General Synthesis of Thiophene and Selenophene-Based Heteroacenes
オルトブロモジアセチレンからヘテロアセンの合成。
diacetyleneのオルト位アニオンを発生させ、Ch(S or Se)を導入、5-endo-digで環化。生じたアニオンが再度Chをトラップ。酸化的に結合生成。Cu存在下脱カルコゲンにてヘテロアセンが得られる。
山口先生のグループ。最近この5-endo-digを利用してヘテロサイクルを合成していますが、今回は出発原料をジアセチレンにすることで、ワンポット短段階でヘテロアセンを合成しています。
予想されるように溶解性がかなり悪いようですが、一部のX線結晶構造解析を行っており、パッキング構造がペンタセンに近いとの事です。思ったよりもパイスタッキングの相互作用がなさそうなのが不思議でした。成形性などを考慮してかTMS置換誘導体も報告しています。
ジアセチレンでも6-exoなどが起きずに5でまいたのは距離的な問題なのでしょうか。本当に5-endo-digを上手くつかっているなと思いました。オルトメタル化を利用すると誘導化やバリエーションを増やせるかなぁと思います。
オルトブロモジアセチレンからヘテロアセンの合成。
diacetyleneのオルト位アニオンを発生させ、Ch(S or Se)を導入、5-endo-digで環化。生じたアニオンが再度Chをトラップ。酸化的に結合生成。Cu存在下脱カルコゲンにてヘテロアセンが得られる。
山口先生のグループ。最近この5-endo-digを利用してヘテロサイクルを合成していますが、今回は出発原料をジアセチレンにすることで、ワンポット短段階でヘテロアセンを合成しています。
予想されるように溶解性がかなり悪いようですが、一部のX線結晶構造解析を行っており、パッキング構造がペンタセンに近いとの事です。思ったよりもパイスタッキングの相互作用がなさそうなのが不思議でした。成形性などを考慮してかTMS置換誘導体も報告しています。
ジアセチレンでも6-exoなどが起きずに5でまいたのは距離的な問題なのでしょうか。本当に5-endo-digを上手くつかっているなと思いました。オルトメタル化を利用すると誘導化やバリエーションを増やせるかなぁと思います。