*********************************
「レツゴー三匹の長作さんが肺癌で死去 74歳」(2月4日、ORICON NEWS)
漫才トリオ・レツゴー三匹【動画】のメンバーで、俳優としても活躍していたレツゴー長作(本名・永原誠)さんが1日午後8時35分、肺癌の為、大阪市内の病院で死去した。74歳だった。4日、所属事務所の松竹芸能が発表した。
1970年に「第1回NHK上方漫才コンテスト」で優秀敢闘賞を受賞。1973年には「第8回上方漫才大賞」で大賞を受賞する等、人気を博した。1990年代以降はトリオとしての活動が減って行ったが、長作さんは俳優としてとしても精力的に活動。1999年のNHK連続テレビ小説「あすか」【動画】等に出演した。
昨年2月、体調不良の為、出演を予定していた舞台「おもろい女」を休演。当時、所属事務所は「重篤な病気では無いが、長期に亘る舞台の仕事は無理と判断した様だ。」と説明していた。
尚、通夜、葬儀は親族のみで執り行った。故人の遺志により、御別れ会等は予定していないと言う。
*********************************
子供の頃より、“御笑い”が大好き。自分が“御笑いの教科書”として別格的に好きなのはザ・ドリフターズとビートたけし氏だが、他にも好きな(好きだった)芸人は結構居る。レツゴー三匹もそんな1組で、メンバーの1人・じゅん氏が4年前に68歳で亡くなられた際には、「不思議な国のアリス様、どうぞ願いを叶えてね。泣いて帰るか笑って帰るか、目方でドーン!」という記事で故人を偲んだ程。
今回、長作氏が亡くなられた事で、残るメンバーは正児氏(77歳)だけとなってしまった。好きだった漫才コンビ「獅子てんや・瀬戸わんや」【動画】の獅子てんや氏が93歳の今も御元気なのに、レツゴー三匹のメンバー2人は68歳と74歳という若さで鬼籍に入られるとは・・・。
「じゅん氏が『じゅんで~す!』、長作氏が『長作で~す!』と続けた後、正児氏が『三波春夫で御座います。』と名乗ると、じゅん氏と長作氏の両方からど突かれ、眼鏡が外れるというのが定番の掴み。【動画:レツゴー三匹の物真似】」は、何度見ても笑えた。トリオとしての活躍が減って以降は、大阪に長作氏の漫談【動画】を観に行った事も。
以前、カンニング竹山氏が「自分が子供の頃(実家が未だ裕福な頃だそうだが。)、家族で初めて観に行ったディナー・ショーが木の実ナナさんの物で、其の際、司会をしていたのがレツゴー三匹。で、ショーの中でじゃんけん大会が在り、勝ち上がった自分は舞台に呼ばれ、長身の長作氏に肩車され、とても怖かったのを今でも覚えている。」と語っていた事を思い出す。
合掌。
三波春夫でございます、は、お笑いという独特の世界の権威を築いたのではないでしょうか。テレビの報道がお堅い事実の刷新であるのに対して、お笑いは冗談である事が分かれば、嘘であっても許容されると。それは、メディアが自己矛盾で自壊に至る病理を覆す、肩の力の抜けた表現だと思います。
管理人さんは、たけしが好きですか。趣味が合いそうですね(笑)。
じわじわと来る笑いよりも、瞬間的な笑いを好む御時世ですので、昔の様な漫才スタイルは「M-1グランプリ」や舞台じゃないと、中々見る機会が無くなりましたね。
隆様のブログの記事を拝読していて、「ビートたけし氏が好きなんだろうな。」と思っておりましたが矢張り。自分も彼の笑い、厳密に言えば全盛期の頃の彼の笑いが大好きでした。其れ迄とは異なる、画期的な笑いでしたね。唯、映画を撮る様になって以降の彼は、活舌がより悪くなった事も合わさって、好きだった頃の笑いとは違って来た。大好きだっただけに、面白くも無い事を言っているのに、周りが御愛想笑いしている“痛さ”が堪らなく辛い。