ジュース ジュース

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ジュースJuiceジュース


(株)創健社Sokensha Co.
みかんしぼり缶
宮崎産の温州みかん100％使用のストレートジュース。着色料、香料、保存料は不使用

総合評価★★★

農薬使用	使用
食品添加物	未使用
環境影響度	Neutral/Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

(株)えひめ飲料Ehime Breweries Co.
POMポンジュース
果実（オレンジ、うんしゅうみかん）、香料。果汁100％ジュース

総合評価★★★

農薬使用	使用
食品添加物	使用
環境影響度	Neutral/Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

(株)えひめ飲料Ehime Breweries Co.
POM青森りんご ふじ　王林
ふじ80％、王林20％使用

総合評価★★★

農薬使用	使用
食品添加物
環境影響度	Neutral/Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

　　

(株)えひめ飲料Ehime Breweries Co.
POM愛媛いよかん
果汁100％。無香料、無着色

総合評価★★★

農薬使用	使用
食品添加物
環境影響度	Neutral/Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

　　

光食品(株)Hikari Foods Co.
ヒカリ国産

総合評価★★★

農薬使用	未使用
食品添加物	未使用
環境影響度	Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

アサヒ飲料(株)Bireley's Co.
バヤリース和歌山みかん100
和歌山県産の温州みかん果汁100％使用のオレンジジュース。温州みかん、香料、ビタミンＣ

総合評価★★★

農薬使用	使用
食品添加物	使用
環境影響度	Neutral/Positive
地球温暖化影響度	Low
フードマイレージ	Low
遺伝子組み換え食品	未使用

ムソー(株)Muso Co.
ムソーオーガニックオレンジジュース
オーストラリア産の有機栽培オレンジ使用。濃縮も行わない、保存料・着色料無添加、砂糖不使用

総合評価★★★

農薬使用	未使用
食品添加物	未使用
環境影響度	Positive
地球温暖化影響度	Medium
フードマイレージ	High
遺伝子組み換え食品	未使用

キリン・トロピカーナ(株)Kirin-Tropicana Co.
トロピカーナホームメイドスタイルオレンジ
アメリカ産100％ジュース。オレンジ、香料

総合評価

農薬使用	使用
食品添加物	未使用
環境影響度	Neutral/Negative
地球温暖化影響度	High
フードマイレージ	High
遺伝子組み換え食品	未使用

アサヒ飲料(株)Bireley's Co.
バヤリースアップル
中国産。100％ジュース。りんご、香料

総合評価★★

農薬使用	使用
食品添加物	未使用
環境影響度	Neutral/Negative
地球温暖化影響度	Medium
フードマイレージ	Medium
遺伝子組み換え食品	未使用

森永乳業(株)Morinaga Co.
サンキスト100％オレンジ
アメリカ産。オレンジ、香料

総合評価★★

農薬使用	使用
食品添加物	使用
環境影響度	Neutral/Negative
地球温暖化影響度	High
フードマイレージ	High
遺伝子組み換え食品	未使用

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詳細は『2009－2010年版　ニッポン食の安全ランキング５５５』 （マーティン・フリッド著）をご覧下さい

 

※著者 マーティン・フリッド氏のインタビュー記事が 『ニッポン 消費者新聞』（6月15日付）に掲載されました。記事はこちら

 

野村進のノンフィクション100選：ベスト10

野村進

ノンフィクション１００冊選考にあたり
時代と切り結ぶが故の儚さと可能性

　ベスト作品の選出は、本来ならノンフィクション評論家がなすべき作業であろう。
　ところが、日本にノンフィクション評論家は存在しない。文芸評論家はいても、この「文芸」にノンフィクションは加えてもらっていないので、われわれのような実作者に御鉢が回ってくることになる。
　私自身、古今東西のノンフィクションに遺漏なく目配りをしているわけではない。おのずと、限られた範囲から好みの作品を選ぶことになってしまう。読者には、その程度のものとお考えいただきたい。これら以外にも傑作・名作は数多くあるはずなのである。
　かくして選び終えたいま思うのは、ノンフィクションの儚（はかな）さである。
　ノンフィクションは時代と深く切り結ばなければ書けない。だが、そうすればするほど時代に搦（から）めとられ、その枠組みからはみ出して、未来にまで読み継がれる普遍性を獲得しがたくなってしまうのだ。
　このことを最も痛感させられたのは、ベトナム戦争について書かれたあまたの作品を久々に再読したときである。文字通り命がけで取材した作品のほとんどが、残念ながら今日生き残っていない。冷戦構造の縛りがそれほどまでに強烈だったのである。その弊を逃れられたのは、開高健や近藤紘一ら一握りの書き手の作品にすぎない。
　にもかかわらず、まさしく時代はノンフィクションを必要としている、と私は強く思う。たとえば、元厚生事務次官夫妻を殺害した容疑者が語った「むかし保健所で殺された愛犬チロのかたきうち」という動機が事実とするなら、それにもとづく犯行をフィクションで描けるだろうか。秋葉原無差別殺傷事件しかり、未解明部分の多いオウム真理教事件しかり。つまり、時代が、フィクションを書く作家の想像力の射程をはるかに超えてしまっているのである。
「ノンフィクションの危機」ばかりが声高に語られるが、実はこれから本当の「ノンフィクションの時代」が始まるのではないか。私はひそかにそんな予感を抱いている。

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野村進のノンフィクション100選：ベスト10
※コメントは選者ご本人によるものです

■アーロン収容所 (中公文庫)
会田雄次
中公文庫／1973年
ビルマでの捕虜体験記。アングロサクソンによる支配とアジア人を同じ人間とはみなさない視線が、著者の諦観とともに伝わってくる

■城下の人―石光真清の手記 1 (中公文庫)
■曠野の花―石光真清の手記 2 (中公文庫)
■望郷の歌―石光真清の手記 3 (中公文庫 (い16-3))
■誰のために―石光真清の手記 4 (中公文庫 (い16-4))
石光真清
中公文庫／1978年
明治・大正期に、大陸で諜報活動に携わった著者が遺した奇跡的な手記４部作。日露戦争を始めとする近現代史が、別の顔で迫ってくる。他の3作は『曠野の花』『望郷の歌』『誰のために』

■レイテ戦記 (上巻) (中公文庫)
■レイテ戦記 (中巻) (中公文庫)
■レイテ戦記 下　 中公文庫 A 33-4
大岡昇平
中公文庫／1974年
膨大な資料と証言をもとに、レイテ戦を精緻に描き切った圧巻の書。若い世代にぜひ読んでもらいたい

■マレー蘭印紀行 (中公文庫)
金子光晴
中公文庫／2004年
いまのシンガポール、マレーシア、インドネシアを彷徨する詩人のメモワール。東南アジアの自然を描写した文章で、これを越えるものを知らない

■サイゴンから来た妻と娘 (文春文庫 こ 8-1)
近藤紘一
文春文庫／1981年
ベトナム戦争で出会った日本人ジャーナリストとベトナム人母娘との物語。その普遍性ゆえ、いまも読み継がれている

■鞍馬天狗のおじさんは (ちくま文庫)
竹中労
ちくま文庫／1992年
"アラカン"こと嵐寛寿郎の一人語り（竹中流聞き書き）と・竹中節"との絶妙なセッション。副題『聞書アラカン一代』

■ナマコの眼 (ちくま学芸文庫)
鶴見良行
ちくま学芸文庫／1993年
ちっぽけなナマコから、アジアと日本が縦横無尽に語られる。東南アジアとはどういう世界かを知るためにも不可欠の記録

■イサム・ノグチ〈上〉―宿命の越境者 (講談社文庫)
■イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者
ドウス昌代
講談社文庫／2003年
日本とアメリカとのあいだに生きた世界的彫刻家の生涯を綴った、評伝ノンフィクションのひとつの到達点。副題『宿命の越境者』

■誘拐 (ちくま文庫)
本田靖春
ちくま文庫／2005年
1963年に起きた「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を描き切ったノンフィクションの古典

■下下戦記 (文春文庫)
吉田司
文春文庫／1991年
若い水俣病患者たちと長年つきあい、「ケツの穴まで見せ合った」著者による"臓腑感覚"にうったえてくる記録。われわれ同業者にも多大な影響を及ぼした


「和書その1」に続く

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野村進

○ノンフィクションライター
Profile
のむら すすむ
1956年生まれ。上智大学中退。アテネオ・デ・マニラ大学留学中に取材・執筆活動を始める。97年、『コリアン世界の旅』（講談社＋α文庫）で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。
99年、『アジア 新しい物語』（文春文庫）でアジア太平洋賞受賞。『千年、働いてきました』（角川oneテーマ21)など著書多数。現在、拓殖大学国際学部教授も務める

My Bookmark
『調べる技術・書く技術』（講談社現代新書）に詳述

WHO’S WHO：中村智志

人名	中村 智志
よみがな	なかむら さとし
プロフィール	1964年生まれ。上智大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。 『アサヒグラフ』や『週刊朝日』編集部、東京本社社会部などを経て、93年12月からの長期取材をもとに著した『段ボールハウスで見る夢』（草思社）で、講談社ノンフィクション賞を受賞
作品	■段ボールハウスで見る夢―新宿ホームレス物語 草思社、1998年3月 ■路上の夢―新宿ホームレス物語 （増訂、講談社文庫、2002年1月） ■大いなる看取り―山谷のホスピスで生きる人びと 新潮社、2008年3月 聞き書き （　）内は著者 ■新宿ホームレスの歌―「放浪歌人」の70余年 （富士森和行） 朝日新聞社、2002年1月
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更新日	09/07/04