山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

教育行政の些末な問題

2012-05-22 14:11:36 | 山里の
先月行われた中学校のPTA総会に嫁に代わって

初めて出席した際に、配られた資料を見ていると

教材費の中に"SPF材購入"があり、林業人として反応してしまいました。

総会の終盤で「他に何かありますか?」の問いに

思わず手をあげ、「山に囲まれていて、木材生産が行われている所でわざわざ外国の木を買わないでくれる?」と発言。

学校側の返答は

「不勉強ですいません、地元材は何処で買えば良いのでしょうか?」

とのこと、ちょっと不便な山里なので、住んで交わる教員は居りません。

町内事情をご存知無い様なので「それぐらい差し上げますよ」と

墓穴を掘りつつ口走ってしまいました。

後日、「あの件は~」と学校から電話があり

担当の技術教員と材の寸法・必要量等について話しましたが

その際に、「スギは使った事が無いので」と言う衝撃的な言葉を聞きました。

教員養成機関に問題があるようです。

因みに、材は我が社在庫の厚板(乾燥済み)を製材所で挽き割り(無料で)

地元の大工さんにプレーナーを通して上で納品(無料で)してもらいました。

ご協力ありがとうございました。