■オリジナル読み物は「ISSUE」で、ノンフィクション書籍情報は「BOOK WEB」で、ノンフィクション作家情報は「WHO'S WHO」で
オリジナル読み物満載の現代プレミアブログISSUEページへノンフィクション作品ガイド満載の現代プレミアブログBOOK WEBページへノンフィクション作家の情報満載の現代プレミアブログWHO'S WHOページヘ現代プレミアブログCOMMUNICATIONページヘ現代プレミアブログWORK SHOPページヘ
現代ビジネスOPEN!! どりこの探偵局


≫≫模型の作り方はこちら 


会えて良かった
附録の王者「軍艦三笠の大模型」 

 
 ルポライター 宮島英紀


 子どものころから宝探しが大好きだった。
 

 大人たちに見つからぬよう倉庫や屋根裏、空き家やスクラップ工場などへともぐりこみ、ガラクタのなかから、数知れぬほどの“秘宝”を蒐集したものである。 

 ホコリをかぶった書物や写真、古銭やガラス玉、正体不明の機械部品などを“発掘”するたび、学校で級友たちに見せびらかした。 

 はげしく傷つき、泥や油にまみれて使い物にならなくなった品々にも、かつては人々の活動を支えた栄光の時代があったはずである。 

 人間に見捨てられ、朽ち果てようとするガラクタたちの愚痴や自慢話が聞きたくて、ボクはせっせと“発掘”に勤しんでいたのだろう。 

 取材・執筆を生業としているいまも、色あせたり、ホコリをかぶったりした品々への愛着は変わらない。 

 この2年間ほど、ボクは講談社が昭和5年末から昭和19年にかけて、大々的に販売していた「どりこの」について“発掘調査”をつづけながら、そのリポートをブログで連載してきた。 

 「どりこの」とは、ブドウ糖を主体とする滋養飲料で、国内だけでなくアメリカやカナダにも輸出された大ヒット商品だ。 

 しかし、いまはその商品名さえ知る者は少なく、歴史の地層深くに埋没しようとしている。「どりこの」とはいったい如何なる飲み物で、誰が発明し、どんな経緯で出版社である講談社が発売することになったのか? 

 そもそも「どりこの」というこの奇怪なネーミングは何を意味しているのか? 

 さまざまな謎を解き明かすべく、講談社の書庫や保存資料室に入り浸る日々をつづけてきたが、その“発掘調査”の過程で、ボクはまたまた“秘宝”を発見してしまったのである……。                       つづく 

写真の模型は一部に加工と塗装を施してありますので、実際の商品とは多少異なります。

 「完全復刻『少年倶楽部』附録大模型 軍艦三笠」

講談社 価格:3675円(税込)
■ISBN 978-4-06-216254-8
■箱入り・シュリンクパック

お求めはこちらから




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 軍艦三笠の大... 『監査法人入... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。