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「『ど根性ガエル』【動画】が松山ケンイチ主演で初実写化 16年後の未来描く」(5月4日、オリコン)
国民的人気漫画「ど根性ガエル」が、7月期の日本テレビ系土曜21時枠の連続ドラマとして初めて実写化される事が4日、明らかになった。主人公・ひろし役として俳優の松山ケンイチが「銭ゲバ」【動画】(2009年)以来、6年振りに民放連ドラに主演。登場人物達の16年後の未来というオリジナル・ストーリーと新設定、そして最新技術でリアルに動く“平面ガエル”のピョン吉が、2015年に蘇る。
原作漫画は、おっちょこちょいな中学生・ひろしと、彼が転んだ際にシャツに張り付き“平面ガエル”となったピョン吉によるコメディー作品。1970年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始し、1972年にスタートしたアニメも大ヒットした。今回は、何とか人生を「ど根性」で乗り切って来たものの、現在は駄目男になった30歳のひろしが、ピョン吉の或る異変を切っ掛けに、人生を遣り直そうとする・・・というストーリーを明るく描き出す。
松山は、此れ迄に実写映画「DEATH NOTE」シリーズ【動画】の探偵・Lや、「銭ゲバ」の蒲郡風太郎等、強烈な二次元キャラクターを度々演じて来た。今作も「どんな撮影になるのか想像付かないので、楽しみです。」と期待を寄せ、「僕は此の作品で、根性という物ともう一度、向き合いたいと思います。」と意気込んでいる。
ひろしの“永遠のマドンナ”・京子ちゃん、ひろしの中学時代の先生・ヨシコ、寿司職人・梅さん、餓鬼大将・ゴリライモ等、御馴染みのキャラクターも全て16年後の姿となり、其れ其れに生まれた大きな変化も見所。「ちゅらさん」【動画】や「最後から二番目の恋」【動画】等の脚本を手掛け、オリジナル・ストーリーとなる本作の脚本も担当する岡田恵和氏は「熱くて馬鹿だけど、笑って泣いて、力が沸いて来る様なドラマを目指したいと思います。」と“ど根性”を込めている。
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自分の世代で言えば(1970年代の)「ど根性ガエル」は、夢中になった漫画&アニメの1つで在る。破茶滅茶などたばた劇の中に、時折しんみりとさせる展開が在ったりと、忘れられない作品だ。
人気の高い漫画やアニメが実写化されるケースは結構在るが、内容にガッカリさせられる事は少なく無い。其れでも実写化される作品は後を絶たず、「次は、此の作品が実写化されるんじゃないかな?」なんぞと想像したりするのだけれど、「ど根性ガエル」というのは想像すらしていなかった。
主演作品が高く評価される事は余り無いけれど、以前も書いた様に、松山ケンイチ氏は“演技力を高く評価している若手俳優”の1人。そんな彼がひろし役を演じるというのは興味を惹かれるけれど、「ど根性ガエル」の世界観自体が、上手く実写化出来るのか不安。
「御馴染みのキャラクターも全て16年後の姿」という事で、「教師生活25年」というフレーズで有名な「町田先生」も当該する訳だ。オリジナルの設定では「54歳」なので、今回の町田先生は70歳、即ち“古希”を迎えている事になる。教師生活を10年前に退いているで在ろう彼、“今”は何をしているのか?
【町田先生】
14歳だったひろしでは無く、30歳のひろしが描かれるという事で、人生の悲哀的な部分も描かれるに違いない。其れが吉と出るか、将又、凶と出るか。「ギャグ漫画『オバケのQ太郎』に登場する子供達が、大人になった姿を描く『劇画・オバQ』が名作だった。」という例も在るので、期待はしたいが・・・。