Multiple Deprotonations and Deaminations of Phenethylamines to Synthesize
Pyrroles
3分子のphenethylamineから触媒量のPdCl2, 酸化剤としてCu(OAc)2を用いることで、ピロール誘導体を得ている。アミンα位とベンジル位という一分子内の二種類のC-Hの活性化を同時に行っている点が新しいとのこと。
二種の異なるC-H活性化を目的に検討していたところ、ピロールが得られたとのこと。最終的な構造決定はX線結晶構造解析。
条件として、他の二価の遷移金属や酸化剤を試したみたいですが、PdCl2, Cu(OAc)2がベストらしいです。芳香環の立体は関係なく、電子リッチな方が収率が良い傾向とのこと。(31-71%yield) 温度を上げると電子求引基は向上、供与基は減少する傾向とのこと。
詳しい機構はわからない様子で、酸化されて生じたイミンが関与していると推定。
推定機構として、酸化してイミン、アミンが交換して3分子が縮合、それから酸化的にピロールを形成。もしくは2分子の縮合時点でエナミンが酸化されてカップリング。と都合はいいのですが、考えればいいのかなと思いました。
1)ArCH2CHOを2分子、一級アミンを混ぜたら進まないでしょうか?ピロール窒素上のdiverseは広がる気がします。
2)Arは必須なのでしょうか?Baranのエノールの酸化的カップリングのようなパスなら、ベンジル位の酸化でなくとも、エナミンを一電子酸化できれば十分な気がします。
機構の解明と、応用をやっていくとのことなので一般性が広がってくれると面白そうです。
Pyrroles
3分子のphenethylamineから触媒量のPdCl2, 酸化剤としてCu(OAc)2を用いることで、ピロール誘導体を得ている。アミンα位とベンジル位という一分子内の二種類のC-Hの活性化を同時に行っている点が新しいとのこと。
二種の異なるC-H活性化を目的に検討していたところ、ピロールが得られたとのこと。最終的な構造決定はX線結晶構造解析。
条件として、他の二価の遷移金属や酸化剤を試したみたいですが、PdCl2, Cu(OAc)2がベストらしいです。芳香環の立体は関係なく、電子リッチな方が収率が良い傾向とのこと。(31-71%yield) 温度を上げると電子求引基は向上、供与基は減少する傾向とのこと。
詳しい機構はわからない様子で、酸化されて生じたイミンが関与していると推定。
推定機構として、酸化してイミン、アミンが交換して3分子が縮合、それから酸化的にピロールを形成。もしくは2分子の縮合時点でエナミンが酸化されてカップリング。と都合はいいのですが、考えればいいのかなと思いました。
1)ArCH2CHOを2分子、一級アミンを混ぜたら進まないでしょうか?ピロール窒素上のdiverseは広がる気がします。
2)Arは必須なのでしょうか?Baranのエノールの酸化的カップリングのようなパスなら、ベンジル位の酸化でなくとも、エナミンを一電子酸化できれば十分な気がします。
機構の解明と、応用をやっていくとのことなので一般性が広がってくれると面白そうです。