祭大好き人間なので、昨日は東上野の「下谷神社大祭」を見て来た。下町では最も早い夏祭とされる此の大祭、幾つもの神輿が繰り出され、一足早い「夏」を堪能した。
下谷神社へは車で移動したのだが、途中で「あっ!」と驚かされる光景を目に。六本木近辺の公道で、数台の“マリオ・カート”が走っていたのだ。何の事やら判らない方に説明すると、「任天堂のレース・ゲーム『マリオ・カート・シリーズ』をイメージしたレーシング・カートに、マリオ等に扮した人達が乗り込み、公道を走っている。」という状況。以前、ニュース番組で取り上げられていたのは見たけれど、実際に走っているのは初めて見た。
此の“マリオ・カート”、「道路交通法上は『自動車』、道路運送車両法上では『原動機付自転車』という複雑な扱いを受けている。」との事。道路交通法上では「原動機付自転車」で無い為、交差点での二段階右折義務やヘルメットの着用義務は無く、又、道路運送車両法上では「原動機付自転車」と扱われる為、シートベルトの設置義務が無い。そういう安全面の問題に加え、「車高が非常に低く、玩具の様な車が傍を走られると、運転し辛いし、とても怖い。」、「運転し乍らスマホを弄っていたり、写真を撮ったりしていて、非常に危険。」、「“囲い”が無い運転席から、運転中の車をペタペタ触られ、とても不快だった。」等、不満の声が上がっているとも言う。
自分の場合、対向車線から走って来る“マリオ・カート”を目にしたのだが、一瞬の事だったのでヘルメットを着用していたか等は判らなかったけれど、非日常的な光景に、「何だ!?」と驚かされ、一瞬とは言え、目を奪われてしまった。交通量が多い場所だったので、注意力が疎かになってしまうという意味では、危険な感じがしたりも。