Synthesis of Aromatic Ketones by a Transition Metal-Catalyzed Tandem
Sequence
オルトアルキニルの芳香族プロパギルエステルから、Ag(I)or Au(I)触媒によりナフチルケトン骨格の調整。中間体としてenyne-alleneを経由。
Tosteのグループ。プロパギルエステルの金属触媒による転移を用いた、アレニル体の発生とアルキンの活性化による環化反応。
この反応を利用して、ビナフチル骨格・アントラセン骨格・インドールを構築しています。
官能基共存性に関してはシクロプロピルとアルキンだけを出しているのですが、スコープ&リミテーションはわかりづらいです。筆者らもAgとAuどちらが基質に適している系なのかはトライアル&エラーの様子。
反応機構は中間体と仮定しているenyne-alleneを単離して反応が進行することを確認。
ビナフチルは軸不斉のある前駆体に検討したところ、ラセミ体を与えたとのこと。Fuあたりがやってきそうな予感。
Ag触媒では、副生する酸のscavengerとしてMgOを使っています。Ag(I)と共存できるのですね。MSだと系内の水を食ってしまうのかな
置換アセンなどのpolyaromatic合成に使えるでしょうか。収率が50-60%と残りがどうなっているのかが気になります。
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オルトアルキニルの芳香族プロパギルエステルから、Ag(I)or Au(I)触媒によりナフチルケトン骨格の調整。中間体としてenyne-alleneを経由。
Tosteのグループ。プロパギルエステルの金属触媒による転移を用いた、アレニル体の発生とアルキンの活性化による環化反応。
この反応を利用して、ビナフチル骨格・アントラセン骨格・インドールを構築しています。
官能基共存性に関してはシクロプロピルとアルキンだけを出しているのですが、スコープ&リミテーションはわかりづらいです。筆者らもAgとAuどちらが基質に適している系なのかはトライアル&エラーの様子。
反応機構は中間体と仮定しているenyne-alleneを単離して反応が進行することを確認。
ビナフチルは軸不斉のある前駆体に検討したところ、ラセミ体を与えたとのこと。Fuあたりがやってきそうな予感。
Ag触媒では、副生する酸のscavengerとしてMgOを使っています。Ag(I)と共存できるのですね。MSだと系内の水を食ってしまうのかな
置換アセンなどのpolyaromatic合成に使えるでしょうか。収率が50-60%と残りがどうなっているのかが気になります。