ラストのステップ13では、砲塔をセットします。車体左側面の車外装備品は、塗装後に取り付けます。
砲塔をセットしました。
作中車にあわせて、左フェンダーの後端にジャッキ台を仮置きしました。これは塗装後に取り付けます。
塗装を行ないました。車体色はミスターカラー37番のRLM75グレーバイオレットで吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。
転輪はいつものポスカ黒。転輪を回るようにしてあるので、ポスカを当てて回せば、一回転でスーッと塗れます。これを表面、裏面、接地面の3回ぐらい繰り返せば、タイヤゴム部分はムラなく塗れます。慣れてくると、上図の片側9個のダブル転輪を全部塗るのに5分もかからなくなります。
車外装備品を塗りました。金属部分やワイヤーは28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。ワイヤーはジャンクにあったドラゴンのⅢ号突撃砲用のパーツがちょうどピッタリで使えそうなので転用しました。
履帯のパーツを組み付けました。このキットの履帯は独特の形状をしていて繋がりも綺麗に出来るので、二つに分割しておいて上図のように繋いで車輪にセットしました。
履帯のはめ込みが完了しました。
車体左側面の車外装備品、シャベルと鶴嘴のセットを取り付けました。
車体右側面の車外装備品、ジャッキとパール、スパナのセットを取り付けました。排気管は車体色と同じなので塗り分けは不要でした。
背面のワイヤーとジャッキ台をセットしました。
塗装後の組み立てが完了しました。あとはデカールを貼るだけです。
御覧のように作中車は砲塔の左右側面と背面の3ヶ所に校章マークがつきます。伯爵高校チームの所属車で砲塔背面に校章マークが付くのはこの35(t)戦車のみです。姿のよく似た38(t)戦車との識別のために付けられているものと思われます。
作中車に合わせて砲塔の三面にデカールを貼りました。
最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。
以上で、伯爵高校チームの35(t)戦車(9号車)がコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の仕様にて完成しました。製作日数は、2022年2月21日から2月25日までの5日でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。
今回はタミヤ発売のCMK製品をほぼストレート組みで作りました。作中車はキットガイドのポーランド戦仕様に一致するため、それに合わせ、ワイヤーのパーツのみをジャンクから調達して仕様しました。改造が一切無くて気楽に組み立てることが出来ましたので、これも伯爵高校チームの所属車輌の中では、Ⅲ号突撃砲G型と並んで作り易いキットに挙げられると思います。