明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「地方分権に異議あり!」

2008-02-21 | 政治
>私は昔から地方分権そのものに反対である。
>最大の理由は、個人の責任によらない機会の不平等を
>押しつけるからである。

>また、特権的(自分が築いた地位ではないという意味で)な
>強者の論理に陥るからでもある。
http://ohtahajime.blog50.fc2.com/blog-entry-84.html

これまで、私も地方分権反対については散々書いてきたが
なかなか世の中に反対論が広がらないことに
歯がゆい思いをしてきた。

今日、たまたまあちこちを巡回していたら、
「地方分権に異議あり!」というコラムが見つかったので
嬉しくてリンクしてしまいました。

>自治体間でサービスを競い、住民はそれを選択して
>移動すればよいとか、財政力やサービスの格差は住民全体の
>責任であるといった、現実離れした発言をする人がいる。

>前者の発言は、自治体と会社とを同一視するとんでもない議論だ。
>会社でさえ簡単にかわれないのに、それぞれ仕事や学校がある家族が
>そう簡単に住むところを選べるはずがない。
>まして何代にもわたって田畑や地域を守り続けてきた人たちに、
>まともな生活がしたければ都会に移れと言えるのか。

>後者の住民責任論も、まったくの仮構の上に成り立っている。
>かりに住民一万人の自治体なら、住民個人は一万分の一しか
>発言力がないのに、どうして責任をとれというのか。
>夕張の財政破綻にしたって、住民にその責任を押しつけ、
>窮乏や不自由を強いるのはおかしい。

まさに、すべてその通りだろう。

何かマスコミは地方分権になるとバラ色の未来があるような
ことを言うが、結局、同じ自治体の人達と連帯責任を
取らされるだけで、イヤなら引っ越せなんて、
そんなバカなことがあっていいはずがない。

リンク先の文を書いたのは同志社大学の太田肇氏という方だ。

最近、結構本も出してるみたいだから、
そのまま、どんどん売れっ子になって欲しいね。
応援しています。

ちなみに、他のコラムにも結構面白いのがあるので、
ぜひ一度、行ってみてください。


太田肇 Critical Essays ”個の視点”
http://ohtahajime.blog50.fc2.com/