Thiourea-Based Bifunctional Organocatalysis: Supramolecular Recognition for Living Polymerization
lactide(乳酸の環状二量体)のチオウレア-アミン触媒による重合。チオウレアがカルボニルの求電子性を、アミンがアルコールの求核性を水素結合により高め、分子量分布の少ないポリ乳酸(PLA)を与える。
WaymouthとHedrick、PLAの合成を研究しているようです。JACS, 2005, 127, 9079.
仕事として、PDI <1.1と分子量分布の狭いポリマーを与えている反応という点で面白いです。論文として、polymerができた、分子量測っておしまいではなく、反応機構を検証している点も面白いペーパーでした。チオウレア、アミン単独では重合は進行せず、また水素結合が必須であることを溶媒を変えて確かめています。その過程でチオウレア、アミンが同一分子内になくても反応が進行することを確かめています。
PLAは工業化されていたり、グリーンケミストリーで注目されていたりと、相当やりつくされている化学だと思っていましたが、そんなことはないのですね。
lactide(乳酸の環状二量体)のチオウレア-アミン触媒による重合。チオウレアがカルボニルの求電子性を、アミンがアルコールの求核性を水素結合により高め、分子量分布の少ないポリ乳酸(PLA)を与える。
WaymouthとHedrick、PLAの合成を研究しているようです。JACS, 2005, 127, 9079.
仕事として、PDI <1.1と分子量分布の狭いポリマーを与えている反応という点で面白いです。論文として、polymerができた、分子量測っておしまいではなく、反応機構を検証している点も面白いペーパーでした。チオウレア、アミン単独では重合は進行せず、また水素結合が必須であることを溶媒を変えて確かめています。その過程でチオウレア、アミンが同一分子内になくても反応が進行することを確かめています。
PLAは工業化されていたり、グリーンケミストリーで注目されていたりと、相当やりつくされている化学だと思っていましたが、そんなことはないのですね。