オルガノテクノ２００５

オルガノテクノ２００５＠東京ビッグサイトに行って来ました。
有機EL、有機半導体を中心に様々な材料、製品の展示があり面白かったです。
有機ELディスプレイの展示ではソニー、トヨタがとてもきれいな製品の展示をしていました。
個人的にはメルクのionic liquid、理研の酸化フラーレンが構造式もあり面白かったです。
残念ながら、製品としての出展が多く、直接自分の研究に活かせるものはありませんでした。
意外だったのは住商がカーボンナノチューブを扱っていたことで、思ったよりも安いのだなと感じました。
同時に開催していた国際会議では大日本印刷、ブリジストン、NHKなどディスプレイの基本的な仕組みは頭に入っていましたが、まさに最先端技術の結晶なのだなと興味深くきけました。
東大の加藤隆史先生の発表がすべてフォローできませんでしたが分子設計、各種の測定面白かったです。

で、ディスプレイとしての軽量化、性能向上を目指した講演を聞きましたが、現状の有機ELの寿命でのニーズを探していないのが不思議でした。大日本印刷さんがポスターなど宣伝媒体への利用をあげていましたが、ショービジネスなら、軽量で自己発光する素材の用途は短い寿命でもあると思うのですが。コストで問題があるのかもしれませんが、サーカス、遊園地の出し物など、軽量である利点をいかした商品開発、ニーズを掘り起こし、問題点、改善点を別な角度からできないかなと思いました。医学部の友人から、治療のためにナースの制服にディスプレイをつけるといった展開が考えられているという話も聞いたことがあります。
…光るバイブレータをみたことがあります。軽量化どうでしょうか？光る下着とか…アダルトへの応用が今思い付きました。最先端技術を用いた最低の応用かもしれませんが、ニーズはあると思います。キャンドルライクなムーディーなアイテム作成などELの特徴を使いつつ短い寿命でも構わない製品はないのでしょうか？