作風は決して派手では無い。否、寧ろ地味な方だろう。唯、丁寧に編み上げられたストーリーが実に魅力的で、一旦読み始めると一気にその世界に引き込まれてしまう。個人的には大好きな作家なのだが、社会的な評価が今一つなのがもどかしくて堪らない。一昔前の東野圭吾氏もそうだったが、今回取り上げる今邑彩(いまむら・あや)女史もそんな一人だと思う。
彼女の処女作「卍の殺人」を読んだのが、最初の出逢いだった。今から1 . . . 本文を読む
「チャンチャカチャンチャン、チャチャンチャチャンチャン♪ ドラゴンズのベンチの中に”カプセル怪獣”ミクラスが座っていると思ったら、それは監督の落合さんでした♪チクショー!」(小梅太夫日記”風”)
落合監督の顔がミクラスに見えてしまう程、「ウルトラマンメビウス」にはまっている。何が其処迄中年のおっさんを魅了するのかと言えば、「ワンダバダバダバダバダバダ♪」でも触れた様に、嘗てウルトラ・シリーズに夢 . . . 本文を読む