有機化学にっき

気になった有機化学の論文や記事を紹介。

テフロン

2007-01-18 22:38:31 | 新着論文
テフロンの耐化学薬品性しか知りませんでしたが、

 テフロンの摩擦係数は非常に低く、氷以上であります。また、動摩擦係数よりも静摩擦係数の方が低く、高荷重、低速ではグラファイト、二硫化モリブデン等の他のいかなる固体潤滑剤よりも低い摩擦係数(0.04)を示します。
 グラスファイバー、固体潤滑剤、酸化物等の併用によって、耐摩耗性も良好となり、オイルレスピストンリングおよびドライベアリング等として優秀な成績をおさめています。

テフロンの低い摩擦係数は充填剤の使用によって更に一段と優れた機械的性質を示します。
 切削性はきわめて良好で、切削加工は容易であります。ただし、温度による膨脹、収縮は金属より遥かに大でありますから、加工の際の寸法公差は使用時の温度条件を基準に考えねばなりません。また、必要以上に小さな公差を附することは、使用時の温度の変化からも無意味であります。

 PTFEは一般の樹脂と同レベルの熱膨張係数を示しますが、23℃付近に特有の転移点が存在し、寸法変化が大きくなるので注意が必要です。


摩擦係数の低さがどのように使われているのか?免震構造の建物とか結構面白そう。

ウェブ人間論

2007-01-06 23:24:55 | 書籍
「ウェブ人間論」 梅田望夫 平野啓一郎 新潮新書

読み終わりました。「ウェブ進化論」に書いてあることと変わりないのですが
対談形式ということで、わかりやすい比喩や体験談として納得しやすかったです。

面白いというか、web2.0で言葉にできなかったことが言葉にされていました。
「ブログを書き始めたとき自分は一体何が好きなんだろう、何についてなら毎日かけるんだろう?(中略)それはおおげさな言い方をすれば、自分で自分を発見したということだったんですよ。(中略)好きなことを一生懸命やって、専門とか自分の好きなことの中に閉じこもっていると、オタク化していく。ネットはそういう傾向を増幅するから(後略)・・・」 
「情報の量がいずれ必ず質に転化する」
「ネットの世界に住んでいるという感覚」

色々と検索してみると
totalsynthetic
molecule of the day

英語ができると世界が広がるなぁと思いました。