山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

こだわってはいませんが、天然です。

2013-04-30 13:00:21 | インポート
我が社が直売所などに出荷するコゴミは
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とても太くて立派なので
山菜の玄人を装う観光客には
「栽培品だべ」と訳知り顔で言われますが

こんな感じに勝手に生え
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このように採って来る
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天然物です。

そんな訳で
口の悪い地元の方には
「タダの物で商売して(笑)」と言われますが
採りに行くのが手間なのですよ、ナメザワさん。





大黒柱ツアーの父来る

2013-04-29 20:53:14 | お仕事
赤十字の父と言えば、アンリー・デュナンですが
古河林業の大黒柱ツアーの父は
武蔵小杉営業所のササキ所長です。

佐々木所長は私の学生時代の同級生で
「住宅部で山を活かしてくれないか」との
私のテキトーな物言いをシッカリ受け止め
住宅事業部内で大黒柱ツアーの提案をしてくれた
本事業の父なのです。

今日のツアーは、そのササキ所長と
熱血設計士のハラ君の随行です。

ササキ所長には私が名付けた
"収穫の鬼"という別名がありますので以下"鬼"とします。

今日は予報通り良く晴れ
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白石蔵王駅からもこの通り
蔵王の山並みもスッキリ

鬼はにこやかに現れました。
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ご挨拶もそこそこ
GWで交通量がいつもの10割増の
R113を急いだものの
この時期のクルマは、景色や山菜目当ての
キョロキョロ運転が多く、車速は制限速度に達しません。

山行き前の腹ごしらえをする
芭蕉庵に12時前に着いたものの
既に順番待ちの様相です。
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とはいえ蕎麦屋だけに回転は速く
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ちょっとした植物観察をしている間に順番となり
頂きました。今週5回目
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昼食後は昨日同様、水芭蕉
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随行者の大事な業務カメラマンに励む鬼です。
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その後、滑津大滝を回り山へ
当社山林の入口は施錠をしたゲートがあり
そこを通過する際、私は乗ったり降りたりで忙しいのですが
そこは、気配りの所長さん
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鍵を開け閉めしてくれるので楽々です。

伐前の記念写真もパチリ
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今日もスカッと倒しました。(本当に)

そして、鬼が本領を発揮する時間がやってきました。

お客様の分や部下達に振る舞う
フキノトウの茎立ちとコゴミ収穫にいそしみ
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同行のハラ君にも、収穫の悦びを教えておりました。

その後は
七ヶ宿ダム公園で満開の桜を愛で
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水辺の定番
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水切りにはしゃぎ(俺達の朝世代)

小原温泉いずみやで汗を流し
行楽日和の一日を満喫し、帰って行きました。

来月は鬼の部下達が次々とやって来るようです。






















王様来る

2013-04-28 21:17:29 | お仕事
昨年の11月以来、諸事におわれて
大黒柱ツアーに来ることがままならなかった
大黒柱キングことスター課長が現れました。

GW初日の昨日は寒気の影響で
強風&冷たい雨、昨日時点での予報では
4/28は晴れとなっておりましたが

寒気=冬型=日本海側の天気となる山里の今朝は
雨が残り、冷たい風が吹きすさむ悪天でした。

しかしながら、30回を越える来山で
降られたことがないキングの到着予定時間には
雨は止むだろうと思っておりました

案の定、七ヶ宿に着いた途端に雲は割れ
風は冷たいものの良い天気となりました。

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お蕎麦やさんが混んでいることを危惧しながらも
桜が盛りを迎えているダム公園に寄り

キングお気に入りの
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マルイチ蕎麦へ
12時をまわっていたので既に満席
15分ぐらい待って、5ヶ月振りに頂きました。
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マルイチ蕎麦は12月~GW前まで休業するので
それに合わせて、大黒柱ツアーを休んでいたのかも?
という疑念が生じます。

食後は水芭蕉を愛で
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滝に癒され
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(常にお客様の先回りで撮影しまくるキング)

肝心な山行は画像無しですが
サクッと倒して
長老湖(不忘山もキレイ)
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仕上げはとーがった温泉につかり
寛ぎすぎで予定時間20分オーバーし
新幹線の発車時刻にドキドキしながら

何時も通りに良く動き、賑やかに一日を終えたのでした。
やはり敏腕営業マンの気配りは違いますね色々と


更に、本日七ヶ宿にお越しの皆さん
晴天になったのは、弊社の大黒柱キングこと
スター課長によるものであることを
ご承知置き下さい。








今年はお前が頼りだ!!

2013-04-25 17:19:49 | お仕事
半年前に「役立たず」と形容した
サワグルミを頼ることとなりました。
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何に用いるかと言うと、ナメコの原木です。

七ヶ宿林業所では40年来
連年榾木(植菌済みの木)の生産をしてきていますが
昨年は福島原発事故の影響を懸念し
植菌をしなかった為、最も収量が期待できる
植菌2年経過の榾木が無く
今年秋の収穫量減少が予想されます

現在植菌作業中の秋田で採材してもらった原木は
ミズナラ主体で、木が硬質であるため
菌まわりに時間がかかり
ナメコの収穫まで二夏を経なければなりません。

そこで、サワグルミの出番です。
軽軟で腐り易い材質は=菌まわりが早いので
植菌初年度から収穫が可能です。
(但し、2年目以降は木が無くなります)

幸い、役立たずであったことから
生えてきても見向きもされず
あちらこちらの沢辺に立派な姿で立っており
期待樹種の邪魔をしている物も多々ありますので
使ってみようと思います。

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(畦畔地で純林を作りつつあるサワグルミ)

サワグルミよ、私が浅はかでした。