「文藝春秋」に今春連載した「ドキュメント・昭和が終わった日」を『昭和の終わりとワンダーランド』と改題して、追加取材及び加筆中である。あらためて「代替わり」が日本人の意識に与えた影響の大きさに驚いている。今秋には刊行予定なので、ぜひお読みいただきたい。
直近の仕事では、「週刊ポスト」に「足立区・竹ノ塚発ドバイ行き」というレポートを書いた。東京の最貧地区の竹ノ塚と、沸騰都市のドバイを比較しながら、現代の貧困問題を描いたものである。
また、週刊新潮の虚報問題を「世界」と「文藝春秋」に書く予定なので、こちらもお読みいただきたい。
佐野眞一
(2009年5月13日記)
Profile
さの しんいち
1947年生まれ。早稲田大学卒業後、勁文社入社。その後、業界紙記者を経てフリーのノンフィクション作家となり、97年、『旅する巨人』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『誰も書けなかった石原慎太郎』(講談社文庫)、 『小泉政権 非情の歳月』(文春文庫)など著書多数。09年、 『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞受賞
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■外務省:外交史料館 「案外、資料が充実している」
■松岡正剛「千夜千冊遊蕩篇」 「本読みにとっては大いに参考になる」