御願いしたい事

鳩山内閣が本格始動。色々バタバタしている面も在るが、国家の枠組みを大きく変えようとするので在れば、或る程度の期間は見守って行く姿勢が必要と思っている。国民の多くが「二大政党制」を望むのならば、「二大政党を国民が育てて行く。」という意思が必要だろうし。一定期間を過ぎてからは、是々非々で厳しく指摘していきたい。

鳩山政権に望む事は多い。「脱官僚依存」（官僚が書いた“作文”をそのまま読んでいるだけの政治家が、これ迄は余りにも多過ぎた。政策の立案等、本来為すべき事をせず、党内での権力掌握や特定組織との癒着に汲汲としている政治家はもう不要。）や「無駄な支出の徹底的カット」、「子供を育て易い環境作り」等、大々的にぶち上げている政策も是非進めて欲しいが、余り触れられていない様に思われる事柄で御願いしたい事が在る。

先ずは「警察組織の改革」。悪化したとはいえ、それでも世界の中では断トツに治安が良い我が国。治安維持に警察組織が果たしている役割は非常に大きいというのは認めるも、組織自体が硬直化しているのは否めない。警察組織内のセクショナリズムも問題に思うが、「現場で地道に働いている者が、より昇進出来るシステム」にして貰いたい。キャリア制度を完全否定するつもりは無いが、キャリアが余りにも幅を利かしている現状はどうかと思う。

次に「不当な行為に対する厳罰化」。将来の我が国を背負って立つ子供達を我々大人が支えて行くというのは重要な事だし、その意味では「子ども手当」等の政策は悪くないと考えている。子供の居ない自分にとっては税負担が重くなる可能性も在るけれど、自分だけの損得勘定でどうこう言うのでは駄目だと思うし。唯、こういった援助を行う一方で、“払えるのに”給食費を払わなかったり、不当に生活保護を受給している様な不埒な輩には、これ迄以上の厳罰で当たって貰いたい。上記した「警察組織の改革」もそうだが、要するに「必死で頑張っている者は、それに見合った対価を得られ、不当な行為をした者には『割の合わなさ』を痛感させる。」という“当たり前の世の中”で在って欲しいのだ。

その他にも「死刑制度の維持」や「中央省庁に明確な責任を持たせる。」等、色々御願いしたい事は在るが、兎にも角にも「正直者が馬鹿を見る世の中」で在ってはならない。