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海洋堂「ゆるキャン」プラモケイを作る3  犬山あおいを作る 上

2022年09月02日 | ゆるキャン△

 海洋堂ゆるキャンプラモケイの4人のうち、最初は練習製作を行なった犬山あおいを再度作ってみたいと思います。中身は御覧の通り、説明書、デカール、表情印刷済み頭部(2種)、ランナーパーツから成ります。

 

 パーツは二つに分類されます。上図は、犬山あおい本体のパーツです。頭部パーツは2種類あって選択出来るようになっています。

 

 こちらは犬山あおいの荷物類、キャリーカート、台座のパーツです。それぞれがランナーと呼ばれる円形または半円形の枠に繋がっています。ランナーとは、金型にてパーツを成形する際に溶けたプラスチックが通る通路のことで、成形後はパーツの保護枠となります。このランナーから、パーツを切り離すのが、プラモデル制作の最初の作業です。

 ここでは犬山あおい本体を組み立てて、荷物類は後日にまとめて作りたいと思いますので、それまで別に保管しておきます。台座のパーツだけを切り取って使用します。

 

 犬山あおい本体の組み立て準備として、上図の状態のようにパーツを切り離しておきます。前髪と帽子、両腕はランナーに付けたままにします。殆どのパーツを塗りながら組み立てますが、前髪と帽子と両腕のような小さなパーツは塗る時に持ちにくくて汚れやすいので、ランナーを残して持ち手とします。

 

 手始めに胴体の前後のパーツを仮に合わせてみます。模型を趣味としている方は「仮組み」と呼びますが、これを行なうことでパーツの合いをチェックし、しっかりと組み立てられるかを確認します。これをやっておくことでパーツの取り付け位置が分かりますし、組み立て間違いを防ぐことが出来ます。パーツの不具合や不良を見つけることも出来ます。

 今回の犬山あおいの場合、御覧のようにダボが穴に入りにくくて、力を入れて押し込んでも隙間が残ってしまいました。これはプラモデル製品ではよくあることで、個体差もあります。接着せずに組み立てられるキットですので、多少きつくして接合時にしっかり固定出来るようにしてあるのですが、きつ過ぎてしっかり嵌まらない場合があります。
 こういうときに無理して押し込んだりすると、時にはダボが折れたり、パーツにヒビが入ったりしてしまいます。

 

 そこで、ダボの方をニッパーで1ミリぐらい切って縮めました。ダボは6ヶ所にありますが、その全てを切り縮めました。ニッパーをお持ちでない方は、爪切りでも代用出来ます。爪を切るのと同じ要領でダボをカットしましょう。

 

 その後、もう一度仮組みしてみますと、隙間も残らずにピッタリ合いました。こういったパーツの下ごしらえをしておくことで、仕上がりが綺麗になってきます。

 

 パーツを切り離した後に、このように突起が残ったりしますので、アートナイフやヤスリなどで丁寧に削り取っておきます。カッターナイフでも代用出来ますが、指を切ったりしないように注意して下さい。

 上図のアートナイフはダイソーで売っているもので、替刃付きで100円です。頑丈で切れ味も良く、三年ほど使っていますが、まだ刃を一度も交換していません。100円の品ですが、使い心地は模型店で売っている1000円以上の高価品にまったく劣りません。こういうツールも100円均一ショップは色々と扱っていますので、模型用道具の殆どが揃えられるようになっています。特にダイソーとセリアが力を入れていますので、探してみるのも楽しいでしょう。

 ダイソーのアートナイフ(デザインナイフ)の紹介記事はこちら

 

 台座に脚のパーツを差し込む穴がありますが、これもきつくてダボが全部入りません。足裏が少し浮いた不自然な状態になってしまいました。

 

 そこで台座の穴をアートナイフで回して削りました。カッターナイフでも同じように出来ますが、刃が穴に入りにくいかもしれません。台座の表と裏の両側から回して削ってみると良いかもしれません。また、ダボのほうを細く削るという方法もありますが、削り過ぎるとユルユルになりかねませんので注意して下さい。

 

 今度はピッタリと最後まで入って足裏が台座に固定されました。

 

 両脚のパーツを繋ぎ合わせました。接着しなくても繋がりますが、胴体の中に挟み込んでも固定されるわけではないので、胴体内で外れる場合があります。仮組みの際に、試みに両脚部を押したり引いたりしてみたら、中で外れてしまうことを確かめました。それで、私の製作では接着剤でくっつけて固定しました。接着固定したほうが、フィギュアが安定して立つからです。
 接着剤は、前回で紹介した、タミヤのリモネンセメントを使いました。

 タミヤ公式サイトでのリモネンセメントの紹介記事はこちら

 

 両脚部の前後に、腰から足元まで縦に線が通っているのが見えるでしょうか。これはパーティングラインと呼ばれる余分な部分で、金型の合わせ目がこのように凸面で残ってしまうものです。
 プラモデル製品には大抵このパーティングラインが残っているパーツが含まれますので、それをナイフで削ったりヤスリでこすったりして消すのが、模型製作における基本的作業のひとつになっています。

 

 ここでは、アートナイフを使って「カンナがけ」と呼ばれる方法で、パーティングラインを削り取って消します。上図のように、アートナイフをパーティングラインに対して直角に、垂直に立てて、そのままカンナを扱うように並行に削ってゆきます。力を入れずに、なでるような感じでパーティングラインの線の上を立てた刃でなぞります。二、三度ほど繰り返せば、パーティングラインは完全に削られて消滅します。
 カッターナイフでも出来ますが、製品によってはアートナイフよりも切れる場合が多いので、力を抜いて撫でる感じで、パーティングラインの線の上を立てた刃でなぞって下さい。

 ここまでが、犬山あおい本体の組み立て前の仮組み、パーツの下処理の全てになります。次回は塗装と塗りながらの組み立てに進みます。  (続く)

 


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