ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

勝手に解約

2023年09月13日 | 時事ネタ関連

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JA共済トラブル『満期直前、勝手に解約された。』 抗議に応じないJA側の説明は・・・ 落ち込む85歳女性 」(9月12日、東京新聞

「(契約は)在りません。」。女性(85歳)は3年前、満期が迫る自身の契約を確認するJAセレサ川崎に連絡すると、電話口の職員からこう告げられ驚いた。貯蓄性商品で在る「一時払養老生命共済」は、知らない内に解約され、其の代わり、女性の次男を被共済者とする終身共済が新たに契約されていた。

JAが紛失したとする養老生命共済の証書は、女性が保管。女性の長男も、「此の儘では、JAの逃げ得だ。」と憤っている。

女性の疑問に対して、JA側は「養老共済の被共済者を(女性側から)変更したいと申し出が在り、変更出来ない為解約し、終身共済に変更した。其の際、養老の共済証書を紛失した為、紛失届を提出して貰って、解約手続きをした。」と説明した。

だが、女性は「養老共済の解約を希望していない。」と言う。紛失したとされる養老共済の証書も手元にきちんと保管し、紛失届を出した覚えも無い。JA職員に『判子を貸して。』と何度か言われ、渡した事が在る。と振り返る。

本紙の取材に対して、JAセレサ川崎は一般論として)代理押印する事は禁止していないが、押印を渉外担当が進んでする事は無い。と説明。此の川崎の個別事例に付いては、「契約者本人にしか答えない。」とコメントした。

女性側は元の契約に戻す様再三抗議したが、協議平行線。望んでいない終身共済は解約し、掛け金の総支払額より少ない解約返戻金しか受け取れなかった。女性は、「夜も昼も眠れない程落ち込んだ。此の問題を広めないと、どんどん高齢者ターゲットにされてしまう。」と懸念。女性の長男(60歳)も、「此の儘では、JAの逃げ得だ。」と憤る。

金融商品取引の被害に詳しい荒井哲朗弁護士は、「女性は、共済の変更を意図していなかった。JA職員が充分な説明を尽くしたかは相当の疑問が在り、適切な契約では無い。高齢者の契約は、親族への確認を徹底するべきだ。」と指摘した。

高齢者に対する不適切な契約では、「JAにしみの岐阜県大垣市)で、女性(100歳)の親族等に加入の意向を直接確認せずに、共済契約を結んでいた。」事が発覚JA側が契約が不適切だった事を認め、一部契約の掛け金を返金した。此の他、1人暮らしの高齢者が不要な契約に加入させられていたという情報等も、本紙に寄せられている。

高齢化社会がどんどん進む中、金融業界が高齢者と金融商品で契約する際、経済状況をきちんと踏まえた上で、商品の説明を丁寧に行う事が課題だ。2022年、全国の消費生活センターに寄せられた共済と保険の契約に関する相談は約1万件在り、4割が70歳以上からだった。集計した国民生活センターによると、説明不足や認識食い違いが目立つ。 

金融庁は2014年、高齢者への不適切な契約を防ぐ為、保険会社向けの監督指針改正農林水産省も、共済事業の監督指針を変えた。主な指針の内容は、親族等同席者にも商品内容を説明する他、契約に向けて説明した担当者とは別の職員が、高齢者の意向に沿った内容かどうかを再確認する事等を求めた。

此れを受け、各保険会社や全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は、対応強化のルールを纏めた。JA共済連は現在、高齢者の親族が同席した事等を契約者に記録して貰う他、最終的な契約内容も親族に伝える事にしている。

然し、ルールを作るだけでは充分では無い。2019年に発覚したかんぽ生命保険の不正販売では、高齢者に不利益な契約を結ばせる話法が、保険募集人の間で共有されていた。投資信託の販売で、ゆうちょ銀行直営店の約9割が、高齢者の健康状態や金融商品への理解度を確かめる社内規定を守っていなかった事が社内調査で判明した。営業現場でのルール浸透抜け穴が無いかという継続したチェックも、重要となっている。
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自分自身は投資経験が皆無なのだけれど、母は大手証券会社で一時期投資していた。と言っても、「父が遺してくれたなけなしの御金を、少しでも減らさない様に。」という感じで細々と行っていたのだが、はっきり言って証券会社には「酷い目に遭わされた。」という思いしか無い。

「担当者が勧めで購入した銘柄は、其の殆どが値下がりして損をした。」というのは、何だ彼んだ言って「母自身が納得した上で購入した。」のだから、“自己責任”と仕方無いと思っているが、問題は母が全く了承していないのに、担当者が勝手に商品を売り買いし、損をさせられたケースだ。そういう事が2度程在ったけれど、何れも猛抗議したものの、「〇〇さん(母)は、確かに“電話”でそう指示されましたので、其れに従っただけです。」と只管しらばっくれる担当者及び其の上司。結局、そういった損が補填される事は無く、泣き寝入りさせられた。証券会社を一切信じられなくなった母は、投資自体を止める事に。もう35年以上前の話だ。母方伯母2人も似た様な経験をしているし、当時はそういう事が少なく無かった様に思う。

4年前、かんぽ生命保険の組織包みでの不正販売が発覚した際、「未だに、こんな不正罷り通っているのか。」と唖然とさせられたが、今回の報道に触れ、“金融業界の改善されない体質”に改めて怒りを覚える


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