国会議員に関する私見を記す。飽く迄も私見で在り、賛否両論在ろう事は理解している。又、私見は「国会議員は、こう在るべき。」というのでは無く、「国会議員は、こう在ってはならない。」という観点から記す。
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単一論点政治:1つの重要な政策分野、又は政策に基づく政治形態。日本では、「ワンイシュー政治」とも呼ぶ。
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過去に何度も書いているが、国会議員とは「国民の“生殺与奪”に関する法律作りに関わる、非常に強い権限を持つ存在。」で在る。だからこそ、「あらゆる事柄に関し、最低限度の知識と思慮深さが求められる。」筈なのだが、少なからずの“無知蒙昧”な人物が、『国会議員で御座い!』と踏ん反り返っているのが現実だ。
国会議員になって「私は何も判らないので、皆様で育てて下さい。」なんて言った奴が居たけれど、国会は保育所では無い。莫大な血税を注ぎ込んで、何も判らない人間を“育てる”なんて在り得ないし、又、そんな何も判らない人間が、国民の生殺与奪に関する法律作りに関わっていると思うと、ぞっとしてしまう。
ワンイシュー政治を掲げて国会議員になる者も居るが、個人的には反対だ。「あらゆる事柄に関し、最低限度の知識と思慮深さを有している。」“ならば”、ワンイシュー政治を掲げても「在り。」だとは思う。でも、ワンイシュー政治を掲げる者の多くは、其の分野にしか知識を有していない(又は、其の分野の知識すら怪しい。)し、国会議員になったらなったで、其のワンイシュー政治すら“放置”するのが常だから。
国会議員になってからも、遣っている事は「芸能人に関する暴露話、其れも下半身ネタ許り。」という輩は、一体何なのだろうか?海外に“逃亡し”、国会には一度も登院しない。国会議員では無く、芸能レポーターにでもなった方が良かったのではないか?こんな人物に血税を注ぎ込むのは、無駄以外の何物でも無い。
「『国会議員になって、具体的に何かをしたい。』というのでな無く、『国会議員、其れも自民党所属の国会議員になる事が“最終目標”。』としか考えていない様な輩。」が、結構居る。野党の議員として自民党を批判し続けて来たのに、野党の力が弱まったら、見苦しい言い訳許りを口にして、自民党に“逃げ込む”輩が、近年は目立つ。
「野党から自民党に移る。」という事自体は、別に法律違反では無い。「ずっと野党に身を置いていたが、自身の政策を実現する上で強い違和感を覚えたので、批判していた自民党に移る。」というのが“本当の理由”で在れば、道義的にはどうかと思うが、「在り。」だと思う。でも、野党から出馬した許りなのに、自民党から声を掛けられた事から、ほいほいと自民党に移るというのはどんな物か?こういう輩は単なる“裏切り者”で在り、小早川秀秋の如く、後世に“裏切り者”として名を残すだけだろう。もっと言ってしまえば、こんなに簡単に裏切る人間は、遠からず「国民をも、平気で裏切る。」に違い無い。