ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

投票は、自分の頭で考えた上で決める事

2022年07月27日 | 政治関連

安倍晋三元首相銃撃事件」以降、世界平和統一家庭連合(旧略称:統一教会)日本政治家(特に自民党所属の政治家)との“癒着振り”がマス・メディアで大きく取り上げられている。銃撃事件の犠牲者となった安倍晋三首相と世界平和統一家庭連合との“親和性の高さ”も同時に報じられ、其れを受けて「知らなかった。」という驚きの声も上がっている様だ。

自分から言わせれば、「何を今更。」と思ってしまう。安倍元首相の祖父・岸信介元首相と統一教会との親密さは、彼の娘婿で在り、安倍元首相の父でも在る安倍晋太郎幹事長に引き継がれ、そして安倍元首相に繋がっている事。は、知る人ぞ知る有名な話。

又、日本の政治家と統一教会との癒着振りも、一部のメディアでは在るが、大昔から報じていた事だから。詰まり、統一教会の影響力の大きさから事実を報じて来なかったマス・メディアと、余りに無知過ぎた国民が少なく無い事が、「事実から、目を遠ざけさせていた。」という事だろう。

政治家と宗教団体との癒着が指摘されると、概して双方が“言い訳の”にするのは「信教の自由」という概念「どういう宗教信仰し様が、個人の自由として保障されている。」と。

確かに「信教の自由」は保障されるべきだと思う。だが、どんな自由で在れ、「無条件に、何から何も、保障されるべきで在る。」とも思わない

特定の宗教団体が、信者から金銭を巻き上げ、信者の家庭を崩壊させる。」、「特定の宗教団体が、違法行為をしている。」、「特定の宗教団体が、非課税措置を“悪用”している。」のに(又は、可能性が高いのに)、其の特定の宗教団体と“国民の代表”たる政治家が癒着しているのは、信教の自由云々看過されるべきでは無い。況してや、「特定の宗教団体の“後ろ暗い思惑”が、癒着している政治家達を通して、国策に反映される。」様な事が在れば、其れは大問題だろう。

統一教会では日本の信者に、「(貴方達の)先祖が韓国人に対し、余りにも多くの罪を犯して来た。だから、(貴方達の)子孫が苦しんでいるのだ。其の罪を消し去りたいなら、多額の献金をしないといけない。」という趣旨の“教え”をし続けて来たと言われている。事実で在るならば、「“自虐史観”という言葉を持ち出し、『事実で在ったとしても、自分達に不都合事柄迄も“捏造”と決め付けるネット右翼気質の議員が少なく無い自民党。」は、世界平和統一家庭連合と相容れない関係の。其れなのに、自民党所属の議員が癒着しているのは、彼等にとって多くの旨みが在るからだろう。

特定の宗教団体と癒着していれば、一定政治献金は見込めるし、選挙の際は“自身の集票マシーン”として東奔西走して貰える。選挙ポスター貼りや電話による特定の政治家への投票呼び掛け、街頭演説時の“行為”等を、信者なら“無償”でしてくれるのだ。(以前、週刊誌で「宗教団体の関連施設から電話を掛ければ、費用は一切発生しない事を悪用し、選挙時に投票呼び掛けの電話をしている。」と報じられていた。其の他にも、宗教団体の“特権”を選挙に悪用している例が取り上げられていたが、事実なら大問題。)だからこそ、“与野党を問わず”、政治家は宗教団体と癒着するのだ。

政治家と癒着するのは宗教団体だけでは無い。自分達の思惑を国策に反映させたいが、様々な組織が政治家と癒着している。連合農協日税連等々、有りと有らゆる組織が、程度の差こそ在れ、政治家と癒着。くどい様だが、癒着する政治家は与野党を問わない。

個人的に危うさを感じているのは、そういう組織が選挙の際、組織の構成員達に対し、特定の政党及び政治家への投票を執拗働き掛けている。という事実。どんなに執拗に働き掛けられ様が、「投票は、自分の頭で考えた上で決める事。」という“当たり前の事”が貫徹出来る人ならば良いが、宗教団体の信者に多く見られる様に、上から命じられた事を、無思考&無条件で従う人。が決して少なく無いので。

所属している組織が何で在ろうが、どんな働き掛けをされ様が、「投票は、自分の頭で考えた上で決める。」という当たり前の事を、多くの人が実践して欲しい。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2022-07-28 09:27:12
おはようございます。
同感です。
選挙のたびに不思議に思うのが「組織票」というもの。
選挙権は有権者個人の権利であるはずが、なぜ組織団体の意向でまとめられてしまうのか?
投票用紙にどの名前(候補者名・党名)を書いて投票箱に入れたのか、監視されているわけでもないのに、他人に言われるがままに唯々諾々と流されてしまう人たちの感覚が分からない。
しかもそういう人たちが大勢いて、投票率が下がるほど組織票が威力を発揮することの意味を知ってか知らずか、白紙投票ないし棄権する人たちの無関心さが怖い。

宗教法人による経済活動に対する非課税は、個人感覚としては即刻廃止にしてほしいと思っています。
宗教法人への非課税を隠れ蓑に、悪質違法な活動をする反社団体は、旧統一教会に限らずたくさんあるようで、時折マスコミでも取り上げられている。
一方、暴力団の違法な経済活動で得た収入に対しては、所得があったと判明すれば所得税は掛けられているのだから、宗教法人による(違法適法にかかわらず)経済活動は課税されて当たり前だと。

ところで、反社団体が違法に稼いだ所得に対し、課税した残りを被害者への弁済にあてさせると、どこかで聞いたように思うのですが、それは事実でしょうか? そういう法律に疎いので半信半疑で…。
もしそれが事実なら、国が泥棒の上前を撥ねるとんでもない法律、という気がしますが。
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>悠々遊様 (giants-55)
2022-07-28 14:34:16
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

今回の世界平和統一家庭連合(旧略称:統一教会)と政治家とのずぶずぶとも思える癒着、同連合から政治献金等を含めた便宜を受けた政治家の反応が真っ二つに割れていますね。船田元氏や鳩山由紀夫元首相等の様に「不適切だった。」と真摯に認め、謝罪する政治家が居る一方で、大半は「政治献金は適正に処理されており、全く問題無い。」という開き直りにも似た対応。玉木雄一郎氏や石破茂氏もそんな対応をしており、玉木氏に到っては「返金する積りも無い。」と。石破氏は其の言動に共感を覚える事が少なく無い稀有な存在だったのですが、今回の杓子定規な対応にはがっかりしました。政治献金が適正に処理されているかどうかが問われている訳では無く(勿論、適正に処理されていないと問題なのは言う迄も在りませんが。)、数多くの社会問題を引き起こしている組織とずぶずぶの関係に在った事が問題だというのに・・・。

先日、池上彰氏の番組を見ていて、「へーっ。」と思った事が在りました。「投票用紙に書かれた内容で、不適正と見做され、1票にカウントされないのは何れか?」というクイズ形式だったのですが、「きちんと候補者の名前は記されていても、〇や☆等のマークが記されていたり、明らかにおかしな名前の記され方(名前が妙な所で区切られた上、行を変えて記されている等。)がされた物。」は、カウントされないと。開票作業は立会人の他、指定された参観スペースからで在れば一般人も“見学”出来ますが、、「事前に特定候補への投票を強要した人間が、指示通りの印やおかしな書き方をされているかどうかで、きちんと指示を守ったか判ってしまうから。」なのだそうです。

又、都市伝説の類いかも知れませんが、昔は田舎で高齢者が投票する際、宗教団体の人間等が付き添い、投票者の手を持って特定候補の名前を書いた。」なんて話も聞きますね。

自分は労働組合に所属し、嘗ては執行部で仕事を“させられた”事も在ります。選挙の際には“野党系の候補”への投票を執拗に求められましたが、「はいはい。」と言いつつ、自分が「良い。」と判断した候補に対し、常に投票しました。

宗教法人に対する“適正な課税”、以前に記事にしましたけれど、自分も大賛成です。唯、其の際にも書いたのですが、全ての宗教団体に“網掛け”してしまうのはどうかとも。某政党の母体で在る宗教団体(今回の件で、其の政党の党首が黙りを続けているのは笑えます。普段は“正義の味方”の様な主張を繰り返しているのに、今回の件に触れてしまうと、“とばっちり”が自分達に及ぶのを判ってるからでしょうね。)の様に、巨額の金が動いている組織は当然ですが、小さな寺社の場合はかすかすな経済状態に在るからです。網掛けするので在れば、一定規模の宗教団体に限るというのが現実的でしょうね。

又、憂慮すべき問題の1つは「休眠状態の宗教団体を反社会組織が買い取り、宗教団体の看板を借りて、不法な金儲けをしている。」という点。

後、宗教団体への適正な課税に関する問題点として、「適正な課税を求め、巨額な税を納める事で、当該宗教団体が『我々はこんなにも多額の税を納めているのだ!」と、従来よりも堂々と政治に関して介在してくる危険性が考えられる。」という大学関係者(S大学では在りません。)の主張をネットで見掛けました。確かに、そういう面は在るかも知れません。

宗教法人から金銭面で被害を受けた者に対する弁済、正直、自分は詳しく無いのですが、「当該宗教団体が“解散”した場合、其の“資産”を被害者への弁済に充てる。」という話は見聞した事が在りますが、既存の宗教団体となると、中々難しいのではないでしょうか。

オウム真理教が関わった事件では、「弁護士一家が殺害される。」という痛ましく、又許せない犯罪が為されました。でも、概してでは在りますが、反射組織が恐れる対象の一つが弁護士とも言われています。法に基づき、粛々と攻めて来る対象は苦手という事なのでしょうね。「安倍晋三元首相銃撃事件」の加害者の父方の伯父は弁護士資格を持っておられるそうで、此の方が世界平和統一家庭連合(旧略称:統一教会)に対し、加害者の母が差し出した献金約5千間遠の返金を求め続け所、何とか取り返せた(でも、加害者の母親が再び其れを献金したそうですが。)そうです。一般人だと、先ず無理でしょうね。
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