昨日友達のMさんから北海道産のトウモロコシを頂戴した。 で、早速に茹でて戴いた。
僕は北海道のトウモロコシには特別の想いがある。
まだ20代前半だった頃、お祭りの香具師と呼ばれる人たちの店が並ぶ通りに車を進入させ接触事故を起こした。
接触事故といっても僕にはそんな感触もなく、見せていただいた屋台の骨組みにも「何処が?」というものだった。
だが事は早かった。 初めは小母さん一人だったのが、見る見るうちに上半身刺青を曝したものなど、いかにもそれらしき人たちが4~5人集まってきた。
そのうち兄さんと呼ばれるこれまた本物らしき人が現れ示談交渉が始まった。
先方が言うには、この屋台を修理するには岐阜まで運んで直さなければならず、その間ひと月ほど掛かり、その間の営業を休まなくてはならから云々・・ とジワジワと攻め込んでくるのである。
僕はといえば、暫し家族に相談したくと言い電話のあるところまで行き、友人で警察官になってる○○君を呼び出したりして相談したが
彼曰く、祭り会場に進入したお前が悪く、ひたすらに謝ること。 俺の名前は出すなよ・・ と言って切った(苦笑。
それから後は一向に払いますと言わない僕に業を煮やしたのか、兄さんなる人が「三万円」でどうかと言った。
先ほどの友人から、先月には飛び跳ねて歩いてた少年が屋台の骨に頭が当たり、曲がったと因縁をつけられ50万円を支払わされた事件を聞いてたので、シメタと顔には出さず了解(苦笑。
電話で近くの知人にお金を借りて支払い、キッチリ領収書をとった(苦笑。
支払うと何時の間にか件の強面の人たちは何処かに消え、先の小母さんが一人。
やれやれ、営業ができなく売り上げが落ちちゃったよと言うので気の毒になり、残ったトウモロコシを全部売って下さいと申し出た。
小母さん喜び、「ハイ全部で一万八千円だよ、北海道生まれでとても美味しいんだから」