![001 001](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/21/470f079eef6290d253957a3d1ab221f5.jpg)
これを見ると、小学校入学の頃に読まされた
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を思い出します。蛍と共に咲くんですね。
で、表題の件ですが黒い森と言えば、ドイツのシュヴァルツヴァルトですが
その森の主たる構成樹種がドイツトウヒです。
![002 002](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/43/608b180f62d8852b495c16819bc70806.jpg)
我が社の山に、造林地境を表示する為に植えられています。
この樹は、ヨーロッパの主要造林樹種の一つで
我が国にも大量の製材製品が輸入され
ホワイトウッドと称して、ハウスメーカーや工務店で
使われており、スギやヒノキの敵とも言える存在です。
我が社に、この樹が持ち込まれた経緯については
当時を知る人が居ないので推測ですが
日本の林学はドイツ林学をお手本としていたこと
(今現在のドイツ林業礼賛とは違います。)
母体である古河鉱業がドイツとの繋がりが深かったこと
等によるものに加え、寒冷に耐え適応性が高く
成長も早いことなどによるものと思っています。
今日は、ちょっと前に伐倒した80年生のドイツトウヒを
ホワイトウッドにすべく、山に行ってきました。
![010 010](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/60/bed8b8121a20b0decd2984876af539a3.jpg)
スギなら、もう少し葉枯らしをしてから
造集材としたいところですが、この白い木は
たちまち腐り始めるので、物になるうちに
回収しなければならず、おまけに
丸太で販売する先が中々無いので
(腐れるので塔婆とかの需要しか無い)
自家用(梱包等)に製材し、屋内で保管しなければなりません。
立ってる姿は立派なのですが
浅根性で風害に弱く、春先の突風でも
折損・倒伏が見られました。
この、ありがたくない木によってスギ、ヒノキが
土俵際に追いやられている現状に
立っている木に対して、やや厳しい視線を向けつつ
![005 005](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/df/5a4391d637a462f34da9f577532b1205.jpg)
生態系の一助(リス等の餌)になっていることで
「存在を認めてやろう」と思うのでした。