1週間前位だったろうか、街中を歩いていた際、甘くて濃厚な匂いに鼻腔が擽られた。初春に咲く蝋梅と並び、自分が大好きな金木犀の匂いだ。苦手な人も居るだろうけれど、此の匂いを嗅ぐと“秋到来”を意識する。
「山形弁のあき」は扨措き、「食欲の秋」、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」等々、秋は様々な事柄に関心が向かう季節。自分の場合は此れ等に加え、秋になると動物園に行きたい気持ちが増す。犬のイヴェントが行われているという事も在り、今日は「よこはま動物園ズーラシア」に行って来た。
広大な園内(約53.3ヘクタール)には、87種の動物が展示されている。動物達の姿には見入ってしまうし、イヴェントも面白いしで、あっと言う間に時間が過ぎ去ってしまった。
レッサーパンダ、セスジキノボリカンガルー、アカアシドゥクラングール、フンボルトペンギン、チンパンジー、ミーアキャット等が特に好きだけれど、ミナミジサイチョウや銀鶏、白梟、海猫、ベニコンゴウインコ等、鳥類の生態も中々興味深く、彼等の檻の前で暫し足を止め、動く様をじーっと観察。そんな中、「あーーー鳥だ・・・鳥は嫌だわ。パス!」といった高年女性や、「鳥は見なくて良いよね?」と彼女に言った若い男性等、鳥類の展示をスルーして行く人が少なからず存在した。爬虫類や昆虫は好き嫌いが激しいけれど、鳥類にはそんなイメージが無かったので、意外な感じも。
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「動物園で見たい動物ランキング」(2014年8月18日、マイナビティーンズ)
第1位:パンダ(123人、38.8%)
第2位:ペンギン(57人、18.0%)
第3位:ライオン(42人、13.2%)
第4位:子守熊(17人、5.4%)
第5位:海獺(15人、4.7%)
第6位:虎(12人、3.8%)
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ティーンエイジャー対象のアンケートの様だが、鳥類で6位迄に入っているのはペンギンだけ。「野外やペット・ショップで見られない動物を見たい。」となると、どうしても鳥類よりは哺乳類系に人気が集まってしまうのだろう。