防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

たまたま見かけた地盤調査風景 - スウェーデン式サウンディング試験

2008年06月25日 | 盛土が安定すれば安心
今日ちょっと外に出る用事があったのですが、たまたまスウェーデン式サウンデイング試験を行っている風景に出くわしました。スウェーデン式サウンデイング試験とは、宅地の地盤調査手法として最もポピュラーなもののひとつで、100kgもある重りを地盤にねじ込む際のスクリューの回転数で、地盤の上に何トンまで載せることが出来るかを測るものです。

地盤はいろんな表情をしており、絶対同じものがふたつあることはありません。よって、そこがどのようにして出来た土地であるか、周囲の条件から自然を読み解くイメージトレーニングを積み重ねておかないと、なんとでも解釈できてしまうのです。

特に、宅地盛土は中になにが入っているか分からない怖さがあります。それでも、周囲の状況から盛土の材料を推察、さらにはその材料となった地盤の形成された環境と堆積順序をしっかり考察しておくこと※。加えて、地盤の主犯格の地下水の通り道が、もしかしてパイプを作っているかもしれないという観点を持たなければ、納得のいかない半端な結果にだれもが振り回されえてしまうとおもうのです。