「坂本竜馬像」(原型制作・村田明玄)
一日遅れですが、昨日豊橋市美術博物館で開催されている(8月27日まで)『造形集団海洋堂の軌跡』展を見に行ってきましたので、その報告をします。
まず駐車場ですが、美術博物館横に有料駐車場がありますので、一瞬たりとも暑いのはいやだ!という方はご利用下さい。私は美術館裏手の無料駐車場を利用しました。こちらからでも歩いて3~5分ほどで美術博物館に着きます。私が入館したのが昼の12時15分過ぎでしたが、ロビーに人だかりが出来ており、何だろうと思って覗いてみたら、その中心に海洋堂社長宮脇修一氏がいました。携帯で写真でも、とも思ったのですが、あまりにミーハーなんで、ここはぐっと堪えて展示室に向かいました。
展示は3室に分かれていました。最初の部屋は食玩中心、第2展示室はガレキと海洋堂の歴史、最後の部屋は原型師別の仕事という形での展示でした。食玩はスペースの関係で主だったものしか展示してありません。2年前に名古屋JR高島屋で開催された「海洋堂大博覧会」の圧倒的物量に比較すると寂しい限りでしたが、それでも中央にでんと150cmサイズの「ああっ女神さまっ」像3種が置かれていたり、ダイノテイルズ7の展示があったりで、楽しめました。
続く第2展示室は入り口近くにプラモ箱の山(のオブジェ?)が展示してあり、海洋堂の創設期から現在に至る海洋堂の歴史を俯瞰できるようになっています。ここでは、それこそ初期のガレージキットを生で見ることが出来ます。たった25年ほど前のことなのに、ものすごい歴史を感じてしまう、これが海洋堂の凄さなんだと実感してしまいました。
そして第3展示室。ボーメ、松村しのぶ、山口勝久、谷明、榎木ともひで、大嶋優木、 竹谷隆之、香川雅彦、木下隆志、田熊勝夫、寺岡邦明、村田明玄各氏 の代表作が一覧できます。私的注目作は谷氏のモーターヘッド各種、それと松村氏の動物群でしょうか。図録で見たことしかなかった作品を目の当たりに出来る興奮。ケース越しとはいえ、わずか数十センチの至近から見ても粗を見つけることの出来ないプロの技の冴え・・・ いや~、いい仕事してますねぇ・・・と思いっきり平凡な感想と大きなため息しかでませんでした
昨日は始まって3日目の日曜日という事もあったのでしょう、結構な賑わいでした。それでも満員で移動もままならないというほどではなく、ゆっくり鑑賞できました。私のような中年オタクばかりでなく、子供からお年寄りの方まで、いろいろなタイプの方々が入場していたのが印象的でした。
「長浜黒壁文化考現学/琵琶湖ネイチャーミュージアム」 アマガエル
一巡して展示室から出たところに販売コーナーが設けてあります。ここでは海洋堂の食玩や、長浜にある「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 」限定フィギュアなど(海洋堂一押しのリボルテックもね)が購入できます。私は「坂本竜馬像」(原型制作・村田明玄)と、前々からほしかった「長浜黒壁文化考現学/琵琶湖ネイチャーミュージアム」5種を購入しました。長浜と言えば、「功名が辻」山内一豊が初めて城持ちになった土地。ということで、一豊・千代のミニフィギュアも売っていましたが、小さい割りに高かった(2体組で735円×3種、他にストラップ付きやキーチェーン付きもあり)ので、今回は諦めました。もう一回は訪れるつもりですので、その時は買いますよ!
美術博物館を出たのが午後1時20分過ぎでした。2時から豊橋公園横にある豊橋市役所で宮脇修一氏の講演会があるので、そちらに移動。講演会の様子は、明日報告します。