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世襲議員の弊害を取り除くのは、「三バンの効果を如何に薄めさせるか。」に掛かっている。具体的に言えば「引退した政治家(A)の〇親等内に当該する候補者は、Aの地盤からは立候補出来ない様にする。→ジバンとカンバンに縛りを掛ける。」、「世襲させる側と世襲する側との間で、其の政治資金団体が抱える金銭等を事実上、無税で相続出来ない様にさせる(する)。→カバンに縛りを掛ける。」といった事を行えば、世襲議員の弊害は薄められると思う。
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なので、野田元首相の指摘は全く同感だし、立憲民主党が「『引退や死去した国会議員の政治団体や政治資金を、親族が引き継ぐ事を禁止する政治資金規正法改正案。』を臨時国会に提出した事。」には「良く遣った!」という思いが在る。此れ迄の主張を考えると日本維新の会等、他の野党の多くも賛成しないとおかしい。
とは言え、立憲民主党も含め、野党にも世襲議員が存在する現実を考え合わせると、世襲議員を縛るのは限り無く難しそうな気もする。「有権者が政治に強い関心を持ち、真面な候補に投票する。」という“当たり前の事”が出来れば、色々と縛りを作らなくても、無能な世襲議員は“絶滅”させる事が出来るのだけれど・・・。