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『功名が辻』第１８回「秀吉謀反」の裏で『ニッポン人が好きな１００人の偉人』というバラエティ番組が放映されました。ニッポン人が大好きなカウントダウン形式で、ニッポン人が好きな歴史上の偉人（物故者であるというのが条件）を紹介するというものだったので、典型的なニッポン人である私は、『功名が辻』そっちのけで見入ってしまいました。
輝くニッポン人の好きな偉人第１位に選ばれたのは織田信長でした。（ちなみに第２位は坂本竜馬、第３位はエジソン）
旧来の権威をぶっ壊し、ぐいぐいと改革を進める力強いリーダーというところがうけているんでしょうね。そういや、ライオンヘアの某首相もそんなイメージ作りで人気取りしてましたね・・・ま、それはさて置き、信長を紹介する再現ドラマで、信長を演じたのがハウンド・ドッグの大友康平。やっぱり、信長は舘ひろし様でなくっちゃ！と再確認できました。
そんなわけで、『功名が辻』はビデオに録って、一日遅れで先ほど見終わりました。「秀吉謀反」なんていう刺激的な題が付いていますが、勿論秀吉にそんな意思があるはずもなく、どうやって信長の勘気を解くかに秀吉主従は必死になってましたね。まさに伸るか反るかの大博打です。結果として、竹中半兵衛の読みが的中し、松永弾正久秀の謀反が起きました。時に天正５年８月。
信長が弾正謀反の知らせを受け、秀吉を呼ぼうとするや、すでに戦支度でその御前に飛び出た秀吉の口上がいかしてましたね。
「お館様、サル、またしても出過ぎましてござりまする。これより、天王寺砦に出陣いたしますることをお許し下さいませ。北国にお味方総出とあらば、必ず安土を狙う者ありと案じておりました。特に弾正めは、かつての主である三好家を滅ぼし、将軍義輝公を殺め、東大寺の大仏を焼き払ったるお館様のような極悪人でございますゆえ！」
まさに信長好み。この才覚の１０分の１でも、我らが一豊様にあればのう・・・いやいや、槍一筋の実直さが一豊殿の本分。（そんな男が、いち早く弾正謀反の知らせをもたらした事に、秀吉は疑念を持たないのでしょうか・・・疑問ですが、それは、こっち置いといて）そんな事は百も承知のはずの秀吉が、降伏説得の軍使に一豊を使いますかいな・・・そういや浅井長政の時も一豊が使われましたな・・・（副）主人公は辛いですな。
案の定、せっかくの説得工作も主人秀吉に評価されず、それどころか比叡山焼き討ちの二の舞を演じさせられ、すっかり意気消沈の一豊。
一方、秀吉は信長の信を得て、中国討伐の大任を任せられます。いよいよ、信長家中の軋みがギシギシを音を立て始めましたね。一豊の心にも、主人に対する疑念の種が・・・そこを狙い撃ちするように六平太の暗躍・・・面白くなってきました。