山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

6月は良い天気

2013-05-30 17:59:27 | インポート
昨日今日とはっきりしない天気の山里です。
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晴天が続いていたので
土埃を被っていた新緑が、雨で洗われて
鮮やかさを増しています。

昨日、関東甲信越まで梅雨入りしましたが
東北は未だのようです。

6月=梅雨というイメージがありますが
そもそも、東北地方の6月は50%以上の晴天率であることが多く
関東で梅雨明け! 夏本番! と言っている7月頃に
ジメジメ シトシトが到来するのです。

しかしながら、気象庁は6月に入って2~3日雨が続くと
梅雨入り宣言をしてしまうので、その後に晴天が続くと
「今年は空梅雨?」なんて事を毎年繰り返している様な気がします。


ところでこのブログですが、お陰様を持ちまして
一昨日3万アクセスを突破いたしました。(2年5ヶ月)

当然のことながら、お馴染みさんが多い様で
更新をサボると途端にアクセス数が減少してしまいますので
広宣の為に、FBやツィッターのアカウントお持ちの皆様
ページ内の「いいね」や「Tweet}ボタンを押して頂けると
皆様のタイムライン等に反映されますので
ありがたいのだけどなぁと、厚かましく思っております。

これからも宜しくお願い致します。








引っ越しました。

2013-05-27 14:50:21 | インポート
って、現場ですけどね

4月から掛かっていた、ダークなパーワースポット
七ヶ宿町字横目山の皆伐(立木買い取り)が
ようやく終わったので、第二山林へ引っ越しです。
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DPSでの作業は、GWを挟んだので約35日間で。
その間チェーンソー故障2回、重機故障4回
ぶつけたナンダの破損では無く
ほぼ経年劣化によるものですが
メインマシンのプロセッサーは未だ入院中です。

とは言え、道路&電線がすぐ脇を通る
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こんな所ですので「でっ電線切りましたぁぁ」
などの連絡が入らなかったので、良かったです。

後はイタミ易いアカマツが青くなったり
粉をふいたりする前に、売り切る為に
鋭意努力いたします。
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誰も居ない現場には
縁起が悪いとされるガザキ(タニウツギ)が
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派手に咲いておりました。








愛犬家には不快なことですが

2013-05-24 13:42:44 | インポート
植物の名前で、「イヌ」が頭に付く場合
「本来の種に比べて劣っている」とか
「人間の役には立たない」ことを表すことが殆どです。
(イヌブナ・イヌガヤ・イヌガシ・イヌザンショウ等)
"否"からきたという説もありますが

山里の春を彩る
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レンゲツツジもイヌツツジと呼ばれておりますが

良くあるヤマツツジと比べて
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どのあたりが劣っているのかと
思っておりました。

花はオレンジ色でキレイで
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以前の仕事でチョクチョク行った
長野県の車山高原(←click!)辺りの群生地は見事なものです。
(多分今も)

で、長年不思議に思っていたものの
この季節を過ぎると忘却の彼方に行ってしまう
期間限定の疑問だったので
中々調べることも無かったのですが
ようやく終止符を打つことが出来ました。

イヌツツジは毒性があり食べることが出来ない
=飯無というような意味だそうです。

ヤマツツジの花は甘酸っぱくて
食べられますが(←click!)

イヌツツジ(レンゲツツジ)を食べると
大変なことになる様ですので
植物名的イヌにもバッチリ当てはまりますね。










このサクラは、何サクラ?

2013-05-23 17:28:00 | 山里の
茂庭道山林の林道端に目を引く花木が
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サクラなんでしょうが
見慣れたオオヤマザクラやカスミザクラ
とは樹形や花の付き方が異なります。

葉はこんな感じ
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事務所に帰って調べたところ
オクチョウジザクラのようですが
我が町には近似種の"オオミネザクラ"
も確認(保全も)されているので
どちらかなんでしょうけど…

サクラの見分けは難しく、専門家の世界なので
日頃「木にならない樹はよく解らん」
と公言している林業屋には分類不可能です。

判る方、居ますか?







茂庭道ヒルズ で ワラビ採り

2013-05-23 13:30:47 | お仕事
キノコ・山菜係長より
「ワラビ採り付き合って」との指令(?)があったので
一昨年購入した第二山林(茂庭道山林)へ行ってきました。
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この山は、昔から町内有数の
ワラビの採取地だったそうなのですが

造林木がおがり(成長し)照度が低下したため
以前ほどでは無くなったと
周辺の方々から聞いていました。

また、ワラビは栽培物も数多く出回っており
直売所に出しても、売れ残る事があり
昨年までは、注文+α程度の採取しかしておらず
第一山林(大深沢山林)で採れる物で間に合っていたので
昨年は、山菜取りの場として見ることは無かったのですが

今年から、行きつけのお蕎麦屋さん"芭蕉庵"にて
T1(漬物)GP東北ブロック 法人の部優勝作
わらびときゅうりのしその実入り醤油漬」を商品化するから
ワラビを納めてくれとの依頼があり
本気でワラビ採りをすることになったので
売り上げの拡大! の為に 
採取地の拡大! をすることにしました。

とは言え、東京ドーム75個分の山林ですし
山菜の植生分布について把握していないことから
その辺りを山菜採りトリツケ(決まって行く場所)にしている
森林組合のソーム課長に採れる場所を聞いたところ
「森林総研との分収林辺りがおススメっす」
ということだったので行ってみました。

森林総研エリアは2年前に作業道の開設と
改植(アカマツからスギ)がされた場所なので

素晴らしい道路!! が整備され
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北東に峠田岳(1066m)
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彼方に蔵王連峰・刈田岳を眺められる抜群の眺望で
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元々、傾斜の緩い山林ですので、まるで森林公園か 
~ヒルズと言う名前の別荘地の様な状態でした。

肝心のワラビは、少々期待外れでしたが
来年、再来年になると飛躍的に収量増が
見込める事を確認しました。