ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

アンディ・ウォーホル

2019-01-15 07:11:14 | 芸術


放送大学「西洋芸術の歴史と理論 第14回現代の芸術」観ました。授業なので受けました、というべきでしょうか。

私は絵画を好きなだけで特別に勉強したわけではないものですが、若い頃、存在する進行形のアーティストで最も有名だったのはアンディ・ウォーホルだったのではないでしょうか。
ですが、自分的には日本のTVコマーシャルにも出てるナウいアーティストさん、と認識していただけのようだった気がします。超有名な缶詰がいっぱい並んでる作品とかマリリン・モンローの顔だけが様々に彩飾されたのがやはりいっぱい並んでいる作品とか、今風であるなあと思うだけ、だった気がします。
 
放送大学で青山昌文氏の講義でアンディ・ウォーホルが取り上げられ、彼の説明を聞くことで初めて本当にウォーホルに興味を持ちました。
ウォーホルは先にも言ったように時代の寵児として持ち上げられ崇められている感があったことで逆に彼の作品を深く見せていなかったのかもしれません。
もちろん私に本質を観る目がなかっただけなのですが。

作品というのはそれが何であれ当時もてはやされることとその後長い時間に評価されていくことはどう結びつけられるのかはわからないものです。
時代によって感覚やモラルは変化していきます。その時に素晴らしいと思われたものが時間が経つと何故良しとされたのか理解できない、ということもあります。
また、まったく評価されなかった作者が死後認められ絶賛されることもあります。
この話はよく人々の話に取り上げられるものですね。
さらには当時も人気者でずっと賛辞され続ける作家もあります。
ウォーホルは1987年、58歳で亡くなったのでまだ30年と少ししか経ってはいないですが、それでも流行り廃りの早いアートの世界で今も有名であり続けているクリエイターであると感じますね。
自分的には今になってやっとすごい才能の人だったのだなと感じ入ってる次第な訳です。

キャンベルのスープ缶作品は今観ても新鮮でありますね。

ところでウィキを見たらウォーホルも20第は注文主の要望に応えイラストの修正に終われた、と書かれてます。今苦労しているイラストレイターさんたちと同じですね。お体大切に。

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