ふるぼう知生(ともお)の活動報告

わたくし、古坊知生(ふるぼうともお)の日々の活動を皆さまへお伝えするコーナーです

東京経営者振興会にて想う

2008年09月08日 | Weblog
 9月8日、本日は役所へ行き、相談を受けていることの対応。そして議会も間近なので、勉強と資料整理をしました。
 夜に毎年3回程度開かれている「東京経営者振興会」へ行きました。中小企業の社長さんは本当に大変です。「こんなに景気が苦しい状況なのに福田首相のように途中で放り投げだしたくても投げ出せないよ。社員がいるからね。」と、ある社長から言われました。政治のことで質問が集中した私はこう答えました。「自民党でも民主党でもいいですが、本当に国民の痛みが分かる方に、大衆迎合ではなく、マスコミを過度に意識するのではなく、本格的な堂々たる政治を行って欲しい。」と。
 政治と国民の想いに乖離が生じ、それが益々拡大しています。2世、3世だから政治家になれるというシステム自体を考えていく時期に来ていると思います。「三角大福中」と言われた自民党の黄金期、誰もが認めるリーダーが存在しました。そのリーダーを作るシステムが自民党にはあったのです。それが派閥でした。圧倒的な資金力と政策力、そして子分の面倒を見るいわゆる器の大きさ。それをつぶしたのが、政治資金法の改正であり、小選挙区制度の導入です。この二つの制度を導入することにより、日本の政治はますます劣化してしまいました。資金的にも絶対的なボスが生まれることがなくなり、選挙区で一人しか勝てない小選挙区制度では、自分の熱い想いや個性的な発言が消え、誰もがいいと思われることのみを主張するようになってしまいました。そして先般の郵政選挙の時のように、総裁や幹事長の言うことに主張が違うにもかかわらず何も意見を言えなくなってしまう。結果として選挙は楽勝な世襲議員や、小粒な議員ばかりが生まれるようになってしまったのです。この二つの制度に最初から最後まで反対の主張を貫いてきた議員が私の恩師である小林興起先生です。この法律を通せば将来日本の政治は劣化してしまうと熱く語っていた当時のことを私は忘れられません。派閥がいいとは申しません。しかし悪いところが出たらそれを全部壊すという方法では、それまでの伝統なりよい面までも失ってしまうということを私は言いたいのです。結局昔と比べて見ると自民党の総裁候補のレベルダウンたるや一目瞭然です。先見の明があり、本当に日本という国に熱い想いをいただいている、小林先生はまだまだ日本にとって必要な人材だと思います。総裁選に立候補を表明している方が相手ですから、大変な戦いですけど、国のためにという信念を持って私も頑張りたいと今日の皆さんのお話を聞いて感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする