気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その12 「栗崎屋とゆっくら温泉です!!」

2022年08月16日 | 大洗巡礼記

 14時頃に大洗模型展示会の会場を辞して、遅めの昼食に出かけました。Tさんのリクエストに戦車寿司があったので、それを提供している栗崎屋へ向かいました。その途中で大洗郵便局の前を通りました。上図のガルパンポストは健在でした。もう二、三年ぐらい経っているはずですが、あんこうチームのラッピングは全然退色も劣化もしていませんでした。

 

 ポストの正面を除く三面にあんこうチームの5人を配してあります。左側面は御覧のとおり五十鈴華と秋山優花里です。

 

 そして背面に西住みほ。Tさんはおそらく初めて見るガルパンポストだったかと思います。その後、大貫郵便局の前も通りましたから、その前のガルパンポストのサメさんチームも見ました。

 

 栗崎屋には14時20分頃に着きました。以前は店先にティーガーⅠのパネルがありましたが、退色劣化が進んだためか、店内通路の横に置かれていました。それを横目に館内通路を左折して店内への玄関をくぐりました。それから一時間ほど昼食および休憩で過ごしました。

 

 この日の昼食の寿司。手前の長い板の15貫盛りが私の、向こう側の戦車寿司がTさんの注文品でした。早速双方の寿司を撮影するTさんでした。

 

 ほう、戦車寿司は相変わらずのディティールだな、と一瞥するホシノ。以前にも何度か同道者とここに入っていますが、戦車寿司はたいてい同道者が食べていました。ホシノは何故か戦車寿司を一度も食べた事がないのです。 (上図はTさん撮影)

 

 Tさんにお願いして戦車寿司を撮らせてもらいました。このボリュームの凄さは、見ただけで腹いっぱいになってしまいますね・・・。私がチョイスした15貫盛りよりも多そうな感じでした。

 

 昼食後はTさんを先頭にして大貫商店街の街路を進み、上図に見える梅原屋に立ち寄り、ガルパン衣料品を色々購入しました。梅原屋のオリジナルガルパン衣料品は、Tさんも是非買いたいと話していて、私よりも多く買っていました。なので、購入特典の缶バッジも記念の意味で全部Tさんに進呈しました。

 その後、この日の宿である「浜の湯」に行き、部屋に荷物だけ置かせてもらって、再び外出しました。行先は「ゆっくら健康館」でした。そこの「ゆっくら温泉」こと大洗温泉風呂と食事処「かじま」を利用するためでした。Tさんはまだ大洗行きの回数が浅いため、今回はなるべくTさんが初めて行く場所を選んだわけでした。「ゆっくら健康館」の大洗温泉風呂はアニメにも登場するので、聖地巡礼も兼ねていました。

 

 で、入浴してこの日の汗を流してまったりとしました。もともと地元の方の利用が多い施設なので、この日もかなり混んでいたと思います。

 

 さっぱりしたところで、館内の食事処「かじま」に行きました。宿の「浜の湯」には朝食付き1泊で入ったため、夕食をこちらでいただきましょう、と私が提案したからです。上図奥の「かじま」入り口でメニューを見ているTさんはもちろん、私もここに入るのは初めてでした。  (続く)

 

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(車輌目次表紙)伯爵高校 Ⅲ号戦車N型(3号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版)

2022年08月15日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  タミヤ ミリタリーミニチュアNo.290 (商品コード35290)

  制作期間   2019年5月13日~6月4日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 完成です!!

  総評・備考
 ガルパンに登場するⅢ号戦車といえば、アニメ本編においては黒森峰女学園チームとヴァイキング水産高校チームの所属車が共にJ型であり、他の型はしばらく存在しなかったが、コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」にN型が登場して、初期のあんこうチーム搭乗車を思わせる短砲身の型が加わった。この「樅の木と鉄の羽の魔女」の作中車は、外観の描写などからタミヤのキット(下のキット一覧の2、3)がモデルと目される。
 Ⅲ号戦車N型の公式キットはまだ出ていないが、適応キットはタミヤの他にドラゴン、タコムなどから出ている。いずれも組み立て易い部類に属するので、お好みで選ぶのも良いだろう。

  公式および適応キット一覧(2022年8月現在) 黄帯が今回の使用キット  


目次へ

 

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伯爵高校 38(t)戦車(6号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その3

2022年08月14日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、左右のフェンダー上の装備品などを組み立てます。左右とも、二つの仕様のいずれかを選択しますが、これはB型のガイドですので、作中車のA型の仕様に近い方を選ぶことになります。左側フェンダー部分は、ガイド図では左の図を選びますが、D22の鶴嘴とD23のシャベルは取り付け位置が異なりますので保留にします。右側フェンダー部分は、ガイド図では上の図を選びますが、下の図にある前端のC32も取り付けます。

 

 左側フェンダー上の装備品パーツのうち、D22の鶴嘴とD23のシャベル以外はガイド図の通りに組み付けます。

 

 この棒は、D18のノテックライトの支柱ですが、作中車のA型はチェコ仕様のままなので、ドイツ軍部品のノテックライトはありません。それで支柱の棒も不要になります。

 

 作中車も、御覧のようにノテックライトはありません。この描写はA型の特徴の一つを正確に捉えています。

 

 それで支柱の棒はカットしました。

 

 装備品のパールとハンマーは指示位置に仮置きしました。塗装後に取り付ける予定です。

 

 作中車においても同様の装備状況が確認出来ます。

 

 そして保留にしたD22の鶴嘴とD23のシャベルは、御覧のように背面に取り付ける予定です。これもA型の特徴の一つで、同チームのE型との識別点の一つでもあります。

 

 続いて右側フェンダー上の装備品パーツを組み立てます。ガイド図のAとBが作中車の部品で、ジャッキと雑具箱にあたります。

 

 組み上がりました。上図右に、D31のジャッキ台と前端のC32も並べて準備しました。

 

 組み上がりました。ジャッキとジャッキ台は塗装後の取り付けになりますので、ここでは仮置きのままです。

 

 ジャッキとジャッキ台の仮置き状況です。

 

 そしてフェンダー前端のミニライトとみられるC32は一番前のステーの前に付いているのが作中車のシーンから確認出来ます。

 

 C32の取り付け状況です。この部品はB型では仕様により付いていない場合があったようですが、A型では標準装備であったそうです。A型の実車の写真の殆どに見えます。  (続く)

 

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龍と仁と天と14 天龍寺方丈の本尊の謎

2022年08月13日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 今回の天龍寺での拝観範囲は、内陣に本尊像を安置する大方丈のみに絞った。賑わう石畳道を真っ直ぐに進み、拝観受付のある上図の庫裏に向かった。

 

 受付にて拝観料を支払って中に進むと、天龍寺前管長の平田精耕師の筆になる大衝立の達磨図が迎えてくれた。同じ作になるもう一幅の達磨図が奥の書院に掛けられるが、そちらの法衣は天竺以来の黄に表される。対してこちらは朱の法衣につつまれて日本独特の雰囲気を醸し出す。
 朱の色は、古代より日本では魔除け、火除けとして崇められ、古社寺の建築塗粧にも用いられる。上図の朱衣の達磨図にも、魔除けの祈りが込められているのであろう。
 達磨図の右奥の造り厨子内には韋駄天像が安置される。火盗双除伽藍守護を祈願しての像で、禅宗寺院には一般的にみられる仏像である。

 

 個人的には、この雲版(うんぱん)が面白かった。近世期まで禅刹で一般的に使用された梵音具の一種で、寺僧に時刻や合図を知られるのに使われた。輪郭を雲形につくるところから雲版の名で呼ばれるが、天龍寺のは丸くて殆ど円板というに等しい。下のほうに叩いた跡が円形の凹みとなって残っていた。

 

 大方丈の廻縁の北側に、庫裏空間との仕切りのように置かれた衝立の馬の図。

 

 大方丈の空間内に進んだ。建物は明治三十二年(1899)の再建で、正面と背面に幅広い広縁を持ち、さらにその外に落縁が巡らされる。落縁の南東隅には時鐘が吊るされている。

 

 大方丈と云うだけあって内部は広い。一見して六間取りと分かった。つまりは表に三室、裏に三室を拝した標準的な方丈形式で、大徳寺塔頭群の拝観でも同型式の方丈を幾つか見てきた。上図の中央が48畳敷きの「室中の間」で、本尊像を祀る内陣前の間にあたる。その左右の部屋はともに24畳敷きで、「室中の間」をはさんで表の三室を構成する。

 

 拝観順路は廻縁のみで表裏六室への立ち入りは出来ないため、ぐるりと縁側をたどりつつ「室中の間」を拝した。本尊像を安置する内陣は48畳敷きの奥であるから、廻縁からはかなりの距離がある。そのことは前回の拝観時に分かっていたから、双眼鏡を持参していた。

 

 本尊像に相対し拝礼する前に、頭上の扁額を仰いだ。大方丈東側の正面に懸けられた「方丈」の雄渾な筆致は、天龍寺二百四十一世にして第八代管長の関牧翁師のそれである。

 

 それから息を整え、しばらく瞑目し合掌して祈った後、双眼鏡で本尊の釈迦如来坐像を拝した。内陣仏壇は垂れ幕と柵に囲まれるので、像容は上図のように肩以下より膝部までがなんとか見える程度である。そのことは分かっていたから、以前に国重要文化財の集成の図版にて尊容を把握しておいた。しかし、図版を見るのと実像を拝観するのとは見え方も情報も全然違うから、やはり一度は拝観しておかねば、前に進めない。

 果たして、図版の印象とはどの程度違うかな、と思ったが、実見すると相当の乖離が感じられた。図版写真では絶対に分からない、定朝様式展開の最終段階とおぼしき円やかな起伏と滑らかな彫りのタッチがありありと見てとれた。仏像彫刻史専攻にして研究対象のメインが藤原期の定朝仏およびその周辺の仏像であった私の胸に、瞬時にして感動と確信とが広がった。念のためもう一度双眼鏡をのぞき、間違いない、上限は11世紀後半期になるな、と考えた。

 

 そうなると、この像がなぜ天龍寺に在るかという問題にどうしても直面せざるを得なかった。周知のように天龍寺の創建は室町期の康永四年(1345)であるから、いま11世紀後半から12世紀初頭ぐらいと視た本尊の釈迦如来坐像とは約200年もの隔たりがある。天龍寺本来の仏像でないことは明らかであった。

 したがって、他から持ち込まれたか、天龍寺開創以前にこの地にあった幾つかの寺の旧仏を引き継いだか、の二通りの可能性が考えられる。当地には平安期には檀林寺や舎那院など、幾つかの寺院や草堂があったことが史料や古絵図から知られるが、いずれかの寺の仏像であったのかもしれない。

 残念な事に、いまの天龍寺においては、本尊仏像に関する詳細および由来は伝わっていないようで、公刊の天龍寺関連資料や専門書、案内解説書の類にも、釈迦如来坐像に関する記事は、推定年代を12世紀、平安後期とするのみで何も述べられない。由緒が完全に忘れ去られてしまった、文字通りの謎の仏像である。

 ただ、あの優雅な定朝様式最終段階の美麗さの下限を仮に鎌倉期に下げた場合、天龍寺の前身の亀山殿こと亀山離宮の存在が俄かにクローズアップされる。荒廃した檀林寺の旧地に鎌倉期13世紀代に建てられ、後嵯峨天皇ゆかりの持仏堂も備わっていたと伝わるが、天龍寺はその亀山殿を寺に改めて寺号も霊亀山としており、当地においては最も亀山殿に近い位置にあった。現本尊の釈迦如来坐像は、亀山殿の旧仏であったのを引き継いだ、というのが最も自然な仮説としてまとまってくる。同時に、それ以上の推考は根拠を欠くので意味を成さない、という点も確定する。

 

 思案がとりあえずまとまって落ち着いたので、大方丈正面の東縁にしばらく坐して上図の中門を眺めた。大方丈への正式な出入口であるこの中門は、創建以来の天龍寺伽藍中軸線上に位置し、東面する寺域の中心線がどこにあるかを教えてくれる。大方丈と同じ頃の建立のようであるが、その建物は一山の格式を示してか、立派に造られる。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その11 「ガルパン模型作品の数々です!!」

2022年08月12日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きのラストです。上図はティーガーⅡのフルインテリアキット作品ですが、1/35ではなくて、その倍以上のサイズがあって迫力充分でした。ティーガーⅡのフルインテリアキットといえば、大きいものはトランぺッターの1/16スケールの製品が知られます。たぶん、その作品なのだろうな、と感心しつつしばらく眺めていました。自身の制作の参考になる、と思って細部まで観察しました。

 というのは、私自身のガルパン車輌製作も2022年6月時点で予定数の約80パーセントに達して、未製作の分も今年のペースで作り続けていれば、来年には大体仕上がるものと見込まれており、それと並行してフルインテリアキットに色々チャレンジしてみたい、という気持があるからです。
 インテリアキットというのは国内外のメーカーから多くが出ていますが、大半はエンジンが省かれています。エンジンも含めて完全に再現されたフルインテリアキットは、まだここ数年でも数えるほどしか出ておらず、いま市場に出回っているのはここ2、3年の間に開発された新製品ばかりです。なので、先行作例もあまり見かけず、模型雑誌などてもフルインテリアキット制作のノウハウを紹介した記事はまだ見た事がありません。

 なので、私の製作においてもフルインテリアキットというのは試行錯誤の連続で、模索の途上にあります。既に軽戦車クラスは幾つか作っていますが、1個を作る度に色々悩んだり失敗したりしています。エンジンが省かれているキットを、エンジンも補完して作るという作業も2度ほど経験しました。実車に乗った方の教示によってその車輌の内部を完全再現したケースもあります。ですが、経験値がそれらによって上がったという実感は無く、塗装しながらの組み立ての段取りもまだ慣れなくて、色々と無駄な工程を繰り返してしまいます。

 だから、中戦車以上のクラスになると、まだきちんと完成させたものが1輌もありません。これからです。それを察してか、サークル仲間や交流仲間のモケジョさんから幾つかのフルインテリアキットをプレゼントされています。しかし、それらを作れるほどの技量はまだついておらず、課題は頭を抱えるほどに山積みです。

 

 例えば上図のような、インテリアを見るための車体の分割というのも、どうやって行なえばよいのか、パーツの分割配分をどのように按配すれば隙間なく組み立てられ、また楽に分解出来るのか、といった事柄がよく分かっていません。大体は作品にぶつかって体験し試行錯誤するプロセスの上で見えてきて、それの積み重ねで会得するものであるのだろう、と思いますが、しかしその道のりは、いまの自分には途轍もなく長く、遠く、辛いものに感じられています。

 ですが、確実なのは、それらを乗り越えた頃には、私の「戦争」は間違いなく終焉に向かうということです。そのあとの「平和」を夢見て、ただ精進努力し研鑚邁進するしかありません。

 

 会場で久しぶりに会ったガルパン仲間のSさんと一緒に観賞していたなかで、Sさんが特に褒めていたのが上図のフィギュア作品でした。何故かと言うと、Sさんはツイッター上にも作品を色々挙げているガルパン絵師の一人であるのですが、その画風やタッチは、上図のフィギュア作品のようなリアル系に属するからです。親近感を持っておられるのだろうな、と感じました。同道のTさんを紹介しましたところ、Tさんも絵は色々描かれる方なので、なにか話が盛り上がっていたようです。

 

 ぐるりと会場を時計回りに一巡して最後のコーナーが、恐るべき継続高校ウイスコ舟艇の男こと、Hさんの作品展示で占められていました。劇中シーンを色々と再現することに関しては今回の出品者のなかではトップクラスの技量と創意工夫のアイデアを持っておられるHさんですが、ちょうど御本人を見かけましたので、挨拶して作品の説明を受けたりしました。上図のジオラマは、親善試合に負けての罰ゲームのアレですね。あんこう踊りですね。

 

 こちらのジオラマに関しては、右のフィールドキッチンが名札にはミニアートのKP-42とあるのが気になりました。外観はどうみてもKP-43に見えました。KP-42は丸い鍋ですが、KP-43は鍋を方形の外枠で覆ってあるからです。KP-43のキットはマケットから出ていますが、いまでは希少品で入手困難であるため、HさんなりにKP-42をベースにKP-43へ改造したのでしょう。
 ところで、RF-8の斜め後ろ、フィールドキッチンの奥のスペースが空いてますが、そこには劇中ではレンガ建物の壁が見えたように記憶していますが・・・。RF-8の邪魔になるから省いたのてしょうか。

 

 これらのフィギュアも全てHさんの作品です。私が「もしかして、これまでの作品ほとんど全部を持ってきたんですか」と訊くと、そうだ、と頷きました。10円玉銅貨色の車が運転席以外は一杯になったそうですが、久しぶりの大洗での模型展示会ですからHさんなりに完全燃焼モードで気合を入れて出品したのでしょう。

 

 Hさんのガレージキット作品は、ほとんどが市販品ではなく、ワンフェスなどでの限定購入品であるそうです。確かに見た事のないキャラクターフィギュアが殆どで、しかもスケールサイズがまちまちでした。原型の作者ごとにスケールサイズを決めているからでしょう。こういう品々は、例えばガルパンキャラクターといった分類というかカテゴリーでサイズを統一して開発する、といった流れは不可能であるのでしょうか。

 

 Hさんのコーナーの隣の、別の方の作品に、そのガレージキット製品の原型なのか試作品なのかわかませんが、塗装前の状態のものがありました。こちらはTさんが色々と話を聞いていたように記憶しています。名札を見て、作者がどうやら同じ京都の方のようだと気付きましたが、その名前に心当たりはありませんでした。

 私の場合、ガルパン模型関連の仲間はサークルと交流サークルのそれに限られ、しかも嫁さんの所属サークルを介して関西地区の幾つかのモケジョさんのサークルやチームとも交流があるため、ガルパン関連の模型有志に関しても知り合いは女性のほうが圧倒的多数を占める、という特殊事情があります。だから同時期に開催された模型女子の合同内覧展示会に特別出品を依頼されたりするわけで、過去にはガルパン模型の講師を頼まれたことも一、二度ではありません。
 なので、今回の大洗模型展示会にも京都を含めた関西からの方々は何人か居られたのでしょうが、その全員を知りませんでした。もともと交流をあまりしない方々のようなので、話どころか、会わずじまいとなりました。

 

 再びHさんのコーナーに戻りました。上図は、戦車道連盟の試合結果確認機、銀河です。フランシスですが、何型だろう・・・。11型かな、16型かな?先鋭的前衛芸術モデラーのHさんのことだし、ヤギウダっぽい機首の電探もあるし、夜戦の21型?・・・でも、斜銃がどこにも付いてないので違うのかな?
 銀河といえば、個人的には松本零士さんの戦場まんがシリーズの何話だったか忘れましたが、サイパン島の米軍飛行場を爆撃して、どこからかやってきた雷電の戦闘機隊に護られて、無事に帰還するという話がいまだに印象に残っています・・・。

 

 パッと見た最初は、夜戦の月光かと思ったのですが、塗装が海軍じゃなくて陸軍のカラーなので、二式複戦の屠龍だと気付きました。滝沢聖峰さんの「迎撃戦闘機隊」に出てきますね。ニックですね。最終章が初登場だったかな。
 この屠龍のエンジンとプロペラが大洗の沖合から引き揚げられて那珂湊運動公園の近くに保存されていますが、これがガルパンに屠龍が出ていることの契機でしょうか・・・?

 

 こちらは親善試合後の大洗女子学園チーム5輌の移送シーンの再現作品です。しかも2種のスケールでそれぞれ同じように再現するというのが面白いです。こういう変化球スタイルの再現製作がHさんは得意なようですね。私には絶対に真似できない領域の芸当です。何よりも、これだけの長さと量がある作品を収納出来るスペースがウチにはありません。逆に言うと、こういう作品を作れるほどに、Hさんの家は広いのでしょう・・・。

 このコーナーの見学がラストでした。Sさんは既に先に退出されており、それに続くような形で、NさんとHさんに挨拶して会場を後にしました。  (続く)

 

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(車輌目次表紙)伯爵高校 38(t)戦車(7号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版)

2022年08月11日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  イタレリ (商品コード212)

  制作期間   2019年4月19日~4月28日、6月2日~6月3日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 完成です!!

  総評・備考
 38(t)戦車の適応キットは各型にわたり数多くが発売されているが、ガルパンのアニメの劇中車は型式上はB型に準ずるために該当キットは無きトライスターの品(下のキット一覧の3、4)及びその再販であるホビーボスの品(下のキット一覧の14、15)に限られる。他の型のキットを使う場合は外観の改造が必須となる。
 アニメの劇中車はB型のみであるが、コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の作中車はA型とE型の2種類が登場する。今回の作例は後者を再現した。A型はB型の原形なので適応キットも前掲の品のみとなるが、E型は多くのメーカーから適応キットが出ており、多くはF型との通しになっている。タミヤの最近の新製品(下のキット一覧の16)も同様である。プラッツの公式キット(下のキット一覧の1、2)も外観上はE型に準ずるので、アニメ劇中車よりも「樅の木と鉄の羽の魔女」の作中車の再現製作に適している。なお、作中車は細部まで丁寧に描写されるので、それに見合った精度の良い適応キットをお好みで選ぶのも良いかもしれない。

  公式および適応キット一覧(2022年8月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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伯爵高校 38(t)戦車(6号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その2

2022年08月10日 | ガルパン模型制作記

 ステップ2では、車体を組み立てます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 ホビーボスのキットは、車体が箱組みのタイプ、一体成型のタイプとがあり、前者が多いです。私自身がこれまで作ってきたホビーボス製品は前者ばかりでしたので、こういった箱組みにも慣れてきました。

 

 組み上がりました。ガルパンの38(t)戦車を作るのはこれで4輌目なので、組み立てもスラスラと進みました。

 

 ステップ3では車輪類を組み付けます。

 

 いつものように転輪は塗装後の組み付けとしますので、ここではサスペンションなどを組み立てます。

 

 組み上がりました。車輪類は塗装段階まで別に保管しておきました。

 

 ステップ4では、戦闘室前面装甲、左右のフェンダーを組み立てます。前面装甲の車載機銃はある方を選んで機銃も組み立てます。

 

 前面装甲のパーツ類です。段付きの前面装甲は、大洗女子学園のカメさんチームの初期搭乗車にも見られます。プラッツから出ている公式キットの38(t)戦車はE型以降の前面装甲一枚板タイプなので、大洗女子学園カメさんチームやヨーグルト学園の車輌とは異なります。伯爵高校にはE型がありますから、公式キットはそちらの製作に最適です。

 

 組み上がりました。

 

 続いて左右のフェンダーを組み付け、リブやクラッベも取り付けます。

 

 組み上がりました。車内の床に脱出用ハッチのモールドがあり、平面には配線らしきモールドもあります。今回のキットはもともとインテリア付きのキットとして開発されたようですが、インテリア付きのキットは限定版のような扱いであるようで数も少ないです。
 以前にドラゴンのG型のフルインテリアキットを作った事があります。大洗女子学園のカメさんチームの初期搭乗車の再現製作でしたが、なかなか面白かった記憶があります。それで、機会があればホビーボスの限定版インテリアキットのほうもチャレンジしてみたいです。  (続く)

 

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龍と仁と天と13 紅葉の天龍寺へ

2022年08月09日 | 洛中洛外聖地巡礼記

 2021年11月23日、大学での勤務が珍しく午前中のみで終わったので、午後は天龍寺再訪を思い立って嵐山へ向かった。2月の天龍寺拝観の際に大方丈本尊像の実見を後送りにしていたからであった。普段の通勤ルートから外れて地下鉄の東山駅から西の終点の太秦天神川駅まで乗り、嵐電の天神川駅に移動した。

 

 ホームに上がって3分ほどで、嵐山行きの列車がやって来たので、乗り込んだ。

 

 嵐電に乗るのは2月以来であった。私は京都市内の移動には市バスを利用することが多く、嵐山方面に向かうにも丸太町通のバス路線に乗って、途中の景色を楽しみつつのんびりと揺られるのが常であった。
 京都市内の幾つかの私鉄のうち、よく利用するのは叡山電車、次いで京阪電車であり、嵐電はたまに乗る程度であった。だから、今回のような機会があると、楽しくなってきてテンションが上がってくるのであった。

 

 嵐電の嵐山駅に着いて外に出た。コロナ緊急事態宣言が解除されて観光客が戻ってきていた時期であったから、なかなかの人出で参道筋は賑わっていた。

 

 思ったよりも大勢来ているな、とは思ったが、外国人の入国禁止措置は継続されている時期であり、外国人観光客は全く見当たらなかった。日本人観光客ばかりで占められる嵐山の景色は、大学生の頃以来だったかな、と思った。

 

 今回の目的地、天龍寺の門前に着いた。前回2月の訪問時に見ていなかった大方丈本尊像を拝し、さらに時間的余裕が無くて見ていなかった範囲、旧伽藍の遺構を検証してみたい、と考えて知的冒険心に胸を躍らせた。

 

 紅葉の時期であったから、天龍寺の紅葉も鮮やかに境内地の景色を彩っていた。観光客が多かったのもそのためであっただろう。

 

 観光客の殆どが紅葉を見上げ、撮影し、愛でていた。私も同様であった。

 

 なかなか立派な紅葉で見応えがあった。これを見るだけでも、嵐山まで来た甲斐があったというものである。

 

 実は、天龍寺に秋の紅葉シーズンに行くのは、今回が初めてであった。前回2月の拝観が、初の天龍寺参拝であったから、この寺においてはまだ様々な感動が新鮮に味わえる、と思った。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その10 「伯爵高校とコアラの森学園です!!」

2022年08月08日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。会場を再度回った際に、展示を見物に来ていた旧知のSさんと出会い、そのまま一緒に話しつつ見ていきましたが、その時に目についたのが上図の作品でした。あんこうチームⅣ号戦車の武装というか搭載砲弾などを沢山並べて可視化していました。よく戦闘機などの武装一覧の画がネット等で見られますが、それのガルパン戦車版といったところでしょうか。

 資料によると、Ⅳ号戦車の主砲弾の装備数は少なくて70発、多くて120発であるそうです。上図の作品に見える砲弾は、弾薬箱に詰められる分もあわせて70発ぐらいでしたから、最小装備数を表現してあるようです。主砲弾の弾薬箱よりも小さな箱は、車載機銃弾のものでしょうか。面白いというより、戦車の火力の数量がよく分かって興味深かったです。

 

 知波単学園チームの特二式内火艇です。公式のキービジュアルのイラスト画を立体化してありましたが、それよりも内部のインテリアは再現してあるのかどうかが気になりました。私自身が、帝国海軍特別陸戦隊の少尉でカミの艇長だった方のアドバイスをいただいて内部のインテリアを作った経緯がありますので、他の方のカミの作品を見ると、その内部インテリアが気になってしまいます。と言うか、他の方のカミのインテリアの作品を見てみたいです。

 あと、帝国海軍特別陸戦隊の少尉でカミの艇長だった方の話では、戦時中にパラオにて作戦行動していた時期に、戦訓により対空兵装を強化すべく砲塔を改造して37ミリ砲を撤去し、25ミリ単装機銃に交換したそうです。その状態も作ってみたら、と言われて、かつてピットロードから販売されていた25ミリ単装機銃のキットも中古品を探して購入しましたが、まだ製作には至っていません。

 

 カモさんチームのこのジオラマ、最終章のあのシーンの再現のようですが、B1bisの転輪が劇中車の状態に合わせてあったかどうかの記憶がありません。画像もこの1枚だけで、転輪部分が見えません。大洗でも他地域でもカモさんチームB1bisの作例は時折見かけますが、転輪を4個ずつのカバーでくくって劇中車の姿に合わせる改造をちゃんと施されている作品は、まず見た事がありません。あれば、記憶に残る筈なので、上図の作品もどうだったかなあ・・・、と首を傾げています。

 B1bisの転輪が劇中車の状態に合わせて改造してある作品は、ネット上でも稀にしか見かけません。下手の横好きの私でも改造出来ましたから、そんなに難しい改造ではないと思いますが・・・。やっぱり戦車を劇中車に近づける努力をされている方が少ない、ということでしょうか。

 

 おおっ、と吸い寄せられるように暫し見入った、上図の伯爵高校チームのマレシャル駆逐戦車です。これの1/35スケールキットは未だに出ていないと聞きますので、これは自作スクラッチであるようです。コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」に登場している戦車のひとつですが、出てきて間もなく撃破されてしまいましたので、印象としてはあまり明確なものが残りませんでした。それで、上図の作品を見ることによって初めて印象に残った、という感じでした。

 

 私自身も伯爵高校チームの車輌には興味があって、所属車輌を幾つか製作しています。その流れでゆくとこの10号車のマレシャル駆逐戦車にもチャレンジすることになるものと見込まれますが、現時点では上図の作品に接してもモチベーションが得られませんでした。なぜなのかはよく分かりませんが、ただ言えることは、私が適応キットの無い車輌を作っている時は、後先も考えずにノリと勢いだけで進んでいる、というのが実態です。

 なので、マレシャル駆逐戦車に関しても、ノリと勢いだけで無謀に猛進するに至るような何らかの契機がないと、なかなか取り組めないだろうな、と思います。果たしてその契機は今後得られるのでしょうか。

 

 こちらは、これまた1/35スケールの適応キットがガレージキット以外に存在しない、コアラの森学園チームのセンチネルAC1中戦車です。隣にはコアラ隊長を抱く蕨副隊長のフィギュアもありました。

 

 コアラの森学園チームのセンチネルAC1中戦車は、前回の巡礼でHさんに常陸大子のコンビニ小西屋に案内していただいた際にも作品を見かけました。そちらもガレージキットでしたが、こちらもガレージキットのようです。

 

 しかし、どうもこちらの作品は常陸大子のコンビニ小西屋の展示品とは異なるキットのように見えました。表現や仕上げの方法が作者毎に異なるから違って見えるのか、それとも実際に違うガレージキット製品であったのかは、確かめようがありませんでした。

 ただ、個人的には、出来たら製品入手して作ってみたいガルパン戦車の一つです。なぜかというと、ガルパンのアニメ本編に登場する高校戦車道の16チームのうちで、全く車輌を再現製作していないチームがコアラの森学園のみであるからです。

 

 これには作品の名札がありませんでしたが、上図のように台に博物館の展示メモのような本格的なプレートが打ってありました。英語の説明文を一通り読みましたが、使用ガレージキットのメーカー名までは書かれていませんでした。国産品であれば「ひつじ模型製作所」製、海外品であれば、クロムウェルかコマンダー製でしょうか。

 

 現時点では私自身が、センチネルAC1中戦車のガレージキットの入手方法に関して何も情報を持っていないため、模型サークルの仲間にも、何か情報があれば御教示を、と触れ回っており、問い合せメールも回してもらっています。

 その甲斐あって、先週にAFV部会の先輩のMさんより連絡をいただきました。秋になったら再度ガレージキットの積み在庫を整理処分する予定だが、物置にずっと入れっぱなしなので何があるか分からない、ただ、センチネルは確か2個あった筈、整理作業の時に手伝ってくれたら、あげますよ、との事でした。
 Mさんには以前にもヴィッカースT-15軽戦車(ワッフル学院チーム)やモーリスLRC Mk-1(聖グロリアーナ女学院チーム)のガレージキットをそれぞれ1000円で譲っていただいた経緯がありますので、センチネルAC1も同じように1000円で譲って貰えるものと楽しみにしています。

 

 ともあれ、現時点で個人的には興味をもっている伯爵高校チームとコアラの森学園チーム、この2チームの所属車輌の作品を見て情報を得ることが出来たのは一つの収穫でした。マレシャル駆逐戦車はまだ分かりませんが、センチネルAC1中戦車はいずれ作ることになると思われるからです。

 上図は再度見て回ったうちのフィギュア群のひとつですが、出品者の多数がガルパンキャラクターの中に別のアニメキャラクターを必ず1体は紛れ込ませているのが面白かったです。そういうのが流行りなんでしょうか。ちなみに上図の範囲では上段の継続高校チームの右に1体の別のアニメキャラクターが居ました。ウマ娘のようなので、Tさんに聞いたら、ライスシャワーだと教えてくれました。  (続く)

 

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青師団高校 ベルデハⅡ軽戦車 完成です !!

2022年08月07日 | ガルパン模型制作記

 大体の姿に仕上がってきた、青師団高校チームのベルデハⅡ軽戦車です。唯一の劇中車のシーンを実感してみようと、砲塔を左斜め後ろへ旋回させてみました。この姿で劇中シーンに出ています。

 

 外観や形状はほぼ同じで、とりあえずは自身の基本設計と採用数値が間違っていなかったことを確かめてホッとしました。しかし同時に、上図の二ヶ所の円内の状態に気がつきました。
 まず黄円内には板状の部品が斜めにズレて見えます。これは通気ボックスからの傾斜面をそのままフェンダー後端まで繋ぐ三角形のカバーのようで、それが被弾擱座時の衝撃で外れてズレているもののようです。スペインからの概要資料によれば、この位置にはガソリン缶や雑具箱などをセットする場合があるが、何も装備しない場合はカバーをかけるとあり、そのカバーが車体後部の傾斜面に合わせた三角の形状になっている、ということです。
 次いで、赤円内に何らかの物体が見えますが、物体と言うよりも影のように見え、スペインからの概要資料にも該当する情報がありませんでした。調べても分からないので、こちらは気にしないことにしました。

 

 黄円内の三角カバーをプラ板の組み合わせで作りました。左右に付くので一対で作りました。

 

 三角カバーをセットしました。これが外れてズレると、上図のようになります。このパーツは接着せずに取り外し自在としました。

 

 車体の各所に見えるハンドルを真鍮線で作って取り付けました。上図は車体後部のエンジンフードパネルの開閉用ハンドルです。スペインからの概要資料によれば、中央の二列のグリル部は左右に横に開き、ヒンジ部のロックを解けば取り外すことが出来ます。そのうえでエンジンフードパネルを上に開いて、これも取り外せるようになっている、との事です。

 

 左右フェンダー上の前後のボックスにもハンドルが付きますので、真鍮線で作って取り付けました。

 

 以上で、塗装前の組み立てが完了しました。自作ながらも思ったよりスムーズに進みました。

 

 ローアングルから眺めてみました。なかなか姿形は良いですね。ガルパンでの劇中車は、撃破され擱座している静止画のみに終始しましたが、出来れば動いている姿を見たかったです。

 

 塗装に移りました。車体カラーに関しては嫁さんの意見も取り入れて、グリーンがかかったグレーとしました。ミスターカラーの13番ニュートラルグレーに525番の緑色を数滴垂らして混ぜたものを吹き付け塗装しました。ベルデハⅡは車外装備品が一切ありませんので、これらの塗装もありませんでした。

 

 組み付けた履帯は、28番の黒鉄色で塗り分けました。履帯を組み付けて塗装して塗り分けるのは今回が初めてでしたが、思ったよりもスムーズに進みました。

 

 砲塔の同軸機銃、ドライゼM13も28番の黒鉄色で塗り分けました。

 

 劇中車に合わせて、青師団高校の校章マークを砲塔左右側面に貼りました。

 

 デカールを貼り終わりました。一気にガルパンの戦車の雰囲気になりました。

 

 後部の三角カバーもセットした状態にて、つや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 以上で、青師団高校チームのベルデハⅡ軽戦車が完成しました。製作日数は2022年6月14日から28日までの15日間でした。組み立てに13日、塗装に1日かかりました。

 今回の車輌は国内外に1/35スケールの適応キットもガレージキットも存在しませんので、プラ板とジャンクパーツでの組み合わせによる自作となりましたが、車体形状がシンプルであるため、さほどの労苦を要しませんでした。足回りもT-26軽戦車のパーツの転用によってなんとか形になりました。それで正確にはモドキの再現製作でしたが、仕上がってみますと、なかなかにベルデハⅡ軽戦車独特の姿、雰囲気が出ていました。

 このベルデハⅡは、実際には試作車輌1輌のみで現存するものの、実戦投入も無いままに終わった歴史を持ちます。それで公式キットどころか適応キットも出ないだろうと思われます。ベルデハⅡの前身のベルデハⅠは、スペインのメーカーから1/35スケールのガレージキットが出ています。車体形状や足回りはベルデハⅡと似ていますので、そのガレージキットを入手しての再現製作も可能だと思いますが、費用が高くつくので、私の場合は費用がかからなくて済む自作を選んだ次第です。

 

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伯爵高校 38(t)戦車(6号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その1

2022年08月06日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」に登場する伯爵高校チームの車輌の再現は、とりあえず4輌までいきました。もう1輌ぐらいは作りたいな、と思い、今度は6号車の38(t)戦車を作ってみることにしました。

 

 周知のように、「樅の木と鉄の羽の魔女」に登場する伯爵高校チームの38(t)戦車は、A型とE型の2種類の形式があります。いずれもアニメ本編に出ているB型準拠の38(t)戦車とは別型式です。そのうちのE型は、以前に五十嵐瑞希の搭乗する7号車の仕様にて製作しました。それで今回は、上図のA型を作ってみることにしました。

 

 伯爵高校チームにおける38(t)戦車A型は2輌あり、6号車と8号車がありますが、いずれも搭乗員が描かれず、形状も同じなので、上図のA型もどちらか分かりません。

 

 ですが、サンダース大付属高校チームとの試合で僚車が次々に撃破されるなか、終盤まで行動して毬奈・コンスタンティネスク隊長の指示を受けていたのが6号車と8号車ですから、双方の車長以下は歴戦のベテランであることが伺えます。要するに38(t)戦車A型には、チームでも経験豊富な3年か2年のメンバーが搭乗しているのでしょう。

 

 そのことは、移動中の列の順番を見てもなんとなく感じられます。隊長が指揮するフラッグ車のⅣ号戦車J型とその直衛とおぼしきⅢ号突撃砲G型の後に、この38(t)戦車A型2輌がピッタリと続いているからです。

 

 再現にあたっては、上図のホビーボスのB型のキットを使用しました。A型の1/35スケールの適応キットは未だに存在しないからです。そしてB型はA型の改良型にあたり、車体形状は同じであるからです。これにA型独自の要素を再現して合わせれば、作中車の姿に仕上がってくるわけです。

 ただ、作中車においては、転輪ゴムタイヤの独特のスリットやフラッシュハイダー無しの車載機銃、防弾カバー無しの砲塔ペリスコープなどの、実際のA型の独自の要素はあまり考慮されていないようで、外見上最も目立つ左側面のバトルアンテナ以外は、ほぼE型と共通した描写がなされています。
 なので、今回の再現製作においては、A型の要素の最たる左側面のバトルアンテナを忠実に作るだけで充分と判断しました。

 

 中身はトライスター製品のままでした。その金型をホビーボスが引き継いで販売していることが分かります。

 

 今回の製作では履帯を上図の別売のベルト式パーツで作ることにしました。これまでさんざん連結式履帯に苦しめられていましたので、1輌ぐらいは楽してもバチは当らないと思います。
 模型店のパーツバラ売りコーナーへ行くと、38(t)戦車用のパーツは何故か割と見かけます。ベルト式履帯もあちこちで見かけますので、念のために1個確保しておいたのですが、今回の製作で役に立ちました。

 

 ステップ1ではホイールとサスペンションを組み立てます。全てガイドの指示通りに進めます。

 

 転輪とサスペンションのパーツ群です。

 

 組み上がりました。

 

 上部転輪、起動輪、誘導輪のパーツ群です。

 

 組み上がりました。ホビーボスのパーツはドラゴン並みに細かく分かれています。これがタミヤのE/F型のキットであれば、一体成型のパーツも多くなって組み立て易いだろうな、と思います。  (続く)

 

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青師団高校 ベルデハⅡ軽戦車 作ります !!  その5

2022年08月05日 | ガルパン模型制作記

 履帯を組み立てました。二年くらい前に、サークルでのジャンクパーツ譲渡交換会にて、T-26軽戦車の砲塔と転輪と履帯のパーツを貰ってきたのが、今回役に立ちました。転輪と砲塔の基部、そして履帯が転用出来ました。スペインからの概要資料によりますと、ベルデハⅡの足回りの基本設計は、T-26軽戦車を参考にしているとの事で、部品も似た形状で作られたそうです。

 

 車輪類と並べて大体の組み合わせを確認しました。転輪と起動輪も同じT-26軽戦車用のパーツですから、履帯との組み合わせには問題がありませんでした。ベルデハⅡはT-26軽戦車よりも若干小さい車輌なので、履帯パーツが不足する心配はありませんでした。

 

 転輪や履帯の車体への組み付けは、いつもは塗装後に行うのですが、今回は思い切って塗装前に全て組み付けてみました。

 

 設計図通りのサイズで、組み立て位置もきちんと正確になぞりました。上図のように良い雰囲気でまとまりました。

 

 砲塔を試しにセットしてみました。おお、意外に良い感じになったな、と思いました。

 

 ですが、T-26軽戦車用のパーツの45ミリ戦車砲は、そのままでは長過ぎました。後でベルデハⅡの45ミリ戦車砲のサイズに合わせてカットし、縮めました。

 

 スペインから送っていただいた実車の画像によりますと、砲塔の3ヶ所に吊り下げ用の起倒式ホールドが付きます。その起倒式ホールドをプラ材で上図のように作りました。

 

 作った3個の起倒式ホールドを砲塔の天板前端左右と背面に取り付けました。

 

 続いて、車体の前後にも形状が同じでサイズが大きい起倒式ホールドが3個ずつ付きますので、プラ材で作って取り付けました。上図は車体前面の起倒式ホールドで、このように3個が並ぶのは、他の戦車では見た事がありません。

 

 参考にした実車画像でも、赤枠内に前面の3個の起倒式ホールドが見えます。3個のホールドがそれぞれ上下に向いているのが分かります。

 

 そして背面にも同じように3個の起倒式ホールドが見えます。2個のホールドが上向きに固定されているようです。

 

 自作して取り付けた、車体背面の3個の起倒式ホールドです。

 

 砲塔のクラッベはプラ板、クラッベやボックスのヒンジなどはプラ棒をカットしてそれらしく作りました。

 

 砲身の形状および長さの調整は、この段階ではまだ行ないませんでした。各所で組み合わせたプラ板のはみ出し部分を丁寧にカットし、ヤスリがけをしました。  (続く)

 

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伯爵高校 35(t)戦車(9号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 完成です!!

2022年08月04日 | ガルパン模型制作記

 ラストのステップ13では、砲塔をセットします。車体左側面の車外装備品は、塗装後に取り付けます。

 

 砲塔をセットしました。

 

 作中車にあわせて、左フェンダーの後端にジャッキ台を仮置きしました。これは塗装後に取り付けます。

 

 塗装を行ないました。車体色はミスターカラー37番のRLM75グレーバイオレットで吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪はいつものポスカ黒。転輪を回るようにしてあるので、ポスカを当てて回せば、一回転でスーッと塗れます。これを表面、裏面、接地面の3回ぐらい繰り返せば、タイヤゴム部分はムラなく塗れます。慣れてくると、上図の片側9個のダブル転輪を全部塗るのに5分もかからなくなります。

 

 車外装備品を塗りました。金属部分やワイヤーは28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。ワイヤーはジャンクにあったドラゴンのⅢ号突撃砲用のパーツがちょうどピッタリで使えそうなので転用しました。

 

 履帯のパーツを組み付けました。このキットの履帯は独特の形状をしていて繋がりも綺麗に出来るので、二つに分割しておいて上図のように繋いで車輪にセットしました。

 

 履帯のはめ込みが完了しました。

 

 車体左側面の車外装備品、シャベルと鶴嘴のセットを取り付けました。

 

 車体右側面の車外装備品、ジャッキとパール、スパナのセットを取り付けました。排気管は車体色と同じなので塗り分けは不要でした。

 

 背面のワイヤーとジャッキ台をセットしました。

 

 塗装後の組み立てが完了しました。あとはデカールを貼るだけです。

 

 御覧のように作中車は砲塔の左右側面と背面の3ヶ所に校章マークがつきます。伯爵高校チームの所属車で砲塔背面に校章マークが付くのはこの35(t)戦車のみです。姿のよく似た38(t)戦車との識別のために付けられているものと思われます。

 

 作中車に合わせて砲塔の三面にデカールを貼りました。

 

 最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 以上で、伯爵高校チームの35(t)戦車(9号車)がコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の仕様にて完成しました。製作日数は、2022年2月21日から2月25日までの5日でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。
 今回はタミヤ発売のCMK製品をほぼストレート組みで作りました。作中車はキットガイドのポーランド戦仕様に一致するため、それに合わせ、ワイヤーのパーツのみをジャンクから調達して仕様しました。改造が一切無くて気楽に組み立てることが出来ましたので、これも伯爵高校チームの所属車輌の中では、Ⅲ号突撃砲G型と並んで作り易いキットに挙げられると思います。

 

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BC自由学園 オチキスH39軽戦車(2輌目)(フェイズエリカのこぼれ話版) 完成です!!

2022年08月03日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業に入りました。BC自由学園チームの車輌に限らず、原則的に同じ車輌は車体色も同じであるのが普通であるとの認識にもとづき、前に作った同型車輌と同じようにミスターカラーの39番のダークイエローで吹き付け塗装しました。ベルト式履帯パーツは28番の黒鉄色で塗りました。

 

 車外装備品類もいつものように塗り分けました。金属部分は28番の黒鉄色で、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 排気管を42番のマガホニーで塗りました。

 

 ベルト式履帯をはめました。少しユルユルでしたが、ズレたり外れたりするほどではなかったので、そのままにしました。転輪は鋼製タイプでタイヤゴム部分がありませんので、車体色のままでした。

 

 車体背面の予備転輪をセットしました。

 

 車外装備品は、大方はガイドの指示にしたがって取り付けましたが、作中車独自の装備状態になっている備品だけは位置を変更して合わせました。上図は車体右側の車外装備品です。スコップだけは校章マークの上に位置するので、仮組みのままです。

 

 車体左側の車外装備品のうち、上図のクランクロッドだけは校章マークの上に位置するので、保留としました。

 

 作中車の描写を見ますと、校章マークが車体の左右側面に付いているのが分かります。

 

 車体右側面の校章マークをガルパンデカールセットより取り出して貼り、そのうえにスコップを取り付けました。

 

 作中車においては、車体背面の予備転輪の右にも校章マークがあります。

 

 車体背面の予備転輪の右に校章マークを貼りました。

 

 車体左側面の校章マークを貼り、そのうえにクランクロッドを取り付けました。

 

 最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 以上で、BC自由学園チームのオチキスH39軽戦車の2輌目、アンドレの搭乗車がコミック「フェイズエリカのこぼれ話」仕様にて完成しました。製作期間は、2022年2月20日から23日までと、3月8日の計5日間でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日を要しました。
 今回はピットロードの製品を利用しました。流石の国産キット、組み立ても楽で履帯はベルト式ですから、作業がまったくのノーストレスで進みました。追加工作は、車外装備品の一部の取り付け位置を作中車に合わせて変更するだけでした。1輌目の製作で使用したグンゼ産業のエレール製品に比べると、やはり発売時期が新しいためか、キットの精度はよくて細部のモールドもしっかりしているという印象でした。
 ピットロードさんは公式キットが大洗カモさんチームの九五式小型乗用車しかありませんが、こうしたコミック版のガルパン車輌も一つぐらいは公式キット化していただきたいものです。

 

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マジノ女学院 ルノーR35軽戦車(激闘!マジノ戦ですっ!!版) 完成です!!

2022年08月02日 | ガルパン模型制作記

 塗装に入りました。今回の車輌は車体が三色迷彩となっています。まずはベースカラーとなるダークイエローをミスターカラーの39番にて吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。この履帯も接着乾燥後に反ったり曲がったりしていますので、モデルカステンの連結式履帯というのは扱いづらいな、と改めて思いました。

 

 今回の車輌については、コミックス第2巻の裏表紙に迷彩模様の図が載っています。左側面のみですが、これを参考にして右側面や前後面はそれらしく合わせることにしました。

 

 迷彩塗装は明るい色から暗い色へと順に塗り重ねます。暗い色ほど隠蔽力が強いからです。ここでは二色目に526番の茶色を使用して筆塗りで上図のように塗りました。

 

 三色目は525番の緑色を使いました。三色のうちでは面積が最も大きいカラーです。転輪のゴム部分はポスカ黒で塗りました。

 

 今回も苦労して履帯を組み付けました。反った所をいったん折って付け直し、曲がった所を外して真っ直ぐに付け直しながらの組み付けでした。

 

 多少のズレは残ってしまいますが、完全に是正するのは無理なので、この程度で組み付けておきました。

 

 車外装備品類は作中車に合わせて取り付けました。金属部分を28番の黒鉄色、木製部分を43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 背面の予備転輪もセットしました。

 

 ジャッキとクランクロッドは黒鉄色で塗ってガイドの指示位置に取り付けました。

 

 バックミラーは8番のシルバーで。

 

 右側フェンダーの前部内側に鶴嘴の身をセットしました。

 

 塗装後の組み立てが終わりました。

 

 作中車の描写にあわせてデカールを貼りました。砲塔左右側面にブルーのクラブのマークを貼りました。

 

 車体の前面と背面に校章マークを貼りました。

 

 今回の車輌は隊長車の護衛として盾になったクラブ・ブルを再現しましたので、御覧の通りになりました。ちなみに砲塔左右の識別マークがクラブである車輌は、作中では2輌見られて、クラブ・ブルの他にクラブ・ブランが居ました。

 

 以上でマジノ女学院チームのルノーR35軽戦車がコミック「激闘!マジノ戦ですっ!!」のクラブ・ブル車仕様にて完成しました。製作日数は2022年2月17日から21日と、3月11日の6日でした。組み立てに3日、塗装および塗装後の組み立てに2日を要しました。

 今回はグンゼ産業発売のエレール製品を利用して、SA38に換装した武装強化型の作中車を再現しました。入替え同封のモデルカステンの連結式履帯は、繋いで接着乾燥させてしばらく保管しているうちに反りや曲りが生じましたが、大部分は付け直して是正しました。組み立て自体はガイドの指示通りに進めました。塗装はコミックの裏表紙のカラー図を参考にしました。
 マジノ女学院チームのルノーR35軽戦車は、アニメの最終章第1話にも登場しており、遠景ながらもコミック版と同じ三色迷彩の外観を示しました。隊長のエクレールと同じく、コミック版の設定がアニメ本編に採用されたもののようですが、そうであれば、今回の車輌は最終章第1話の仕様にも通じることになります。

 なお、最近ではルノーR35軽戦車の適応キットとしてタミヤの新製品(商品コード35373)が注目されていますが、そちらは短砲身の21口径37mmピュトーSA18のタイプしか作れませんので、今回作例のような長砲身のSA38に換装した武装強化型の作中車を作る場合は今回のエレール製品か、ブロンコモデルのルノーR-39(商品コード83893)が選択肢となります。

 

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