今季のプロ野球順位予想で自分は、セ・リーグの優勝をタイガースとした。「藤浪晋太郎投手が抑えとして、又、大山悠輔選手が四番打者としてフル活躍する。」という大前提での優勝を予想した訳だが、新人の佐藤輝明選手に付いては「そこそこ活躍するだろうな。」とは思っていた。藤浪投手及び大山選手に関して言えば、現時点では「非常に物足り無さを感じる。(もっと活躍出来るだろうに。)」というのが正直な所だが、佐藤選手に関しては予想を遥かに上回る活躍。先日は「1試合で3本の本塁打を放つ。」という離れ業を遣って退けた彼だが、紛れで出来る事では決して無く、「凄い新人が現れたな。」と驚くと共に、「昨年のドラフト会議で、ジャイアンツが彼を取れなかったのは大きいなあ。」と改めて感じた。
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「51試合(6月3日)終了時点での佐藤選手の成績」
打率:.268
本塁打:14
打点:39
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今季の試合数は「全143試合/チーム」となっているので、タイガースは残り「92試合」という事になる。今のペースで佐藤選手が記録を残して行くとする“ならば”、全143試合を終えた時点で「打率:.268、本塁打:39本、打点:109」という事に。此の成績ならば、“新人王”受賞は確実と言って良いだろう。
「歴代の新人王受賞者」を調べると、セ・パで「打率」、「本塁打」、そして「打点」のトップは次の通り。
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・打率トップ:.346(2000年の金城龍彦選手[ベイスターズ])
・本塁打トップ:36(2019年の村上宗隆選手[スワローズ])
・打点トップ:96(2019年の村上宗隆選手[スワローズ])
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村上選手の凄さを改めて感じるが、今のペースで行けば佐藤選手は「新人としての本塁打と打点の最高記録を、更新する可能性が在る。」訳だ。長打力だけでは無く、打撃の上手さをも感じる彼なので、期待大で在る。