも嫌悪感を持たれている今回の話。新郎&新婦同士は大盛り上がりしているのかもしれないが、双方の親族の多くが大反対している結婚が果たして上手くいくだろうか?
③ 金銭面
ドラゴンズ時代から、星野氏の廻りで金銭に纏わる不明朗な話がしばしば聞かれた。多くは谷町との間のもので在るが、ドラゴンズ監督時代に多額の使途不明金が在り、それが理由でドラゴンズと拗れ切った関係になってしまったとも言われている。真偽の程は闇の中で在るし、火の無い所にも煙を立てるマスメディアで在るので100%鵜呑みにも出来ないが、これだけ多く取り上げられると全く無い話とも思えない。ジャイアンツが金銭面で叩かれる事が多い以上、金銭面でどうかと思われる人物を抜擢すべきではないだろう。
********************************
繰り返すが、星野氏のジャイアンツ入りを反対する気持に感情面での部分が大きい事は否定しない。今回の選挙もそうだが、何やかんや言っても最終的にはその人物が信用に足る存在かどうかというのが大きく左右するのも事実だろう。自分は、星野氏がアンチ・ジャイアンツだからというセコイ考えで反対しているのではなく、人間的に信用が置けないから反対している部分が大きいのだ。
星野氏は色んな意味で賢い人物だと思っている。恐らく世論を読んで、反対の多さからジャイアンツ入りしない方向に動くのではないかと思う。それがベストの選択だろう。間違っても妙な御為倒しを口にして、ジャイアンツ入りする事は止めて欲しい。
堀内監督の手腕には自分も非常に失望しているし、今オフの解任も致し方ない事だと思っている。でも、この時期に解任を既成事実化して後任人事を仄めかすナベツネに嫌悪感を覚える。堀内監督も選手も未だ闘っているのだ。人の気持を全く無視した酷い遣り方だと思う。そして、タイガース&ドラゴンズにとって大事な時期に、敢えて今回の話を”ぶつけて来た”のだとしたら、それに関与した人間を自分は許せない。これは両チームの関係者やファンだけではなく、プロ野球ファンに対する冒涜であり、非礼な行為だからだ。ナベツネもそうだが、自らの欲望の為に他者を足蹴にする様な輩はどうしても受け容れる事が出来ない。
*1 スーパーサウスポーあさちゃん。様の記事に多くのコメントが寄せられていたが、その中に「星野氏をやたら神格化して嘗てのバースみたいに扱うのは、アホの一つ覚えみたいでくだらない。」というものが在った。自分も全く同感だ。長嶋氏を雲上人に仕立て上げるのと同様に、全く愚かしい事だと思う。星野氏の言動で頷ける部分も在るし、それは認めている。問題は、相手が誰で在ろうと盲目的に祭り上げたり、支持する事が適切なのかという事だろう。
私もこの選択が、星野氏の評価をさらにあげる方法で、氏にとってはベストな方法かと思います。星野氏のGM(または監督)の就任には、賛否両論(というか反対意見が多い気がしますが)あると思いますが、誰がなるにしても、一昨年の”堀内巨人”の誕生ほどのサプライズは無いような気がします(笑。そういう意味で、堀内巨人って、本人が青天の霹靂と言ってたくらいですから、サプライズでしたねぇ(笑
~といいますと、僕はドラゴンズファンでありながら、星野仙一氏が正直、すきではないからです。
別に、中日ドラゴンズを捨て阪神タイガーズにいったからではありません。
その前から、プロ野球の監督として、あまり好きではありませんでした。
監督として一番必要なものは、
『求心力』
であると僕は考えています。
これは、今プロ野球に関わるひとのなかで、長嶋茂雄に次ぎあるのではないかと考えられます。
しかし、それ以外の部分で納得いかないてんが数多くありました。
1)納得いかないトレード
山田、音=長島
門倉 =小池、佐野
種田 =波留
などなど
落合や関川などの、成功例が強調される一方でそれ以上の失敗例というか納得がいかないトレードがあります。
特に、上の三例は伸び盛りの選手を放出し峠を超えた選手を獲得しています。
星野氏は長島さんを
「隣のしばが青くみえるひとだからなぁ~」
とよく言っていましたが、ぼくからすればあんたもそうよ~って感じです。
監督一年目、現有戦力でいいといって引き受けた落合監督とはあきらかに違いますね。
2)監督は脇役である。
~と僕は考えています。
しかし、星野氏が監督である以上主役は星野監督です。
べつにあんたに会いにいくために、高いお金をだして球場にいくわけではないのよ。
選手のプレーを観にいくのにね。
ある選手によると、試合後のマッサージは選手より先に受けて、選手は星野氏が終わるのをまってからマッサージをうけるのだとか。
ここまでくると コメントの使用がありません。
まだまだあるのですが、長くなるのでこれくらいのしときます。
僕が、星野氏がいかに嫌いかわかっていただけたかとおもいますが、何故僕が今回の騒動に歓迎なのかというと・・・
1)強い求心力によって巨人の人気が回復する
なんだかんだいっても、野球ファンからも、野球人からも強い求心力のある星野氏ですから、一部から反対意見があったとしても、全体的にみれば、人気が回復することでしょう。
巨人の人気があがれば、中日ドラゴンズファンも歓迎です。
なぜなら、関東地区で巨人戦が放送される場合、当地では同系列の放送局において中日戦がおこなわれていることがおおいのです。
巨人戦の視聴率が低迷している現在、巨人戦の放送が縮小されてしまったらイコール当地の中日戦の放送までが縮小されてしまう可能性があるからです。
巨人の人気がないからといって、ドラゴンズにとばっちりをうけてしまうのはごめんです。
巨人にはいつまでも、ドラゴンズのために人気球団であってほしいものです。
2)ドラゴンズの星野を払拭してほしい
今度、巨人の監督を務めれば、いくらなんでも中日星野のイメージはなくなることでしょう(ドラゴンズファンの星野氏への思いは、以前強い!もちろん僕はないけど。)。
ドラゴンズはすきでも、星野氏は好きではない僕としては大歓迎なのです。
ここまでかいて思いました。
こんな事をかいてしまっては、逆効果ではなかろうか。
余計、巨人ファンは星野氏の巨人監督へ、反対の意志を強くしてしまうのではなかろうか。
もっとも、このブログをお読みになられる巨人ファンのかたは、星野巨人監督には反対のかたが多いでしょうけどね。
そんなに悪いイメージは持ってませんが、選手よりも監督が前面に出てくる最近の風潮は野球以外でもちょと変なんじゃないかなと思います。
横浜のゆるいファンとしてはそれほど関心がないのが正直なところです。
大阪中の人間が、フーリガンと化すのはまじで勘弁したいものです。
星野氏はやはり「アンチ巨人」の代表としてのイメージが強く(その割にナベツネの肩を持ってたり微妙な部分もありますが…)巨人監督の就任によって自らの価値は逆に下がると思います。
私は阪神ファンなので阪神を立て直してくれたことに関しては評価してますが、その影で「中日ファンを裏切った」というのも事実だと思います。優勝を決めた時「この甲子園で胴上げされたかった」と言った言葉は、阪神ファンにはたまらないでしょうが、中日ファンにしてみたら正直腹が立ったのではないのでしょうか?
もし今回巨人の監督に就任することになれば、それは「阪神に対する裏切り」とも取ることができます。更に阪神監督を辞めた理由が「体調不良」なのですから、あの時の言葉は一体なんなんだという話になります。とはいえ、星野氏はやっぱり「巨人が強くないと面白くない」と考える人だから引き受ける可能性もあります。多分マスコミは必要以上に盛り上げるでしょうけど、ファンからの支持は急落することは目に見えてますので結局晩節を汚すということになりかねません。
まあ一番言いたいのは巨人、ひいてはプロ野球全体を駄目な方向に持っていった(しかもまだ隠居せずのさばっている)ナベツネはとっとと死ねということですけどね(不適切ではありますが、野球ファンのほとんどはそう感じてると思いますので敢えてこう言わせて頂きました)
お気持ちはお察しします。私も手腕はともかく星野氏のそれまでの言動には疑問を抱いていましたから。
ただ巨人の現状を考えれば上層部にも強く物を言える星野氏のような人は必要なのかも知れないと私は思うのですが。
経験や立て直しの手腕は確かですから。
とは言え即効性はあれど、長期的な効果の方は疑問符ですが・・・。
私もこの件について記事を書きましたので、私の記事内でgiants-55さんの記事を紹介させて下さい。
>タイガース・ファンのK-marine様には実に申し訳ない記事になってしまって済みませんでした。
実はペンネームが示してる通りファン度はタイガース<<マリーンズだったりします(汗)タイガースは実は関西だから応援するといった程度でして(笑)全然気にしないでいいですよ(汗)
>星野氏がタイガース監督を辞めるのではないかと自慢ではないのですが、就任2年目に優勝が在り得そうと感じた6月位の段階で予想していました。
私も長くはやらないだろうとは思ってましたが、さすがに優勝して勇退とは思いませんでした。2000年の長島監督の時は勇退するかなと思ったんですけど、その時は外してしまいました(笑)
>これで、又、アンチ・ジャイアンツが怒り狂い、ジャイアンツ・ファンが肩身の狭い思いをする様になるのではないかと心配です。
私の目から見ても、giants-55さんみたいな本当の意味でのジャイアンツファンはすごく肩身狭いだろうなと強く感じます。徳光和夫の野球に関するコメントとかひどいですからねえ(苦笑)
>後、ナベツネに激しい嫌悪感を持っているのは、プロ野球ファンで在れば皆そうではないかと。
多分大相撲ファンもそうだと思います。貴乃花を引退に追い込んだりしましたから(笑)基本的にナベツネは自分の会社(読売新聞)の得になるためなら、手段を選ばず無理やりにでも何でもする人間ですからね。そういう意味では彼をサッカー界から追い出した川渕チェアマンは本当に偉いと思います。
先ほどは書き込みの件でご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
「星野氏も良いのでは?」という趣旨で記事を書きましたが、私も星野氏に対する世間の高い評価は一方では頷けるも一方では首を傾げています。
それはやはりgiants-55さんも仰っている補強の問題ですね。やはり星野氏による好結果と補強との因果関係は外せません。
別に私は補強には反対しません。それで結果を得るのも手段の一つだと思います。
ただ星野氏に対して疑問なのは獲得に動いたもの、実際獲得したものを含めれば結構大補強には積極的です。そしてそれが全て的を射たものかと言えばそうではないと思います。
それなのに殊更に巨人を批判する権利はあるのか。それについては同感です。
手腕や発言権はそれでも評価しているので(賛否両論はありますが)概ね否定はしませんが、あれだけ巨人に苦言を呈した人の巨人入りはイメージとしては確かに良くありませんね。
ところでもう一つ疑問があります。巨人という球団に対してです。それは星野氏云々の問題ではなく、監督問題ばかりをクローズアップさせている事です。
シーズン中という時期的にもそうですが、現状を現場の責任と捉えているようで理解に苦しみます。
何度も言っている事ですが、問題なのは現場をバックアップしない上層部の姿勢ではないでしょうか。
堀内氏ばかり風当たりが強いですが、チームそのものが健全でなければ結果が出る訳がありません。
監督を問題視するよりも上が考え方を改めるのが先だと思います。
K-Marine様はマリーンズ・ファンなんですね。開幕前の予想(実際には開幕直後なのですが。)で、マリーンズを2位に挙げていたのですが、本当に今年は頑張ってますね。バレンタイン監督は前回就任した時から応援していたので、今年の快進撃は嬉しい限りです。でも、大好きな王さんが監督という事でホークスを一押しなので、優勝争いの意味では悩ましい限りです。
ジャイアンツ・ファンを自称して、アホな暴言吐きまくっている著名人は多いですよね。自分もそういった類は嫌いですし、ジャイアンツ・ファンとして恥ずかしい限りです。実際に、自分の廻りのジャイアンツ・ファンもああいった存在は認めていません(笑)。
最近のジャイアンツの試合は例え結果が負けであっても、前半の様な気だるさ&虚しさを感じる事が少ないです。結果的にでは在りますが、若手選手を積極的に起用している事で、彼等の直向きさに救われている部分が在ります。結果を出せなくても兎に角直向き。この若手選手達が必ずや魅力在るチームの根幹になってくれると信じて応援しています。
自選孝様が御自身のブログで書かれているのですが、もしかしたらこの形が本当は堀内監督のしたかった野球なのかもしれません。もしそうだとしたら、堀内監督に少し同情してしまう気持も在ります。この流れを活かす為にも、監督には”一過性の強さ”ではなく、真に強くて魅力在るチームを作れる人物を抜擢して欲しいです。
弱小不人気球団だったら囲み記事で終わりです。ということは、まだ巨人はそうでないと言えるでしょう。
私は星野氏の人間性はともかく(あそこまでの暴力はちょっと……)手腕は結構買っています。なんせ“あの”阪神を補強したにしろ優勝させたのです。5,6年前なら「阪神が優勝」なんて言えばアホか、と一笑に付されていました。だからそれなりに評価しています。
しかし中日から阪神、さらに巨人に行くのは違和感がありますね。あらゆる方面から反感を買うのがオチでは。
また、今年は数年ぶりにジャイアンツフロントが大規模補強のリストを作っているそうですね。
オリックスの谷、西武のカブレラ、豊田……。
大学は東北福祉大の投手(名前が出てきません)、高校はもう“手当たり次第”とか(分離ドラフトですし)。
低迷しているからやむを得ないかもしれませんがせっかくチャンスを掴みかけてる若手のことを思うと。
けれどジャイアンツが強くないと(強すぎてもですが)あまり盛り上がりませんね。
阪神ファンの方には申し訳ないですが仮に今年阪神が優勝しても一昨年のように盛り上がらないのでは。間隔があかないと。巨人の優勝と、阪神の優勝では変な言い方ですが一回の「ありがたみ」が今迄は違っていたと思います。
この件はgiants-55さんの書かれた記事を興味深く読ませて頂きました。
でも結局、監督も選手も最後は「タレント頼み」なのでしょうか。