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現代ビジネスOPEN!! どりこの探偵局


 

【010】カトマンズからこんにちは 

 単独&無酸素 登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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 ナマステ。

 まだ体調は良くならないので長く書けないですが、ここABCをもうすぐ出ます。

  現場では生中継ができなかったのですが、10月2日金曜日の20時からリベンジ生中継「カトマンズからこんにちは」を行おうと思います。

  カトマンズのゴチャゴチャした街からエベレスト単独・無酸素 登頂の映像を流 し、最後は、カトマンズでお祭りをやりたいです。

  少しでもエベレストを楽しんで頂ければと思います。

  昨日も寝ることができず、咳こむと腰から膝から悲鳴を上げます。

  やはり単独・無酸素はなかなか厳しいですね。他の8000m峰とは別で、けたが違います。 しかし、エベレストを知ることができました。

 そして、単独・無酸素登頂は、決して不可能ではないということも知りました。

 山が大きければ大きいほど、自分の小ささを感じますが、同時にそれに合わせて大きくなろうとする自分もいます。

 ナマステ。


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 東京の栗城事務所から「エベレスト登頂断念」のお知らせが届きました。断念の理由は「天候悪化と、 本人の体調悪化」とのこと。

 極限の世界である「デス・ゾーン」では、少しの迷いも許されません。判断ミスが死と直結しているからです。

 栗城さんも自分のことばで語っていますが「生きているから挑戦ができる。死んでしまったらなにもできない」というのは、まさにそのとおりですね。

 今回は残念ながら登頂断念という結果になりましたが、すでに栗城さんはリベンジに向けて動き始めているそうです。

 10月2日の生中継で栗城さんからどんな発表があるのか。注目しましょう。



……栗城史多 公式&関連サイト……

<Yahoo!:エベレスト 地球のてっぺんに立つ!>
http://kuriki.yahoo.co.jp/

<栗城史多 公式ホームページ>
http://kurikiyama.jp/

<栗城史多 公式ブログ>
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bt_nobukazu

<VanaH:エベレスト プロジェクト!>
http://www.vanah.co




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【009】すべてを受け入れて

 単独&無酸素 登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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 ナマステ。

 久しぶりに自分で更新します。

 今まで、体調不良や諸々の問題があり、精神的にも体力的にも落ち込ん
でいたので、書きませんでした。

 明日、エベレストの頂上8848m、地球のてっぺんに向けて出発します。

 短く書きますが、苦しみも、不安も、生も、死も、全て受け入れてきます。

 そんな大きな壁に向えることに、誇りと喜びを感じてます。

 生きていることに感謝。

 ナマステ。

 行ってきます。


エベレストの頂上は雲よりも高いところにある。
まさに「地球のてっぺん」だ。


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栗城さんが、エベレストの頂上にアタックする日程がついに決まりました!

当初の予定では、登頂日は9月28~29日でしたが、現地の天候などの影響で日程は「9月24~25日(木~金曜日)」に早まりました。

これまでの「流しそうめん」や「カラオケ」に続き、頂上アタックの模様もYahoo!の専用ページで「24時間・インターネット生中継」されますので、頂上までの道のりをリアルタイムで視聴することが可能です。

「地球のてっぺん」にたどり着いた栗城さんの第一声は?
「地球のてっぺん」からはどんな景色が見えるのでしょうか?

いよいよ、その瞬間がやってきます。
お見逃しなく!



……栗城史多 公式&関連サイト……

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【008】走る~♪ 走る~♪ 俺達~♪

 単独&無酸素 登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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 ナマステ。

 ABCのシェルパ達がランナー【※1】を覚え始め、今回のエベレスト登山のテーマソングになってしまった。

 流しそうめんとカラオケが終わり、いよいよ、エベレストの山頂に単独&無酸素で挑む時が間近にせまって来た。

 今、ABCからエベレストを眺めている。空の上に山頂があり、その標高は全ての生命が生きることの許されない世界。

 そこに、「自分」という人間が、生き物が行こうとしている。


 ここにきて、初めて「登る」ということに迷いを感じた。

 登るか、登らないか、全ては自分が決めること。もし、登ると決めても、生きて帰れるかどうかは山の神様が決めること。

 しかし、エベレストの山頂を見れば見るほど迷いが生じ、自分の中にある「自分」というものが無くなってきて、登る、登らないの判断ができなくなる。

 私にとってエベレストとは、それだけ大きい存在なのだ。


 でも最後は「登る」を選ぶだろう。そして、どんな結果になるか。正直に言えば、登った、登らなかったはあまり重要ではないような気がする。

 どんな結果になっても、それをどう受け止めるのか。そちらの方が重要な気がする。

 エベレストを目の前にして、自分がどんどん小さくなっていく。
 だれにもすがることのできない場所。

 そこで僕は今、生きている。

 ナマステ。
 


ABCカジノです。
シェルパは朝の9時から17時までカジノをやっていました。
きっと僕が最終アタックをしているときも……。



【※1】
 「ギネス記録に挑戦シリーズ」の第2弾として標高7600mでカラオケに挑戦した栗城さんは2曲を熱唱。そのうちの1曲がこの爆風スランプの『Runner』(1988年)でした。生中継のダイジェスト版が
Yahoo!の専用ページで公開されていますのでぜひご覧ください。

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【007】6750mの「切れ痔」

 単独&無酸素 登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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  ナマステ。

 ホワイトアウト【※1】の6700mを越えた時、お尻に何かむずむずしたものが走る。あまりにもむずむずするのでズボンを下ろして見てみると、血が出ているではないか。

 記念すべきエベレストの初登山で、いきなり「切れ痔」になってしまった。気圧の変動なのか、緊張なのか、とにかくお尻が痛い。

 トイレットペーパーを使うのがもったいないので、お尻を氷になった雪に付けてみると血がどっとついた。まるで「いちごのかき氷」のようだった。

 栗城はABC【※2】からフィールド・スコープというハイテク双眼鏡で何をしているか常にチェックされているので、ABCのスタッフはきっと、季節外れのいちごのかき氷を見たことだろう。

 けっして食べることのできない、かき氷を……。


 今まで8000m峰を3度登ってきて、初めてC1【※3】への荷揚げに失敗した。それは切れ痔のせいではなく、何か大きな壁を感じているからだ。

 いつもの荷物に、いつも通りの出発だったが、歩いて10分もしないうちに今回の登山が普段とは何かが違うことを全身で体感していた。

 それは6400mからの出発だからなのか、それとも何か威圧的なものがあるからなのか。正直いってよくわからないが、これが世界最高峰の重圧なのだろう。


 ノースコル【※4】は複雑な迷路のような氷河だ。しかもその迷路が壁のように聳え立っている。ノースコルの壁にたどりついた時にルートが複雑なことを知った。

 遠くから見ると左やら右やらどちらに行けばいいのかわかっていたが、実際近くに行ってみると氷河がとてつもなく大きく、そして複雑だった。登り始めてすぐに天候が変わり、まわりは霧に包まれ、さらに迷走しはじめた。

 雪はモンスーンの影響で重く、そして、膝以上の深さがある。6000mを越えたところを両手で雪をかき出し、膝を上げていく。いったいどこまで登ればいいのだろう。

 濃い霧が目の前のゴールをかき消していく。そして自分がどこにいるのかわからなくなってきた。気温はけして寒くはない。音も無く、時折、氷河の鼓動が聞こえる。

 無線で副隊長からルートの指示を仰いだ。しかし、濃い霧のためABC内でも迷走が続き、まとまらない意見の無線が聞こえてくる。


 気が付くと真っ白い雪の左右それぞれに、黒い大きな穴だけがはっきりと見えた。クレバスだ。

 右側のクレバスの幅は2mもある。一方、左側はスノーブリッチ【※5】になっており、僕の体重を果たして支えきれるだろうか。

 注意深く左側のクレパスを観察すると、その先には真っ直ぐと伸びる雪壁が見える。もしこの先に行くとなると、ここを通るしかないだろう。

 山の声というより、自分の声を信じて、スノーブリッチを全力疾走で渡りきる。

 といっても、荷物などで身体は重いので、四つんばいになって体重を分散させながらゆっくりと、だが。

 そして、何も見えない雪壁を登っていくと、目の前に大きな氷河とクレバスが待っていた。

 左も右もない、氷河の一本道にロープがかかっているということは、正しいルートにたどりついたのだ。思っていた以上に時間が経つのが早い。まだ半分も行っていないのに6時間もかかっている。

 しかし、ここで敗退するわけには行かない。ここから先、3つの雪崩れの巣があるが、ここを登りきれば目の前に僕が合いたかった人がいる。

 そう思ってザックを背負うとお尻に激痛が走った。そして、冒頭で紹介した「いちごのかき氷」ができたためこれ以上の進行を断念。いったんABCまで引き返すことにした。

 明日はお尻の治療に専念します。ノースコルは複雑な氷河の迷路です。まるで都会の雑踏のように。

 でも僕はその雑踏を走り抜けてみせます。
 どんな誘惑があろうと。

 ナマステ。


今日は休養です。
特設バーバーヒマラヤで門谷君が坊主にしていました。
髪を切っているのは山本カメラマン。最後はソリまで入っていました。
なぜ、最後はソリなのでしょうか(嫌がる門谷)。


【※1】
 雪や雲などがガス状に立ちこめ、視界全体が真っ白になって空間や方向、高度の識別が不能になる現象のこと。

【※2】&【※3】&【※4】
 ABC(アタック・ベース・キャンプ)やC1、ノースコルの位置情報は[栗城多史 エベレスト登頂ルートマップ]をご参照ください。

【※5】
 雪渓の割れ目や氷河のクレバスなどに、橋のように架かっている雪の塊のこと。

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 切れ痔を「いちごのかき氷」とは栗城さんらしい表現ですが、誰にも踏み荒らされていないバージン・スノーにイチゴ色は映えるだろうな……と、思わず心配よりも先に絵画的な妄想(?)をしてしまいました(栗城さん、ごめんなさい)。

 なお、栗城さんは、標高7000mにあるC1(ノースコル)への再トライにはすでに成功しており、現在はさらにその先(標高8400m)を目指して準備中です。

 予定では、9月14日(月曜日)の15時30分から「ギネス記録に挑戦シリーズ」の第2弾として、標高8400mで「カラオケ」を熱唱するそうです。詳細は、
Yahoo!の専用ページをご参照ください。



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【006】流しそうめんの前に

 単独&無酸素 登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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 ナマステ。

 みなさん、流しそうめんはご覧になったでしょうか?!!

 本来であれば夏に行うべきの流しそうめん。6400m、マイナス5度の世界で無事に流すことができました。

 めんつゆを作っていただいた料理の鉄人、坂井シェフと応援動画を頂いた著名人【※1】の方々に本当に感謝いたします。

 こんなくらだい冒険を応援した沢山の人達にも。でも、くだらなくても沢山の人達が笑顔になれる。そんな冒険を毎日やっていきます。

 栗城隊、頑張ります!

 次回は9月14日、8400mでカラオケを無酸素単独でやります。
 酸素が無いから多分無理……。

 ナマステ。


6400mで半袖アロハシャツのお兄さんが高所エンジニアの杉原さんです。
彼がパソコンを治してくれました。
ブラックジャックならぬアロハジャックです。


【※1】
 人気お笑い芸人のタカアンドトシさんや、ミュージシャンの大黒摩季さんらが栗城さんへ応援動画をよせました。詳細はYahoo!の専用ページをご参照ください。
 
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 きのうの12時30分からインターネットで生中継された「ギネス記録に挑戦! 標高6400mで流しそうめん」は無事に成功しました。

 当日の天候はあいにくの雪。流しそうめんの水路に積もった雪をお湯で強引に溶かしながらの実演でしたが、栗城さんは「本当においしいです」を連発していました。

 栗城さんによれば、流しそうめんの中継前に、じつはこんな「事件」があったそうです。今回はギネス記録の達成記念(?)ということで栗城メッセージは二本立てです。
 


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  ナマステ。

 流しそうめん当日の早朝。緊張からか急にトイレに行きたくなり、テントを出てトイレ方面に向かった。辺りは雪が降り続き、岩でゴロゴロとしていたところが白い雪原になっていた。

 今日は流しそうめん当日。インターネットでも生中継を行う。大プロジェクトだ。

 きっと竹に雪や氷が張り付き、流すことは難しいかもしれないと考えながら進んでいると突然足が軽くなり、雪で解けた池に落ちた。

 腰近くまで水につかり、必死に這い上がろうとしても、なかなか這い上がれない。

 近くのテントに副隊長の森下さんがいるので叫んでみても反応がない。

 それでも力ずくで池から脱出するが、少しでもタイミングが悪ければ、流しそうめんの前に栗城はいなくなり、雪崩れやクレバスでもなく池で栗城の遺体が出てくるところだった……。

 足は冷え切り、テントに中に入っても水でびしょびしょ。
 今でもめっちゃ足が痛いのでブログはここまでです。

 ナマステ……。
 
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 なんと、中継前に池に落ちていたとは!?

 そんなおいしいこと(?)をおくびにも出さず、流しそうめんをひたすら食べていた栗城さんは、やっぱり超人ですね。フツーなら、がんまんできずに言っちゃいますよ……。



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【005】エベレストで「流しそうめん」に挑戦!

 単独&無酸素登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージと画像が届きました。


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 ナマステ。

 明日は、いよいよ「ギネスに挑戦! 6400mからの流しそうめん!」を行います。

 今日は雪の降る中、中継機材を上げるため、シェルパ【※1】が7000mのノースコル【※2】に向かいました。

 しかし、途中で幅100mほどの雪崩れに合い、7人のシェルパは全員無事でしたが、雪崩にダイレクトで遭遇したシェルパ・リーダーのサンタさんが助かったのは奇跡的でした。

 この秋のシーズンは雪が多く、雪崩が多いです。

 初回から本当に大変な登山です。


 流しそうめんの後、僕はその雪崩れの巣、ノースコルに1人で向かいます。

 6400mでの流しそうめん。

 8400mでのカラオケ【※3】。


 そして8848mへの単独無酸素登山。

 みなさんには、何かを感じてもらえればと思っています。

 栗城隊一同、命を懸けて頑張ります。

 ナマステ!!!!!!!



シェルパが無事に帰ってきました。
笑顔の裏はどんな光景があったのでしょうか。


【※1】
 チベット語で「東の人」という意味。ヒマラヤ登山隊の案内人をする現地の人々。

【※2】
 ノースコルの位置情報は、当ページの前号に掲載した[栗城多史 エベレスト登頂ルートマップ]をご参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/gendai_premier/e/339f123cec5c22ffa49159d4dd687828

【※3】
 流しそうめんに続く「ギネスに挑戦シリーズ!」の第2弾として、標高8400mで『We are the world』のカラオケを熱唱する予定。なお、この模様もYahoo!の専用ページにてインターネットで生中継される予定です(放送予定は9月14日の15時30分~)。

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 栗城さんが標高6400mで挑戦する「流しそうめん」は、かなり本格的です。

 そうめんが流れる水路は約30mもありますし、めんつゆはフランス料理の鉄人として有名な坂井宏行シェフのお手製です。

 はたして、エベレストで食べる流しそうめんのお味は?

 栗城さんの第一声に期待しましょう。


 なお、この挑戦の模様は、インターネットで生中継されます(放送予定は9月7日の午後12時30分~)。詳細は下記、Yahoo!の専用ページをご参照ください。



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【004】ABC(アタック・ベース・キャンプ)に到着!

 単独&無酸素登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージが届きました。


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 ナマステ。

 本日、夕方6時30分、やっとABC(アタック・ベース・キャンプ)に着きました!

 SpO2は65%。

 いよいよ高度障害が心配になってきました。

 しかし、目の前にはエベレストの頂上が見えています。

 気分は盛り上がってきていますが、期待と不安が半々の、複雑な心境であります。

 ナマステ。

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 今回、栗城さんがたどり着いた「ABC」は標高6400m地点にあります。エベレストの標高は8848mですから、この時点で、すでに栗城さんは全体の約4分の3を踏破したことになります。

[栗城史多 エベレスト登頂ルートマップ]



 ここまで、ほぼ予定通りのペースで登り続けている栗城さんは驚異的ですが、ここから先、つまりエベレストの頂上までの「残り約4分の1」は、これまでとは比較にならないほど過酷な環境となり、そこには想像を絶する厳しい闘いが待っています。

 「ABC」には酸素濃度が低い高所に身体を慣らしていく「高所順応」を兼ねて1週間ほど滞在。その間に、珍ギネス記録に挑戦シリーズ(?)の第1弾として、エベレストで「流しそうめん」を実演するそうです。

 なお、この挑戦の模様は、インターネットで生中継される予定です(放送予定は9月7日の午後12時30分~12時45分)。詳細は下記、Yahoo!ページをご参照ください。



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【003】ABC(アタック・ベース・キャンプ)はかなり遠いです。


 単独&無酸素登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセージが届きました。
 

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 ナマステ。

 昨日までケータイ電話でブログを更新していましたが、今は衛星電話でブログの更新をしています。

 口頭によるブログの更新をしているのは、おそらく日本ではいないでしょう。

 いま、標高5800mです。

 SpO2【※1】が70%まで下がり、いよいよ高度障害【※2】が本格的に現れるでしょう。

 ここは夏だというのにとっても寒い。

 マイナス1℃くらいです。

 のりピーはどうなっているのでしょうか?
 
 ナマステ。
 

【※1】担当注
 動脈血酸素飽和度のこと。数値は血液中のヘモグロビンが酸素をどれだけ取り込んでいるかを表している。酸素濃度が低い高所に滞在するときは、この数値が体調管理をするうえでひとつの目安となる。正常(基準)値は97~100%。

【※2】担当注
 高山病のこと。短時間で気圧や気温、酸素濃度が低い高所へ登ったときに起こる。栗城さんによれば、高山病の症状は激しい頭痛や息切れ、めまい、動悸、吐き気など。

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 栗城さんが携行している極地用パソコンに原因不明の不具合が発生しているため、昨日までは愛用の携帯電話(!)でメッセージや画像をエベレストから送受信していました。

 しかし、標高5800mの地点まで到達すると、さすがに携帯電話の電波状況が悪くなったり、軽い高山病状態の栗城さんには携帯電話の小さなボタンを押す作業が困難になります。

 そこで今回は「衛星電話」(南極と北極の一部を除いた地域で、海上・陸上・空中を問わず通信できる電話)による口頭でのメッセージ更新となりました。

 今後は、この衛星電話を極地用パソコンにつなぎ画像などのデータを送受信するとのこと。極地用パソコンの復活が待ち遠しいですね。


 なお、現在の栗城さんは、ベース・キャンプ(標高5300m)からさらに高所にあるアタック・ベース・キャンプ(ABC/標高6400m)を目指して登っています。

 ABCの場所などについては、次回お伝えする予定です。



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【002】ただいま登っています!
 
 単独&無酸素登頂でエベレストに挑戦中の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)からメッセー ジと画像が届きました。
 

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 ナマステ。

 「現代プレミアブログ」の読者のみなさん、はじめまして。
 登山家の栗城史多です。

 こちらは、現在ネパール時間の12時です。

 エベレストから続くモレーン【※1】を登っています。
 空気が薄いです。

モレーンを眺めながら休憩中。


【※1】担当注
 氷河によって運ばれた堆積物や、それによってつくられた堤防(土手)状の地形。堆石(たいせき)ともいう。
 

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 カトマンズ(ネパールの首都)を出発した栗城さんは、シガール(チベット自治区)を経由して現在はエベレスト登頂の玄関口ともいえる 「ベースキャンプ(BC)」に滞在しています。

 ちなみに、BCがある地点は標高5300m。この段階で国内最高峰の富士山(標高3776m)の頂上よりも高い所にいることになります。

 そのため、栗城さんは、大気中の酸素濃度が低い高所に身体を慣らしていく「高所順応」をしながらエベレスト登頂に向けて態勢を整えています。



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【001】目指すはエベレストのてっぺん!

 気温、氷点下マイナス30度。
 酸素濃度、地上の約30%。

 標高7500m以上は人間の生存が不可能な領域のため、
 「デス・ゾーン(死の地帯)」と呼ばれている──。

 北海道出身の栗城史多さん(くりき・のぶかず/27歳)は、そんな「デス・ゾーン」へ「単独&無酸素」登頂で挑戦するソロアルピニスト(単独登山家)。

 これまでに6大陸の最高峰【※1】と、8000m峰の3山【※2】に単独&無酸素での登頂に成功しており、今回は「日本人初」となる世界7大陸最高峰(セブンサミット)制覇を目指し、最後にして最大の難関である世界最高峰エベレスト(標高8848m)と対決する。

【※1】
1)マッキンリー
  北アメリカ最高峰(標高6194m)/2004年06月12日登頂
2)アコンカグア
  南アメリカ最高峰(標高6962m)/2005年01月09日登頂
3)エルブルース
  ヨーロッパ最高峰(標高5642m)/2005年05月30日登頂
4)キリマンジャロ
  アフリカ最高峰 (標高5895m)/2005年10月22日登頂
5)カルステンツ・ピラミッド
  オセアニア最高峰(標高4884m)/2006年10月29日登頂
6)ビンソンマシフ
  南極最高峰   (標高4897m)/2007年12月19日登頂

【※2】
1)チョ・オユー
  世界第6位高峰(標高8201m)/2007年05月08日登頂
2)マナスル
  世界第8位高峰(標高8163m)/2008年10月12日登頂
3)ダウラギリ
  世界第7位高峰(標高8167m)/2009年05月18日登頂


 08月16日に日本を出発した栗城史多さんは、現在、カトマンズ(ネパールの首都)に滞在しながらエベレスト登頂に向けて準備中です。

 本日開設した当コーナーでは、栗城史多さんのエベレスト登頂から無事に帰国するまでの約2カ月間を応援サポートします。

 ご本人からのメッセージはもちろん、当コーナーの取材担当が集めた秘蔵の栗城データなどを随時掲載していく予定です。お楽しみに!



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