ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

大山のぶ代さんの忘れられないTVドラマ

2024年10月12日 | 其の他

TARAKOさん(2024年3月4日逝去享年63。)、山本圭子さん(2024年4月18日逝去。享年83。)、増山江威子さん(2024年5月20日。享年88。)、三輪勝恵さん(2024年6月19日逝去。享年80。)、小原乃梨子さん(2024年7月12日逝去。享年88。)と、今年は馴染み深い声優訃報に触れる機会が多いが、昨日アニメドラえもん』(1979年~)【動画】のドラえもん等の声を担当していた大山のぶ代さんが、9月29日に老衰にて90歳で亡くなられていた。事が公表された。

アラサーより上の世代ならば、大山さんの声を聞いただけで、パッとドラえもんが思い浮かぶ人が殆どだろうし、又、大山さんの声を真似て「僕、ドラえもん。」と遣った人も多いに違い無い。其れだけ彼女の声は特徴的だったし、「大山のぶ代さん=ドラえもん」というイメージは定着していた。


【ドラえもん】

声優の他にも女優歌手脚本家エッセイストタレントと、多くの“顔”を持っていた大山さん。声優で言えばドラえもんの他に、ハリスの旋風」【動画】の石田国松ハゼドン」【動画】のハゼドンも忘れられない。


【ハリスの旋風】


【ハゼドン】

鴛鴦夫婦として知られた「真屋順子さん(2017年12月28日逝去。享年75。)と高津住夫氏(2010年7月31日逝去。享年74。)」。2000年に真屋さんが脳出血に倒れて以降、高津氏が甲斐甲斐しくケアされている姿をTV番組で何度か拝見していたが、其の高津氏は2010年に肝臓癌にて亡くなられた。病身の妻を残しての旅立ちは、嘸や無念の事だったろう。

大山のぶ代さんと夫・佐川啓介氏(個人的には特撮番組「超人バロム・1」【動画】の木戸松五郎役、そしてワイドショーお昼のワイドショー」【動画】でのMCが印象深い。)も、鴛鴦夫婦として有名だった。2012年に大山さんがアルツハイマー型認知症と診断を受けて以降、佐川氏がに寄り添い、ケアを続けて来られていたが、佐川氏が尿管癌治療に当たらなければならなく成った事から、大山さんは2016年4月より老人ホームに入所。そして、佐川氏は2017年7月11日に80歳で逝去。高津氏同様、病身の妻を残しての旅立ちで、本当に無念だったと思う。

女優としては「高原へいらっしゃい(2003年版)」【】の関峰子役等、御節介御人好し小母ちゃん役を演じる事が多かった大山さん。個人的に最も忘れられないTVドラマは、2007年に放送された月曜ゴールデン探偵 左文字進11『完璧な犯罪』」【動画だ。

『探偵 左文字進』シリーズ」は、西村京太郎氏の小説原作としている。TVドラマでの左文字進は、変装が得意な探偵という設定で、演じているのは水谷豊氏なのだが、特殊メイクでの変装振りが話題に成った作品でも在る。「まあまあかな。」と思う特殊メイクが無かった訳では無いけれど、多くは「えー、此れは無いだろ。」と突っ込みを入れたくなる物が少なく無かった。

完璧な犯罪」は其の代表で、「大山さん演じる家政婦増田たえ子に、水谷氏演じる左文字進が変装するという設定だったが、『幾ら何でも、此の変装と声じゃあバレ無い方がおかしいだろ!』と総突っ込みが入りそうな、実にカオスな回。」だった。


【水谷豊氏(左)&大山のぶ代さん(右)】


【水谷豊氏扮する増田たえ子(“大山のぶ代”)】

リンク先の動画を見て貰えば、其の“破壊力の物凄さ”が判るだろう。大昔、「子泣き爺じゃ、夢見るぞ!」【動画】という赤星昇一郎氏のギャグが大好きだったけれど、「水谷氏扮する増田たえ子は、正に悪夢を見そうな出来。」と言って良い。


【赤星昇一郎氏扮する子泣き爺

最後に、大山のぶ代さん、本当に御疲れ様でした。大好きな佐川氏と再会し、又、仲良く暮らして下さい。と言いたい。合掌


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